GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
コーポラティブハウス [アーキネット方式]
事業主体名
株式会社アーキネット
分類
住居に関するサービス・システム
受賞企業
株式会社アーキネット (東京都)
受賞番号
14G131086
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本方式は、住まい手自らが集合住宅の建築に参画して所有し、都市部で心地よく暮らすための仕組みである。登録会員は約5万人、web閲覧と個別相談会を経て、自分の暮らし方を適える計画案を選んで参加する。厳選された土地は街暮らしと住環境を楽しめる。住まいの枠組みは、優れた建築家の計画によって場所毎の居心地良さがある。住まいの中身は、暮らし方に応じて建築家と対話しながら創れる。これらの集合住宅は低層5~10戸規模、人間の心身感覚に合う街並みとコミュニティを形成する。主に都区部に展開されて累計100棟、住宅取得の新たな選択肢となり、今後は木造密集地の不燃化およびコンパクトシティの実現にも貢献しうる。

プロデューサー

織山和久 株式会社アーキネット 代表取締役

ディレクター

織山和久 株式会社アーキネット 代表取締役

デザイナー

北山恒 木村丈夫 池田靖史、國分昭子 武富恭美、岩田恵 山嵜雅雄 千葉学 山本圭介、堀啓二 室伏次郎 駒田剛司、由香 高階澄人 西森陸男 小嶋一浩、赤松佳珠子 川辺直哉 佐藤光彦 竹山実 早川邦彦 他

詳細情報

http://www.archinet.co.jp/

利用開始
1999年1月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

居心地の良い都市の住まいを、住まい手達自らが建築家と創ることで取得できる簡明な仕組みを確立する。

背景

都市部で住宅を取得する選択肢は、建売戸建てや分譲マンションに限られて、住まい手は画一的な商品住宅に暮らしを合わせるしかなかった。日本には優れた建築家が多いが、優れた建築に住まうことは一般的ではなかった。長引く不況で未開発の土地も散在し、街区内奥には適切な建替えが必要な老朽木造家屋が数多く残されていた。一方でインターネットの商業利用が始まり、住まい手との有効なコミュニケーション手段と目された。

デザイナーの想い

住まい手自らが建築家とともに住まいづくりに関わることで、人それぞれの暮らしや居心地の良さが適えられる。本方式はこれを都市型集合住宅で実現し、楽しく安心な小さなコミュニティが育まれる。低層で端正な建築群は都市景観を形成し、都市防災では共同建替えによって木造密集地域の不燃化を進める。こうした建築が連続すれば、職住近接で環境負荷も少ない、人間味のあるコンパクトな街が形成される。

企画・開発の意義

個々の暮らし方に適う豊かな住空間は、住まい手達自らが主体となって計画し取得できる。全世帯で決定する集合住宅の骨格は、個々の環境や場所性を生かして第一線の建築家と計画した空間構成や居住性能で、素のままの住戸でも心地よい。各戸の内装は、建築家と共に個々の暮らし方に応じて設計される。規模は10戸前後、一緒に創り上げる過程でしっかりしたコミュニティが形成され、低層で端正な外観は街並みの価値を上げる。

創意工夫

従来の住宅選択の常識、すなわち大量で画一的な商品住宅の中から、広告宣伝等から情報を入手し、モデルルームや現地販売会で営業スタッフに促されて決定する、という慣行を転換させることが課題であった。そのためにまず、住まい手が随時かつ自宅でも検討できるwebシステムに集中し、本方式のコンセプトや仕組み、建築家の役割、経済合理性などを的確に伝えるwebデザインを工夫した。コンセプトに納得して登録した会員には、新規募集案件がメールにて随時案内され、街やプラン等が適える暮らしの魅力を案件毎に告知される。このためのデータベースシステムも初期から構築した。希望者の住まいづくりのために、担当プロデューサーが相談から引き渡しまで一貫して専門的な助言・支援を行う。プロデューサーは新たなプロフェッショナルとして営業スタッフと異なる位置づけであり、これにふさわしい採用・育成、業績評価、体制等の組織デザインも工夫した。

仕様

登録会員数 約5万人 建築事務所 約30社 実績棟数 約100棟 対象用地 200〜800㎡ 総住戸数 3〜17戸 構造 鉄筋コンクリート造 長屋建てまたは共同建て 階数 3階建て主体

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都渋谷区鉢山町13-4ヒルサイドウェストB棟2F/4F 株式会社アーキネット内
アーキネットサイト

審査委員の評価

コーポラティブハウスのイノベーターとして数多くの実績があることを評価した。また計画途中での頓挫がほとんどないことから、住まい手と建築家のコミュニケーションが円滑に進むための見えないノウハウがあると想像され、その仕組みも高く評価する。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中川 淳   日高 一樹   松下 計  

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