GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
個人売買プラットフォーム [キャリーオン]
事業主体名
株式会社キャリーオン
分類
個人・家庭向けのサービス・システム
受賞企業
株式会社キャリーオン (東京都)
受賞番号
14G131077
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「CarryOn」は、子供服を専門とした個人売買プラットフォームです。子供は成長が早いため、良い子供服を買っても、すぐに着られなくなってしまいます。本サービスは、そのようなママの声から誕生し、「ソーシャルクローゼット」というコンセプトのもと、ママ同士の子供服の譲り合いのサービスです。「CarryOn」の最大の特徴は、従来のCtoCのフリマサービスと異なり、出品者が商品保管・梱包・発送作業を行わずともキャリーオンが無料で代行するという点です。また、出品者の販売手数料は0%で、販売収益はすべてポイントとして還元され、新しい子供服の購入に使うことができます。

プロデューサー

吉澤健仁、長森真希

ディレクター

吉澤健仁

デザイナー

北原令奈

詳細情報

http://carryonmall.com/

利用開始
2014年6月
価格

0 ~ 5,000円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

フリマでの個人間取引の「楽しさ」とECショッピングモールとしての「安心感」を共存させること。

背景

近年のCtoC市場のフリマアプリ普及に伴い、個人間で売買を行うフリマサービスやオークションが身近なものとなってきた一方で、梱包や発送などの手間や、支払いなど取引に伴うトラブルへの懸念から、利用を躊躇している人たちも多く存在する。CarryOnは、保管・梱包・発送作業をはじめ、出品者と購入者の間のやり取りも含めてすべて代行することでトラブルのない取引を実現したいという思いから、本サービスを開発した。

デザイナーの想い

フリマでの個人間取引の「楽しさ」とECショッピングモールとしての「安心感」を共存させ、単純な売買による「シェア」ではなく、譲り合いによる「シェア」という新しい世界観が伝わるようなクリエイティブを心掛けた。それと同時に、サービスの分かりやすさ、使いやすさを重視して、ユーザビリティの高いサービスになるように、デザインを細かいところまで作り込んだ。

企画・開発の意義

近年、今までのような「所有」という価値が見直され始め、ものを「シェアする時代」になってきている中で、子供服を「売って、現金化する」という単純な個人間での売買ではなく、「譲り合う」という新しい価値を提案することによって、新しい「シェア」の形を作りたかった。そのためには、デザインコンセプトである「楽しさ」と「安心感」を共存させることにより、利用者の「質」を上げることが重要であった。

創意工夫

まず、フリマでの個人間取引の「楽しさ」を伝えるためには、最新の取引状況が分かるようにしたり、出品者のプロフィールやお互いの評価システムなどで、市場としての賑やかさを演出している。次に、ECショッピングモールとしての「安心感」のために、シンプルな通常のECモールのインターフェースを踏襲しながら、スマホを使って簡単に商品の出品作業ができるように、実際の利用者からのアンケートなども実施し、サービスの使いやすさを追及した。さらに、サービスの世界観を伝えるための映像や、他のフリマサービスと違う点や利用の流れを理解してもらうための映像もサイトの中に組み入れ、コンテンツとしても楽しめるように工夫した。また、スマホがこれだけ普及しているとはいえ、主婦の中には、スマホをまだ持っておらず、PCの利用が主な方も多数いらっしゃるため、PC用サイトも用意して、あらゆるユーザーに使ってもらうようにした。

仕様

Windows:Internet Explorer 6以上、Mozilla Firefox、Google Chrome Macintosh:Safari、Mozilla Firefox スマートフォン:iOS 6.0以上、Android 2.2以上

どこで購入できるか、
どこで見られるか

CarryOn
子供服のリサイクルコミュニティー「CarryOn」

審査委員の評価

個人向けの物品売買サイトはヤフオクなどすでに多数存在しているが、「キャリーオン」は子供服専門のサイトにすることで利便性を高めている。子供はすぐに成長してまとめて服が不要になるし、またすぐに次の服が必要になる。そのような子供服独自の事情を元にサービスを設計した。服を売りたいユーザーは、箱にまとめて入れて送るだけでいい。仕分けて写真を撮ってビニール袋に入れて保管するのは全部サービス側がやってくれる。売れたらその金額は全額ポイントという形で還元され、次の服を購入するのに使える。「ソーシャルクローゼット」というコンセプトのもとに、新しいビジネスモデルを作り上げた点が高く評価できる。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中川 淳   日高 一樹   松下 計  

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