GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|ロングライフデザイン賞

受賞対象名
工作用接着剤 [セメダインC]
事業主体名
セメダイン株式会社
分類
身の回り・ライフスタイル用品
受賞企業
セメダイン株式会社 (東京都)
受賞番号
14L001269
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

昭和13年、工業基盤がぜい弱だった当時、海外製品と肩を並べる強度と耐久性を持った国産合成接着剤のセメダインCを発売。その後戦争によって一時生産中断を余儀なくさせられた時期もありましたが模型飛行機ブームにのって、溶剤の安全向上など小変更を繰り返し今日まで広く皆様にご愛用いただいています。発売当時チューブ詰めされるとすぐ固まってしまう為国産品はビンや缶入りの接着剤が多かった中、創業者今村善次郎は品質を確保しながら膏薬の金属製チューブを採用。戦後復興期〜高度成長期には、今に続く黄色地に黒で赤字抜きという、カラフルパッケージを実現。この手法は今でも一般的な包装・保管方法として使用されています。

プロデューサー

今村 善次郎

詳細情報

http://www.cemedine.co.jp/product/domestic/adhesive/hobby.html

発売
1938年3月
価格

170円 (税別(20ml))

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

大正〜昭和期の商品としてはまだ珍しい英語表記の商品名で、舶来品イメージを強調したデザインとしました。

背景

海外製の合成接着剤が輸入され始めたのは明治中期を過ぎたあたりでした。単にコロイド状にしたニカワをチューブ詰めしたものでしたが、当時の日本人の常識からすればその性能は画期的で、舶来物と呼んでいました。これらの海外製接着剤の輸入販売を手掛けていた今村は外国製品の独占的な市場支配や耐水性、耐熱性に欠ける問題に対し、接着剤の将来性に着目して海外製品を凌ぐ国産合成接着剤の開発に着手しました。

デザイナーの想い

創業者今村の昭和40年社内報創刊号より。創業当時はニカワを化学処理しチューブに詰めただけだったが、海外の高性能な接着剤が販売されていたので、これより優れた製品を作るらなければ接着剤メーカーとして存在意義が無かった。(中略)接着剤は世の中の進歩に貢献し努力が少しづづ結実することに無上の喜びを感じた。今後も需要がさらに拡大するという信念で、”よりよい製品をより多くの人々に”を合言葉に全力を尽くしたい。

企画・開発の意義

当時接着剤は海外製品に独占されていただけでなく、第一次世界大戦の海上交通途絶によって輸入量が減り海外原料に頼る企業は存亡の危機にさらされました。性能が海外レベルに達したセメダインCは国産品優先政策にも支えられ海外品を置換え、折からの模型飛行機ブームにも乗って急速に普及していきました。

創意工夫

それまでの接着剤は天然物(ニカワなど)を主原料としたもので、国産品に比較すれば高性能ではありましたが耐水性・耐熱性にかけたため、ニトロセルロースという人工材料を使用した溶剤型の接着剤がセメダインCです。特に耐水性、速乾性、仕上がりが美しいという特性において当時の外国製品を充分に凌駕するものでありました。

仕様

20mlチューブ入り(化粧箱・ブリスターパック) 50mlチューブ入り(化粧箱・ブリスターパック)

どこで購入できるか、
どこで見られるか

全国のホームセンター、文房具店など

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