GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
デジタルサイネージ [小樽商科大学附属図書館サイネージシステム]
事業主体名
国立大学法人 小樽商科大学
分類
公共用のメディア・ソフトウェア・コンテンツ
受賞企業
国立大学法人 小樽商科大学 (北海道)
株式会社SEA-NA (北海道)
受賞番号
14G121041
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2014年にリニューアルオープンした小樽商科大学附属図書館では,ラーニングコモンズの環境を整備しており,学生にグループワークやICTの利用を促進するための情報提供として,デジタルサイネージによるコンテンツ配信を行っている. デジタルサイネージのコンテンツは,小樽商科大学の学生が運営している「株式会社SEA-NA」が制作しており,商学部の強みを活かした大学生のニーズ分析に基づいて「休講情報」「バス運行情報」「株価情報」「Twitter情報」などを配信している.

プロデューサー

国立大学法人 小樽商科大学 木村泰知,藍圭介

ディレクター

株式会社 SEA-NA 高橋玄龍,中川玲菜

デザイナー

株式会社 ONEMOREDOT 高橋定大, 株式会社 アートフル 船戸大輔

利用開始
2014年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

小樽商科大学附属図書館

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

従来の図書館のイメージを塗り替え知的で創造的な時間を過ごす空間に演出する情報ディスプレイ

背景

近年,電子書籍が普及したことにより,特定の場所に依存せずに,書籍の購入・レンタルが可能となっている.電子書籍化にともない図書館としての存在意義が問われ,大学図書館は,従来の読書を中心とした知識インプット型から,ICTを活用したグループワークの環境を整備したアウトプット型にする試みが行われている.しかし,ハードウェアの整備だけでは環境を活かせないことから,ソフトウェアの整備も望まれている.

デザイナーの想い

小樽商科大学附属図書館のデジタルサイネージの閲覧者は,図書館を利用する大学生であり,20歳前後の学生が7割程度である.今回のデザインでは,商学部の学生たちをメインターゲットとして,商学系らしいコンテンツ,創造性を刺激するコンテンツを心がけた.

企画・開発の意義

小樽商科大学の附属図書館に設置するデジタルサイネージは,ラーニングコモンズをサポートするものであり,創造的な時間を過ごす空間を演出することが期待される. デジタルサイネージのコンンテンツは,学生の行動パターンを考慮した番組編成を行っており,新刊情報・休講情報などのコンテンツについても学生に好まれるデザインを取り入れている.

創意工夫

デジタルサイネージのコンテンツ制作では,株式会社SEA-NAが現役の学生である強みを活かし,学生の行動パターンを調査するとともに,必要としているコンテンツを分析した. 例えば,学生の行動パターンを踏まえた設置場所,商学系大学らしい株価情報の表示,大学特有の交通事情を考慮したバス運行情報の提示などの提案をした. また,新たなシステム導入では,保守・運用コストが大きくなる傾向にあることから,導入後の新たなコストを抑えることを重視した. 運用コストの削減には,ウェブ技術を利用しており,デジタルサイネージの情報データをAPI技術を利用することにより,最新の情報を従来の作業と変えずに行うしくみを実現している.

仕様

【ソフトウェア】Flashにより制作(SHARP e-signageによりコンテンツの切り替え) OS Windows7 【ハードウェア】 ・60インチの2×2の4面で構成されている120インチディスプレイ ・60インチ(横置き)ディスプレイ ・55インチ(横置き)ディスプレイ ・42インチ(縦置き)ディスプレイ

どこで購入できるか、
どこで見られるか

小樽商科大学附属図書館

審査委員の評価

昨今、デジタルサイネージを用いた情報提供は、様々な施設に導入されており、目にすることも多くなった。しかしそれらの多くが、その場に最適化されたものか、周囲の環境に適応しているのか、という点に関しては疑問を持つものも多い。このサイネージシステムは、現役学生の目線で、学生の行動パターンを調査し、必要なコンテンツを適切に表示することを目的に開発されている。そのため学生の行動パターンを考慮した番組が編成されていたり、図書館という場を配慮したコンテンツ表現が採用されている点が素晴らしい。また、WEB技術を用いることで運用のコストを低減させるなど、サイネージが継続的に活用されることも考慮されている点を評価した。

担当審査委員| 永井 一史   鹿野 護   久保田 晃弘   遠山 正道   中谷 日出  

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