GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
ステレオレコードプレーヤー [PS-HX500]
事業主体名
ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社
分類
音響・映像機器
受賞企業
ソニー株式会社 (東京都)
ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社 (東京都)
受賞番号
16G050291
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

アナログレコードならではの上質な音楽体験と、DSDハイレゾデジタル録音に対応した先進性を併せ持つレコードプレーヤーです。 レコードならではの音を原音に限りなく忠実に再生するため、音響設計的に優れたシェル一体型軽量ストレートアームや高音質ラバーマット、高密度MDFキャビネット、偏心インシュレーターを採用。レコード特有の滑らかな音質を記録できるDSDハイレゾ方式のPC録音に対応し、保存データをポータブルプレーヤー等で持ち出して楽しむことも可能。アナログとデジタル、二つの体験を融合させると共に、レコードの様に時を経ても色褪せないタイムレスな佇まいをジオメトリックな造形でシンプルに表現しました。

プロデューサー

ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社

ディレクター

ソニー株式会社 クリエイティブセンター 詫摩智朗

デザイナー

ソニー株式会社 クリエイティブセンター 八木橋達也

詳細情報

http://www.sony.jp/audio/products/PS-HX500/

発売
2016年4月
価格

61,000円(税別)

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

430 x 104 x 366 mm, 5.4kg

受賞対象の詳細

背景

昨今レコードの価値が見直され、若年層を含め多くの人々がレコードを購入するなど世界中で市場が拡大しています。一方、ハイレゾ機器・音源が普及し高音質な音楽鑑賞を気軽に楽しめる環境が整ってきました。そこでレコードのポテンシャルを余すことなく引き出し、かつ原音に忠実なDSDハイレゾ録音に対応したプレーヤーを開発することで、アナログ本来の価値や魅力と共にハイレゾを通した新たな音楽体験を届けたいと考えました。

デザインコンセプト

レコードのアナログ体験とDSD録音のデジタル体験を融合し、高音質とタイムレスな価値をシンプルに表現

企画・開発の意義

CDを超える豊富な情報量を備えたアナログレコードならではの上質な音楽体験を、デジタルな鑑賞方法によって多くの人が享受できます。音源をデータ化すれば、ポータブルプレーヤーに取り込んで好きな場所で本格的なレコードの音を楽しめるほか、眠っていたレコード資産も活用しやすくなります。レコードにのみ残る貴重な音源も後世に残しやすく、レコードの体験や価値をより普遍的でタイムレスなものにします。

創意工夫

高音質の実現と流行に左右されないシンプルな佇まいを両立するため、全体はジオメトリー(幾何学)を基調とした造形で構成。正確な音の読み取りを可能にするストレートアームの先端には、不要な振動を抑える円形のシェルを象徴的に設置。さらに音響的に優れた円筒形状のアームポストや円形のダイヤル周りなど、ミニマルな直線と円でまとめました。また、木や金属、ゴム、樹脂など異なる素材でできた各パーツを黒のテクスチャーで統一し、シンプルな表現を追求。加えて、厚みのあるキャビネットの高密度感を表現したプロット塗装や、精緻に刻み込まれた目盛りの表記により、力強く高精細な音質を外観からも感じられるように工夫。またプロット塗装の質感や重厚な世界観は録音編集用のPCアプリのデザインにも徹底。アナログレコードならではの高音質な体験や普遍的な価値と、デジタル録音に対応した先進性を共存させたタイムレスなデザインを目指しました。

デザイナーの想い

レコードプレーヤーは楽器のようなものです。再生時はプレーヤー全体が振動し、素材や形状が音質に大きな影響を与えます。音響設計者と一丸となり楽器をチューニングするように追求した、アナログレコードならではの音質をまずは存分に楽しんでいただければと思います。また、レコードの音を忠実にデータ化できるので、ポータブルプレーヤーで好きな場所に持ち出して楽しむなど、新たな音楽体験への入り口、一助になれば幸いです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

量販店、ソニーストアなど
ソニーストア 商品情報ページ
スペシャルコンテンツ「アーティストが語るアナログレコードに寄せる想い」坂本龍一
スペシャルコンテンツ「これが世界先鋭、ピーター・バラカンが語る アナログレコード最新事情」

審査委員の評価

再び人気を集めるアナログレコードの魅力の本質を最大限に引き出し、もはや手放せないデジタルの魅力と美しく融合した。原音を忠実に再現し、DSDハイレゾ方式の高音質でデジタル機器に取り込む実用性も備えながら、造形の美しさを愛で回転する盤面に針を落とす瞬間の高揚感もうまく形にしており、家電製品における便利さと楽しさのバランスをもう一度考え直すきっかけを与えてくれる。

担当審査委員| 林 信行   緒方 壽人   岡本 誠   宮崎 光弘   Do-sung Chung  

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