GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
移動体の研究開発 [X-mobility]
事業主体名
株式会社デンソー
分類
研究活動、研究手法
受賞企業
株式会社デンソー (愛知県)
受賞番号
14G141178
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

X-mobilityは、任意のアイテムに装着することでそれらを簡単に自走可能な移動体へと変えてしまう電動車輪システムです。これによってユーザーは自ら利用シーンを創造し、新しい移動体を作り上げていくことが出来ます。 車輪はこぶしサイズの球体形状をしており、どこにいくつ取り付けてもひとつの移動体としての振る舞いを見せます。ユーザーはスマートフォンなどを操作し、完成した移動体を自由に操縦したり、自分の歩行に追従させることが出来ます。

プロデューサー

株式会社デンソー デザイン部 部長 伊藤義人

ディレクター

株式会社デンソー デザイン部 室長 吉田佳史

デザイナー

株式会社デンソー デザイン部 折笠弦

試験デモ公開日
2013年7月20日
販売地域

国内・海外共通仕様

仕様

【車輪】半径50mm 高さ140mm 【連結パネル】暑さ30mm 一辺80mmの正六角形

受賞対象の詳細

背景

電動モビリティが移動手段の主流となる未来を予測し、インホイールモーターの技術を人々の生活に役立てる研究をスタートしました。すべての移動体のかなめとなる足回りで新しいプラットフォームを構築し、一般ユーザーがそのプラットフォームを利用して各々に理想のモビリティを作り上げていけるような仕組みづくりを目指しました。

デザインコンセプト

ユーザーが自由な発想をさらに拡張できるようにカスタマイズ性と応用性に特化したデザインを目指しました。

企画・開発の意義

ユーザーが自分の理想をもとに移動体を創造することで、メーカーには出来なかった新しいニーズの発掘とその問題へのソリューションを同時に提案できるようになります。医療や福祉分野など、製造ラインを持たない業種の人々が自主的に移動体の開発を行えるようになる事で、これまで焦点当たる事のなかった潜在的な問題に対応できます。

創意工夫

ユーザーが構築できる移動体の自由度を増やすため、連結パネルを拡張可能なパズル方式としました。ユーザは上に載せるアイテムに合わせて車輪の数や配置、土台の形を組み替えることが可能です。 完成した移動体を操作するためのインターフェイスは誰でも簡単に扱えるタッチ操作や傾き検出を用いた直感的なつくりになっており、車輪の数や配置が変わってもユーザーが同じ操作感で扱えるようにプログラム側で補正をかけています。また、複数のタイヤの群体制御に必要なプログラムをシンプルにするため、モータを搭載した駆動車輪と、ボールキャスターのみの補助車輪を組み合わせる工夫をしています。

デザイナーの想い

これまで自動車産業のみで培われてきた技術を、より生活に身近な分野に役立てたいと考えています。ユーザーの自由な発想や気付きを簡単に具現化できるような仕組みを作ることで、隠されていたニーズを発掘することが出来れば嬉しいです。

審査委員の評価

X-mobilityはオープンイノベーションへの挑戦である。技術競争の激しいモビリティの領域で、あえて使い方が自由な「部品」としての市場にリリースし、利用者に利用法を見いだしてもらう。大量生産では対応しづらいニッチ・ニーズに対峙する新しいビジネスデザインでもある。大企業がこういった大胆な取り組みをはじめていることに意義を感じる。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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