GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
UR賃貸住宅 [暮粋(くら・しっく)]
事業主体名
独立行政法人都市再生機構 西日本支社
分類
住宅・住空間
受賞企業
独立行政法人都市再生機構 西日本支社 (大阪府)
受賞番号
15G090829
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

昭和30年から建設されてきた公団団地。ゆとりある敷地に成長した木々、時とともに豊かな環境が育まれていく中で、住宅に関しては変化する時代に取り残されている印象がありました。そこでURが現在進めているのが団地・住宅のリノベーションであり、そのひとつが「暮粋」です。この「暮粋」は、ただ団地を現代風に刷新するのではなく、歴史ある団地に受け継がれてきた住まい・暮らしのカタチを活かすことをコンセプトに、必要最小限のリノベーションを行う、エコの視点を取り入れたプロジェクト。古きよき佇まいを残しながら、現代のライフスタイル、これからの環境問題にもフィットする、新たなリノベーションのあり方を提案しています。

プロデューサー

独立行政法人都市再生機構 西日本支社 支社長 西村 志郎

ディレクター

独立行政法人都市再生機構 西日本支社 住宅経営部(土井 睦浩)、技術監理部

デザイナー

独立行政法人都市再生機構 西日本支社 ストック事業推進部(餅 修司)

詳細情報

http://www.ur-net.go.jp/kansai/Kura-Chic/

発売
2012年4月20日
価格

27,400 ~ 70,800円

販売地域

日本国内向け

設置場所

大阪府、京都府、福岡県

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

最少のリノベーションによる「懐かしいけど新しい」、機能性と温もりが共存する住宅。

背景

大部分を改装して新しい住宅へと生まれ変わらせるリノベーションが注目される中で、団地に相応しいリノベーションとは何かを考えました。団地はただ古い訳ではありません。多くの暮らしを育んできた歴史があり、そこには懐かしさや温もりが息づいています。この団地ならではの魅力を活かすこと。それと同時に、限りある資源にも配慮すること。この2つの課題の解決策として「最少のリノベーション」という発想に辿り着きました。

デザイナーの想い

今一度、時を経た団地を見つめなおすと建物の配置計画も含め、建設された時代の英知が集約されているのが分かります。しかし一般には築年数が経ったことで「古くさい」や「不便」などのイメージが連想されるのも事実です。このマイナスと思われがちなイメージをリノベーションによって、プラスへと変えるために。団地に残されたものを改めて磨き上げることで「懐かしいけど新しい」、現代でも輝く魅力になると考えています。

企画・開発の意義

デザインコンセプトである「懐かしいけど新しい」という感覚は老若男女を問わず、すべての人の心に響く、普遍的な魅力ではないでしょうか。懐かしい感覚は心を豊かに、新しい機能は日常を豊かにしてくれます。この2つの価値を備えた住宅をつくることで、本当の豊かさのある生活が提供できると考えています。

創意工夫

古さを活かしつつ、今のライフスタイルにあったリノベーションを行う。必要最小限のリノベーションで時代に合った住まい、新しい価値を持つ住まいを実現するため、素材ひとつひとつの色味や質感などのディテールにこだわりながら、洗濯機置き場など水廻り空間をリデザインしました。また間取りを変更せず、元の住宅の素材の良さを活かすことで、新たに使用する建築資材を少なく、廃材も軽減できます。その上、工事による騒音・振動も減少し、周囲への心理的な負荷を抑えることができます。さらに「暮粋」では下層階(1・2階)を幅広い年齢層に親近感を感じてもらえる配色・デザインの「小豆」、上層階(3〜5階)を若年層に向けたスタイリッシュな配色・デザインの「藍白」と、ターゲット層に合わせて分けた色彩計画・コーディネートに。多世代の方が暮らし、豊かなコミュニティが育める、これからの団地・住宅のカタチを追求しています。

仕様

27.28㎡(観月橋1DK)〜56.65㎡(金剛2LDK)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

・各団地の販売窓口 ・香里団地E地区(藍白 モデルルーム)千里青山台団地(小豆 モデルルーム)
UR賃貸住宅 関西エリア
UR賃貸住宅九州エリア

審査委員の評価

全国に70万戸以上存在するURの団地の再生は社会的にも大きなテーマであるが、住戸リノベーションでは、家賃をある程度の上昇範囲にとどめるデザインが求められる。この案は、リノベーション範囲を小さくとどめつつ、もとの公団住宅が持っていた独特の質感を継承するデザインになっている点が良い。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   中村 拓志   松村 秀一  

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