GOOD DESIGN AWARD

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CC

2015

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ステムウェア [掌]
事業主体名
東洋佐々木ガラス株式会社
分類
生活・日用品、雑貨
受賞企業
東洋佐々木ガラス株式会社 (東京都)
受賞番号
15G030189
受賞概要
2015年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ステムウエアシリーズ「掌」は、ワインやシャンパンの味と香りを最大限に引出すグラスを目指して、本格フレンチのソムリエや専門家の意見を取り入れて設計されたプロ仕様のステムウェアである。プロの高い要求と日本製に拘ったモノ作りを実現するため、国の伝統的工芸品指定「江戸硝子」の引き脚製法を用いて、卓越した技能を持つ熟練職人の手でひとつひとつが丁寧に作られている。また、業務用の厳しい使用環境にも耐えられるように、傷に強く鉛を含まないクリスタルガラス組成「ファインクリスタル」を採用し、本格的な機能に加えて強さと美しさも兼ね備えている。

プロデューサー

東洋佐々木ガラス株式会社 代表取締役社長 戸田 逸男

ディレクター

東洋佐々木ガラス株式会社 営業本部 営業企画部長 富樫 亜人

デザイナー

東洋佐々木ガラス株式会社 営業本部 営業企画部 市販デザイングループ 窪田 美直子

詳細情報

http://www.toyo.sasaki.co.jp/products/?action_products_detail=true&series_cd=560

発売
2013年11月
価格

12,000 ~ 15,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

シンプルで軽やか、ワインとシャンパンを楽しむ為に江戸から続く日本の手業の遂を凝らした上質なステム。

背景

ワインを扱うプロの使用に応えられる形状とサイズ、傷が付き難く耐久性に優れ、鉛を使わないことで環境に配慮された独自開発のクリスタルガラス組成、職人の手による伝統的な製法技術を惜しみなく使われた丁寧な仕立てなど、全ての価値を注ぎ込んだ国産ワイングラスを開発したいと考えた。

デザイナーの想い

ワインとシャンパンの香り、色、味の全てを楽しむためのステム。香りを優しく包み込み解き放つ、ふっくらとしたラインを薄く繊細な作りで仕上げた。口作りに微妙な反り返しを施すことで、口当りがよくワインが口の中に自然に導かれるように設計した。細く繊細な脚部は水飴のようなガラスの塊を職人が箸で摘んで引き伸ばすため、口部のカーブに合わせて形作ることが至難の技だったが卓越した技術に助けられ製品化できた。

企画・開発の意義

海外で高い評価を得ている和食を含む様々な食のカテゴリーにワインを合わせて楽しむ「食文化のボーダレス」が進む中、日本人の繊細な感性に基づいて設計され、国が指定する伝統的工芸品「江戸硝子」の成形技法で作られた国産ワイングラスを新たに提供したいと考えた。この提案により、本格を極めた食と道具の融合が更に深化する事で新たな感性を国内外に発信でき、国内のガラス産業の地域活性化にも寄与できると考えている。

創意工夫

ワインに対する基本的機能と日本人の持つ感性を製品の設計に活かすため、企画段階からソムリエやワイン専門家などサービスの最前線で活躍する複数のプロの意見に耳を傾け、指摘された幾つもの高い要求を反映した試作と試飲を1年以上に渡り繰り返して完成品を仕上げた。 シリーズの中のライン構成には、客がテーブルに着いた時に置かれている比較的オールマイティーなグラス(=オン・テーブル・ワイングラス)としてベストな形状や容量のアイテムを揃えることで、多くの海外品が使われる使用現場でも存在感を示せる考え方を取り入れた。商品ブランド名は、高い成形技術による国産手作り品の価値が伝わるよう、「手のこころ」を意味する『掌(たなごころ)』とし、そのロゴをグラスの台座部分にレーザー照射により印字した。ロゴデザインは漢字の『掌』とローマ字の『TANAGOKORO』を組み合わせて海外のユーザーにも認識して貰えるよう工夫した。

仕様

江戸硝子の伝統的製法で作られたプロ仕様設計のクリスタルガラス製ステムウェア ワイン:直径85mm高さ218mm容量450ml ワイン:直径95mm高さ230mm容量620ml シャンパン:直径83mm高さ240mm容量300ml ブルゴーニュ:直径116mm高さ253mm容量920ml ボルドー:直径106mm高さ265mm容量900ml

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東洋佐々木ガラス株式会社グラスモール
東洋佐々木ガラス株式会社ホームページ
東洋佐々木ガラス株式会社オンラインショップ・グラスモール

審査委員の評価

一見オーソドックスなデザインでありながら、よく練り上げられた形のバランスとディテールで完成度が高い。また、江戸硝子の伝統技術を用いたことや、食文化との関わり、業務用としての配慮など、外国製品の模倣ではなく独自の表現を目指している点が評価できる。

担当審査委員| 鈴木 元   川島 蓉子   倉本 仁   佐藤 弘喜   Ulrich Schraudolph  

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