GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
個の想い×デザイン×切磋琢磨=豊かな社会 [奈良ブランド開発支援事業]
事業主体名
奈良県庁
分類
産業向けの活動・取り組み
受賞企業
奈良県庁 (奈良県)
受賞番号
14G141143
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

奈良ブランド開発支援事業はモノの認定ではなく顧客からの信頼を得てファンを作っていく企業の取組み自体を評価する事業。特徴として製造業が商業の培ってきた顧客とのインタラクションに軸を置く発展方法を探究。さらに地域を越えて多様な業種が参加し、短期的成果よりも顧客と真摯に向き合おうとする参加者間のネットワークが相互刺激を喚起するプラットフォームを構築。そこでの切磋琢磨の中で自分たちの個性を見出した事業者が松屋銀座やリビングデザインセンターOZONE等において個々の世界観を披露する機会を獲得し、顧客とつながる距離をショートカット出来る。それらによって個々の企業のブランド化を図ろうとする仕組み。

プロデューサー

奈良県

事業開始
2008年4月1日

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

デザインは単に消費を誘引するためではなくて豊かな社会空間を創造するためにその役割を発揮する。

背景

地域の活性化は待った無しのテーマ。さらに押し寄せる人口減少やグローバル化という現実は不確実で不安定な世界である。不確実性を前にすると人は行動を起こしにくくなり、茹で蛙状態になりかねない。人間関係は希薄になり個人の孤立化が進むとみられている。しかし、仕事ぶりが感動を呼びその社会性が評価されれば信頼関係を築くための機会が飛躍的に増大する時代でもあり、孤立化と関係性の構築とが表裏一体にある社会である。

デザイナーの想い

豊かな心の創造が本来のデザイン。人には独自の存在意義がある。それを見つけて達成していくことが人生。官民を問わず、仕事は自分の存在意義を見出し、それを高め社会に貢献する一つの手段。自分のユニークな点を知るには、チャレンジを繰り返して探すしかない。獲得した感性が自分にも周囲にも感動を与えるものであれば、そのことは生きている実感につながる。社会空間を活性化させるとは、そのような状況を導くことだと考える。

企画・開発の意義

個の想い×デザイン×切磋琢磨=豊かな社会空間:地方では自由な議論は起こりにくく社会の発展のために不可欠な多様性は受け入れにくいが、地域を越えて多様な業種が参加し事業者と職員が共に地域活性化という課題を共有。互いの仕事への想いを切磋琢磨しながら一過性の話題商品開発に注力するのではなく日々の生活に定着するモノづくりの開発につなげ、その先の新しい段階にある「豊かな社会空間」の創造に向けて取り組んでいる。

創意工夫

■基本構造の多様性:①県域を越えて奈良、三重、滋賀、大阪の事業者及び職員が参加。②繊維・食品・医薬品、木材・金属加工、窯業、農業、林業、水産業、小売、福祉、宿泊、建築など多様な職種が参加。■プラスのネットワーク効果:顧客と真摯に向き合おうとする社会性の高い参加者間の相互刺激を喚起する。■価値観との葛藤:多様な個の参加による相互刺激により頭の中に根付いている価値観との葛藤が繰り広げられる。■顧客と接する空間までデザイン:人や社会に謙虚に接するデザインを行う。 ■TEIBAN展:インタラクションの実践:自分たちの個性を見出した事業者が、松屋銀座やOZONE等での披露する機会を獲得。顧客とつながる距離をショートカットできる。■プラットフォーム型活性化モデル:業界や地域では個の持つ本来の力や可能性を十分に引き出しにくい状況があるが、地域の憧れとなる個を輩出することで活性化につなげる。

仕様

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審査委員の評価

こういった活動の多くが官庁との関係や市場の視点をあまり取り入れない一方通行な活動が多い中、イベントなどを通し生産者が顧客と直接関わり互いに喚起し合えるプラットフォームをつくりあげることで、作り手に新たな気づきを生み出し、さらには市場での発表の場につなげることで新たなブランドとして開花させるきっかけをつくっている。

担当審査委員| 南雲 勝志   石川 初   林 千晶   横川 正紀  

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