GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
化粧品レビューサイト [アットコスメ]
事業主体名
株式会社アイスタイル
分類
ビジネスモデル・ビジネスメソッド
受賞企業
株式会社アイスタイル (東京都)
受賞番号
14G131075
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

生活者による化粧品や美容の商品レビューを中心としたウェブサイト。生活者からの情報を蓄積、データベース化することで、サイトユーザーはメーカーからの情報と共に第三者意見としてレビューデータを買い物の判断材料にすることが可能となる。データを活用した小売を展開するなど、生活者からの情報発信を軸とした事業展開と1,100万件を超えるレビューの高い信頼性を保持し、中立的な運営を行う。

プロデューサー

株式会社アイスタイル

詳細情報

http://www.cosme.net/

サイトオープン
1999年12月3日
販売地域

日本国内向け

設置場所

http://www.cosme.net/

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

生活者データを活用しサイト運営を行うと共に小売事業を行い、企業が情報発信の場として活用

背景

サービス開設以前、当社創業者の1人が発行していた化粧品の感想を伝えるメールマガジンに多くの生活者から反響があり、メーカー発信ではない生活者発信による情報を集めた場所が必要であると確信。百貨店やドラッグストア等の化粧品売り場では、生活者よりもメーカーや流通側のニーズに寄った商品を陳列する傾向にあり、生活者の声による流通構造の改革が必要と感じていた。

デザイナーの想い

生活者の声が反映される仕組みは既存化粧品流通にはなく、生活者中心の新たなバリューチェーンの構築が求められる。コミュニティや豊富な商品情報、ランキング等機能の提供を行い生活者へクチコミを促すことは更なる情報循環を生み、業界関係者にとっても有益なデータが蓄積される。店頭の仕入れやメーカーのマーケティング、生活者の化粧品選定・購入のための情報として機能する。

企画・開発の意義

生活者発信の情報と企業からの正規情報の提供を行うことで中立的な場を創造。信頼性の高いデータベースを保持し生活者からの支持を得ると共に、強力なメディア力を獲得。データベースを活用し生活者が本当に欲しい商品を扱う店舗をオン、オフ両ラインで用意。ネットとリアルを融合しO2O施策の提供も行う。既存流通構造を変革、メーカーのマーケティングにも変化を起こし、生活者中心の市場の創造を目指す。

創意工夫

生活者からのクチコミ情報の中立性と高い信頼性を保つため、実際の利用による評価に基づかない恣意的なクチコミや、サイト運営上容認できない、誹謗中傷、嫌がらせ、知的財産権の侵害及び社会道徳・公序良俗に反する内容等の不適切なクチコミを発見した場合には当該情報を削除する等、他者の権利を侵害するようなクチコミがサイトに掲載されることのないよう一定の規制を設定。又、運営方針を明確にして広く宣言する「@cosme宣言」を掲げ実践すると共に、賛同企業を募り、営利を目的とした不正利用の防止の促進と健全で中立的なサイト運営を推進している。サイト内には購買のサイクルがありながら、メディア事業とサイト運営(@cosmeランキングやクチコミの公正化)との間にチャイニーズウォールを設けて中立性及び品質の高いサイト運営を行い、ユーザーからの高い信頼を保つ。

仕様

20代~30代女性を中心とした利用者を持つ、生活者からの化粧品に関する商品レビューと、そのランキング情報を中心とした国内最大の化粧品・美容の総合ウェブサイト。レビューサイトの先駆としてオープンし、PC、スマートフォン、フィーチャーフォンの各サイトがある。2014年7月現在、月間閲覧数2.7億、月間訪問者990万人、会員数290万人、登録ブランド数は2万7,000ブランド、登録商品数は24万点。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ウェブサイト「@cosme」、EC「cosme.com」、実店舗「@cosme sotre」
@cosme(アットコスメ)
cosme.com(コスメ・コム)
@cosme store(アットコスメストア)

審査委員の評価

すでに圧倒的な知名度を誇る「アットコスメ」である。1999年に開始し、すでに15年もの間、化粧品に関する口コミを集めるサイトとして人気を博し続けている。その過程で、口コミを集めるだけのサイトから、口コミを出発点として商品開発が行われるようになり、企業から見ても有用なサイトへと育っている。消費者と生産者をつなげる回路として機能しており、まさにユーザーと企業の価値共創(Value Co-Creation)の舞台となっている。それは「@cosme宣言」という形で中立的な場であることを宣言し、忠実にそれを実現してきたからこそ成立した市場なのだろう。優れたビジネスモデルによるサービスである。

担当審査委員| 暦本 純一   江渡 浩一郎   中川 淳   日高 一樹   松下 計  

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