GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
電流プローブ [電流プローブ CT6700, CT6701]
事業主体名
日置電機株式会社
分類
生産・製造用機器・設備
受賞企業
日置電機株式会社 (長野県)
受賞番号
15G070665
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

直流から高周波まで、様々な電流波形を観測可能な電流検出感度が高い開閉型の電流プローブ。 各種の電気機器、携帯機器などの電力制御回路ではエネルギー使用効率の向上や消費電力の低減が一層進み、それらの開発現場では微小電流計測が切望されている。微小化した信号を観測するため、専用センサ素子の低ノイズ化を実現。微小電流であってもはっきりと観測できる。スリムなボディ、様々な波形観測機器に接続できるBNCロック/ロック解除機構、各種の警告機能でユーザの利便性が向上。電気機器/医療機器/電子部品などの開発現場で使用され、地球温暖化対策・省エネ社会の促進に貢献する。

デザイナー

日置電機株式会社 開発推進部 開発推進課 デザイングループ 田中幸一

詳細情報

http://www.hioki.co.jp/

発売
2014年12月19日
価格

230,000 ~ 300,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

さまざまな波形観測機器に対応でき、測定をより快適に、解析をより詳細にすることができる

背景

タブレット型端末やスマートフォンなどの小型化が進む携帯用機器、環境に配慮した家電製品・電気自動車などの分野では、エネルギー使用効率の向上や省エネルギー化の促進が重要課題となっている。そのため計測信号の微小化が進み、それら低い電流波形を観測できる電流プローブが切望されていた。また、配線の込み入った現場での取り回しやすさ、入力端子への簡単な着脱、様々な波形観測機器に接続できることも要求されていた。

デザイナーの想い

計測器の一番重要な技術は、センシングにある。HIOKIは長年一貫して波形観測機器に直接接続して電流波形が観測できる開閉型電流プローブを開発している。この長年培ってきた技術を応用し「高感度」の開発にあたったが、それを実現するためには多くの課題を解決しなければならなかった。センシングには、精密で専門的な知識が豊富に詰まっている。このセンサが多くの方に愛され、省エネ社会が促進されることを願ってやまない。

企画・開発の意義

携帯端末、産業機器、自動車などの開発環境において、今まで電流レベルが小さすぎて測定不可能だった特性の評価が可能となる。スリムなボディ(従来体積比:40%減少)やワンタッチで取り外せるBNCコネクタなどにより快適に測定することができ、ユーザの利便性が向上。ユーザの研究開発目的である「エネルギー使用効率の向上」、「省エネルギー化」に寄与し、地球温暖化対策・省エネ社会の促進に貢献できる。

創意工夫

微小化した信号を観測するためには、信号を十分に増幅をする必要があるが、単純に増幅すると各種ノイズも増幅されてしまい明瞭な波形を観測できない。専用センサ素子の開発と回路構成の改善などにより低ノイズ化を実現し、微小電流であってもはっきりと観測できるようになった。また出力コネクタには一般的な測定器の入力端子であるBNCコネクタを採用している。通常、汎用的なBNCコネクタは「ロックピンの向きに合わせて挿し込む」、「固定するためにコネクタを回転する」といった動作が必要であったり、「コネクタ間に十分な空間がない」という問題があった。この電流プローブは、ロックピンの向きに左右されず押し込むだけで自動的にロックが完了、取り外しは専用レバーを引くことでロックが解除されそのまま引き抜くことができる。BNCコネクタの着脱が容易で、様々な波形観測機器への接続に適している。

仕様

寸法:センサ部・155(W)×18(H)×26(D) / BNC入力部・29(W)×83(H)×40(D)、質量:250グラム、周波数帯域:CT6700・DC〜50MHz / CT6701・DC〜120MHz、測定可能導体径:直径5mm以下

どこで購入できるか、
どこで見られるか

日置電機株式会社
日置電機株式会社

審査委員の評価

本製品は、直流、高周波など様々な電流波形を観測できる高感度な開閉型の電流プローブである。機器への接続は汎用的なBNC端子によるが、本製品で採用されたプローブのBNC端子接続部は、押し込むだけで自動的にロックされ、専用レバーを引くことでロックが解除されそのまま引き抜くことができる着脱容易性と、プローブと機器の間のケーブルが拾うノイズを含めて機器の直前で最終的にノイズカットする機能が実現されている。高感度、低ノイズ、使用容易性を実現したデザインは、高く評価できる。

担当審査委員| 小林 昭世   内田 毅彦   内田 まほろ   緒方 壽人   村上 存  

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