GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2016

GOOD DESIGN|グッドデザイン特別賞[ものづくり]

受賞対象名
野球、ソフトボール用ミット [パーフェクトプロテクション]
事業主体名
美津和タイガー株式会社
分類
スポーツ・アウトドア/レジャー・ホビー・園芸用品
受賞企業
美津和タイガー株式会社 (大阪府)
受賞番号
16G020092
受賞概要
2016年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

長年、キャッチャーミットはグラブ同様、親指を革で引っ掛けて使う「指掛け式」であったが、捕球時の衝撃で親指の怪我が絶えなかった。このパーフェクトプロテクションは世界で初めて「袋状になったホールに親指を通す」ことで、親指の位置が芯材上からずれることなく、突き指のリスクが軽減され、安全性が期待できるミットである。さらに、手口の調節ベルトで親指MP関節を押さえることで親指根本は固定されるが、指先には遊びができ、従来の指掛け式よりフィット感や力の伝わりが向上する。また、中指と薬指の間を部分的に縫い込み、小指部に切れ込みを入れることで、捕球動作がスムーズに行え、無駄な力を必要としないミットである。

プロデューサー

美津和タイガー株式会社

ディレクター

美津和タイガー株式会社

デザイナー

ブランコグラフィックス 久米良親

発売予定
2017年3月
価格

15,000 ~ 60,000円 (予定価格)

販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

少年軟式用、少年硬式用、一般軟式用、一般硬式用、ゴムソフトボール用、革ソフトボール用、牛革製

受賞対象の詳細

背景

捕手がボールをキャッチする際、思った軌道より少しでもずれが生じた場合、親指の突き指をすることが非常に多い。このケガにより選手生命を絶つ選手も少なくない。これを解決する為にサポーターを用いることがあるが、ミットを装着する際には邪魔になり、手の感覚に狂いが生じる。そこで、手の感覚が損なわれず、ミットをはめるだけで突き指防止ができるような機能を兼ね備えたデザインの開発を行った。

デザインコンセプト

球一つ分、ぎりぎりのプレーが思い切りでき、かつ安全性を備えたデザインであること

企画・開発の意義

キャッチャーがストライクゾーンぎりぎりの低めの投球を、ミットを動かさずに捕球しようとすると、どうしても突き指するリスクが大きくなる。それを恐れながら捕球動作をすると、ミットが上下に動き、判定にかかわってくる。このミットは、投手が投げた渾身の1球を恐れることなく思い切り捕球できる価値が生み出される。

創意工夫

親指を芯材上からずらさないように、親指部の形状を指掛け式から袋状にした。ハミダシを1本でなく2本にすることで、ユーザーが直感的に「守られている」と安心感を得られるようした。その間には樹脂が内蔵され、衝撃に強くヘタリにくい。さらに、手口の調節ベルトで、親指のMP関節の動きを抑制。指先は遊びができ、サポーターをつけているかのようなはめ心地が実現。 また、中指と薬指の間を部分的に縫い込み、小指部をスリット形状にすることで手の湾曲、一体感が高まり、捕球時のミットの動きと手の動きのズレがなくなり、無駄な力を必要としなくなった。

デザイナーの想い

このミットは親指の怪我防止、捕球力の向上など従来のミットより思い切ったプレーをするためにデザインした。安心安全を追及し、ボール1個分のプレーを迷いなくできることで、野球が楽しいと感じるきっかけに出来ればと思う。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

美津和タイガー 直営オンラインショップ

審査委員の評価

捕手は突き指が多い。投手の投げる速球や変化球を何百と受けながらも、一方で審判の判定を有利にすべく、捕球時にミットを大きく動かすことがはばかられるためである。野球のキャッチャーミットは、機能性から形づくられている道具の1つであるが、プレーヤーの感じていたリスクを、ミットの構造的な部分から改変して解決しているところに審査員の高い評価が集まった。多くの女子選手、ブルペンキャッチャーにも使われている。

担当審査委員| 濱田 芳治   佐々木 千穂   手槌 りか   松山 剛己  

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