GOOD DESIGN AWARD

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2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
太陽電池アレイ用架台 [傾斜地対応を可能にした鋼製太陽光架台NEH-TM3]
事業主体名
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社
分類
業務用公共機器・設備
受賞企業
ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 (長野県)
受賞番号
15G070679
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

バブルの様相を呈したメガソーラーは既に設置が容易な平面には設置されつくした。しかし本来空間利用が必要な土砂採取跡地や倒産ゴルフ場や最終処分場は3次元傾斜の為に設置費用や発電効率の悪さで敬遠される。NEH-TM3は人間の都合で開発されその後放置される敷地を発電施設として利用する為の3次元傾斜対応可能な太陽光発電装置架台である。将来の撤去の容易さや撤去後のリサイクルを考え杭方式を採用し素材は鋼製にした。鋼板による3次元形状は少ない部材で東西、南北、上下、杭の回転全てに対応出来る。また部品点数の削減と角根ボルトの採用で数万回に及ぶ繰り返し作業を強いられる太陽光発電架台の労働環境の改善にも貢献する。

プロデューサー

ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 製品企画室長 中野哲平

ディレクター

ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 技術本部 商品技術部 技術開発二課長 竹山正樹

デザイナー

福美建設株式会社 建設事業本部長 多田豊+有限会社松下住建設計 松下康士+ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 営業本部営業三部営業一課 矢澤瞬/技術本部商品技術部技術開発二課 林正人

詳細情報

http://www.nextenergy.jp

発売予定
2016年2月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

三次元勾配対応機能と省施工により、放置され続ける未利用空間を有効活用する為の太陽光発電架台。

背景

メガソーラーは再生可能エネルギー活用と共に金融商品でも有る。大きな利回りを生む為には安い土地に安いシステムを安い労力で作る必要がある。バブルの様相で多くの参入者がそれを実現出来る土地を利用しつくし、さらに本来残すべき自然を破壊までしている。一方人間の都合で自然を破壊し造成しながら未活用な土地は多い。それらの土地でも投資資金回収が出来、再生可能エネルギーを生み出せる架台の開発が必要であると考えた。

デザイナーの想い

太陽光発電は近年稀に見る有利な金融商品として本来の再生可能エネルギーの推進と云う使命を超え異なる欲の為に増加し続ける。その欲は不必要な自然破壊を生み出し、粗雑な施工は周辺に住む人々に様々な危険を与える。人の介在が少なくて済む太陽光発電装置こそ山間部奥深くの人々の欲の跡地で活躍する価値が有る。このエネルギーの将来の為に投資回収効果と云うクールな割り切りの中で理想を実現する夢をこの架台に組込んだ。

企画・開発の意義

最終処分場跡地や公共事業の為に土砂採取した跡地、バブル期に開発されその後ゴルフ人口の減少で倒産した山間部のゴルフ場跡地など人間の都合で自然を切り開きその後放置される、現在環境にも人間にも役に立っていない土地を再生可能エネルギーを生み出す場として生まれ変わらせる事が出来る架台である。省部材で施工効率化を考えた納まりは施工の短工期化を実現し、山間部での過酷な労働環境を低減する事を可能にした。

創意工夫

自在な角度で杭打ちが出来る独自のパイラーで日当たり平均80本の杭の打設を可能にした。コンクリート基礎に比べ撤去やリサイクル性に優れる。土地の特性によりコンクリートキャストイン等の選択も可能である。システム全体も単一素材化を図り将来のリサイクル性を高めている。一般に太陽光架台はアルミ製で有るが押出し成型を基本とするアルミ製架台は調整機能を増すと部材点数が増え、重量 工数 点検箇所数も自ずと増える。鋼板3次元プレス成型による部材は部材点数自体の削減と共に組立時の施工箇所数を激減させている。ボルトは共廻り防止の為の両手施工を必要としない角根ボルトを使用し、不自然な体勢が多い組立作業の労力軽減と、その後の保守点検作業の削減を行っている。半球型傾斜調整部材で角度調整20度、高さ調整は無段階4cm、回転調整角は360度自在で有る。システム設計で異なる縦桟先行、横残先行形式も同一の部材で対応可能とした。

仕様

SPCC 溶融亜鉛メッキ プレス成型 システム展開品

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社 本社

審査委員の評価

太陽電池パネルを設置するための架台である。設置できる場所が限られる日本において、特に傾斜地での設置性に注目した製品である。ジョイント構造の工夫によって3次元傾斜にも対応しているほか、杭打ち時のばらつきを吸収する構造や部品点数の削減など、効率的な施工のための様々な工夫がなされている点も評価した。

担当審査委員| 小林 昭世   内田 毅彦   内田 まほろ   緒方 壽人   村上 存  

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