GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
発電プラント計装制御システム [発電プラント計装制御システム MELSEPシリーズ、MELTACシリーズ]
事業主体名
三菱電機株式会社
分類
産業用のサービス・システム
受賞企業
三菱電機株式会社 (東京都)
受賞番号
14G131129
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本製品は、発電プラント内の機器を測定・制御するためのシステムです。ヒューマンエラーが重大な影響を及ぼすため、従来はユーザーの高度な習熟を必要としてきました。しかし熟練者の減少やシステムの高度化により、ユーザーの習熟度向上とともに使いやすさへの配慮が必要となってきています。本製品では、ハードウェアとソフトウェアの両面にユニバーサルデザイン(以降UD)を適用し、幅広いユーザーの使いやすさ向上を追求しました。物理的な見やすさに加え、作業手順に沿った情報レイアウト、素早く正確な情報把握や入力設定など、デザインによる使いやすさの向上によりヒューマンエラーを抑制し、安定的なプラント運転に貢献します。

プロデューサー

三菱電機(株) 電力システム製作所 中村 真人

ディレクター

三菱電機(株) デザイン研究所 谷田川 智弘、岩本 秀人

デザイナー

三菱電機(株) デザイン研究所 深川 浩史 、山田 亘、中平 尚志、齊川 義則

利用開始
2013年4月
販売地域

日本国内向け

仕様

CPUユニット サイズ:482.6mm(W)×275.35mm(H)×222.1mm(D) 重さ:13.5kg(カードフル実装時) /PIOユニット サイズ:110mm(W)×165mm(H)×210mm(D) 重さ:1140g(DI) /OPSモニタ サイズ:23インチ、540mm×400mm 重さ:5.4kg /OPS計算機 サイズ:434mm×450mm×170mm 重さ:16kg

受賞対象の詳細

背景

国内電力会社へ多数の納入実績がある本シリーズは、現行機種の市場投入から年数が経過し、新機種投入時期を迎えています。従来これらプラント計装制御システムでは、ヒューマンエラーが深刻な影響を及ぼす専門性の高いシステムとして、高度な教育や習熟をユーザー側に求めてきました。しかし、熟練者の減少やシステムの高度化により、「分かりやすい」「間違えない」といった使いやすさへの配慮が急速に求められています。

デザインコンセプト

一貫したUD視点での配慮により、幅広いユーザーが使いやすい計装制御システム

企画・開発の意義

ハードウェアとソフトウェアの両方に対して、物理的に見やすくするだけでなく、作業手順に沿った情報レイアウトを行い、未熟練者であっても必要な情報を素早く正確に認識出来るようにしました。操作画面のみならず制御盤内の機器に至るまで一貫したUD視点での配慮を行うことで、緊急時対応を含めた業務全体の、ヒューマンエラー抑制、作業負荷軽減、効率化を実現します。

創意工夫

①制御盤内の機器は、作業優先度に合わせて目立ちやすさにメリハリを付け、表示位置と並び順を統一しました。また、機器名称のイニシャルを強調することで、同じ形状の機器が多数並ぶ盤内において、個々の機能を一目で理解することが出来ます。作業頻度が少なく習熟困難な機器であっても、緊急時に素早く正確な対応が可能です。②監視制御画面は、プラント全体の情報を上部に集約し、背景の配色を変えて詳細情報と切り分けました。号機ごとに色を割り当てて一目で監視対象が分かるようにするなど、勘違いや取り違いを抑制します。また、左から右へ順を追って操作を進めれば設定が行えるよう、表示要素の配置を整理しています。③ハードウェアとソフトウェアの表記両方にUDフォントを採用し、適切な文字サイズとコントラストによって視認性を確保しました。

デザイナーの想い

発電プラントの計装制御という専門性の高い内容であるため、現場に馴染みが少なく、現行システムの課題を発見するための情報収集が難しい分野でしたが、関係者へのヒアリングや業務フローの評価などを粘り強く進め、実態に即した本当に使いやすいシステムとなるようこだわりました。大規模な社会インフラシステムにおいて、デザインによるヒューマンエラーの抑制と安定的なプラント運転への貢献を目指しました。

審査委員の評価

発電所のプラント機器を制御するための新しいインターフェースを開発した。この分野は制御するシステムの高度化が進んでおり、また同時に熟練者の減少が問題になっている。そのために、ユニバーサルデザインの観点から分かりやすく間違えにくいインターフェースを提供している。文脈に沿ったユーザビリティの改善に取り組んでおり、評価できる。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中川 淳   日高 一樹   松下 計  

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