GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [レジリエンス住宅CH14]
事業主体名
株式会社LIXIL住宅研究所
分類
住居に関するサービス・システム
受賞企業
株式会社LIXIL住宅研究所 (東京都)
受賞番号
14G131097
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

レジリエンスとは強靭性、即ち強くてしなやかなことです。レジリエンス住宅は、平常時のしなやかな免疫力と災害時の強い回復力を併せ持つ住宅です。平常時には生涯にわたり家族の健康を守る免疫力を持ち、女性視点によるしなやかな知恵から、子どもから高齢者まで全ての人の安全・安心に繋がる提案をしています。そして、災害時には約1ヶ月にわたり電気とガスを使える自律した生活を送ることができます。一般的なスマートハウス(当社)の蓄電池は約3時間しかもちません。避難生活において、明かりと暖かい食事は重要です。また、このシステムは災害時に家族で利用するだけでなく、地域の災害避難拠点として活用することを想定しています。

プロデューサー

株式会社LIXIL住宅研究所 キッズデザイン研究所 所長 高橋司郎

ディレクター

株式会社LIXIL住宅研究所 キッズデザイン研究所 伊藤淳子

デザイナー

有限会社アーキスタジオ川口一級建築士事務所 代表取締役 川口とし子

詳細情報

http://www.lixil-jk.co.jp/ch14/index.html

利用開始
2013年10月10日
価格

900,000円/坪〜

設置場所

東京都葛飾区細田3-13-39

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

災害時に回復力を持ち、平常時には免疫力を持つ、レジリエンス(強くてしなやか)な家であること。

背景

一般的なスマートハウス(当社)の住宅用蓄電池は停電時に約3時間しか持ちません。しかし、東日本大震災では最大450万戸が停電し、1週間たっても20万戸以上が停電し続けました。万が一の災害時に備えるとともに日常生活には環境問題の解決に繋がるシステムが必要ではないかという考えから開発しました。災害時に危険にさらされやすい子どもをはじめすべての人にやさしい住宅の基本理念を追求した提案です。

デザイナーの想い

自然災害が多発する生活環境で<安心・安全・快適な住まいを獲得し、家族の暮らしを守っていく>をテーマに、「健康な住まい」づくりの提案を目指しました。また、資源を汚染・浪費すること無く、可能な限り再生循環させていけるような住まいのハード面を、シンプル&サステナブルなデザインでまとめ、ソフト面では家族の1人1人が主役であることに配慮し、家族の絆をアイコンとしたクロスパターンの平面計画を採用しました。

企画・開発の意義

災害時にエネルギーの供給が止まっても、約1ヶ月にわたり電気とガスを使うことが出来、自律した生活を送れます。地域の災害避難拠点として活躍することも視野に入れて開発しました。夜の明かりや暖かい食事により災害から回復する力を養って欲しいと考えます。日常生活においては、女性建築家と女性医師のアドバイスを様々な提案として実現し、健康に安全に安心して生活できるように配慮しています。

創意工夫

災害時の回復力のためにLPガスバルクと自立型エコウィルを採用しました。エネルギー源を住居に近接することで災害時に停電になっても電気とガスを使うことが出来ます。飲み水と食料は専用のレジリエンス収納スペースを設け備蓄します。また、災害避難拠点になったときに近隣住民が集まりやすいようにオープンで外部との接点の多い十字型プランを採用しました。さらに、繰り返しの地震に強い耐震・制震構造となっています。日常生活の免疫力を高めるためには、生体リズムを整えるブルーライトコントロールされた間取りと照明計画や、良く眠るために光・音・湿度に配慮した寝室、ウィルスや花粉を家に持ち込まないためのクリーンエントランス、目線の高さを変える工夫をした発想転換の間、快適な家事のための南側水廻り、ライフステージの変化に対応する多目的スペースなど、現代の生活スタイルに合わせた提案で強くしなやかな心と身体を育てることを促します。

仕様

延床面積180㎡、木造在来工法、

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都葛飾区細田3-13-39
レジリエンス住宅 CH14

審査委員の評価

「災害の際、家がいつも通りに機能する」というのは生活にとって余りにも偉大な財産である。LIXILの【レジリエンス住宅】はエコウィルとLPガスバルクの組み合わせにより災害時には約1ヶ月、電気とガスを使えることを実現した。その他、耐震構造であるのに加えて、専用の収納スペースには飲料水と食料を備蓄している。このシステムは家族で利用することはもちろん、地域の災害避難拠点として活用することも想定され、人が集まりやすい十字型の構造プランを採用している。また「災害時に回復力を持ち、平常時には免疫力を持つ」というコンセプトにあるように、日常においてはブルーライトコントロールされた間取りと照明計画、ウィルスや花粉を家に持ち込まないためのクリーンエントランスなど、経験に基づいた様々な工夫が盛り込まれている。レジリエンスの「強くてしなやか」という意味にふさわしい、非日常までをカバーする次世代の住宅システムとして高く評価した。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中川 淳   日高 一樹   松下 計  

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