GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
共同住宅 [コモレビテラス井の頭]
事業主体名
尾張屋土地株式会社
分類
住宅・住空間
受賞企業
尾張屋土地株式会社 (東京都)
川辺直哉建築設計事務所 (東京都)
受賞番号
14G100880
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

周囲には住宅が建ち並んでいますが、3面が道路に接しているため近接した建物が無く、良好な距離感が保たれています。この場所のもつ周囲との距離感を大切にしながら、各住戸は角部屋になるように配置され、ゆったりとしたテラスを設えました。共用部の床仕上げは玄関を介して各住戸のテラスと繋がり、テラスや共用部が生活に取り込まれた豊かな日常を演出してくれるはずです。細い縦のルーバーが、テラスの周囲に緩やかな境界面をつくりだします。ルーバーは外部との視覚的関係を調整するため、その間隔を変化させながら配置され、外観はパッチワークのように外壁面と連続し、まるで羽衣を纏ったような軽やかな佇まいです。

プロデューサー

尾張屋土地株式会社

デザイナー

川辺直哉、辻昌志

利用開始
2013年9月
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都三鷹市

仕様

鉄筋コンクリート壁式構造 地下1階、地上3階建て 延べ床面積 495㎡

受賞対象の詳細

背景

敷地は吉祥寺や渋谷へのアクセスも良く、利便性と落ち着いた住宅地の雰囲気が同居する井の頭線三鷹台駅にあります。地価の高い主要エリアから少し離れた場所で、かつ流行に敏感なエリアを身近に感じられる場所での計画に住まうことへの訴求力があると考えました。

デザインコンセプト

この場所のもつ周囲との距離感を大切にしながら、柔らかい日差しが木漏れ日のように住戸に差し込む集合住宅

企画・開発の意義

共用部は、利回りを優先すると小さく暗くなる閉鎖的な傾向がありますが、コモレビテラス井の頭では、共用部の床仕上げは玄関を介して各住戸のテラスと繋がります。テラス・室内・共用部の関係が流動的になることで風の通り道が生まれ、テラスや共用部、ファサード越しの風景が生活に取り込まれた豊かな日常を演出しています。

創意工夫

建物外壁面の仕上げは白をベースとした明るく柔らかな色味で構成し、同色の細い縦のルーバーが、テラスの周囲に緩やかな境界面をつくりだします。ルーバーは外部との視覚的関係を調整するため、その間隔を変化させながら配置されており、外観はパッチワークのように外壁面と連続します。ルーバーはファサードとして外からの見え方はもちろんのこと、住戸内からの在り方にも繊細さを求めて手摺を絡めた留め方とし、変化するルーバーピッチは下階ほど細かく、上階は開放感が出るように広くなっています。隣地との開口やの外部関係を細かく把握し、その場所毎に決定しました。その様子はまるで羽衣を纏ったような軽やかな佇まいとなっています。

デザイナーの想い

集合住宅では、最大限の専有面積を確保しその他の部分にはコストを掛けないことが、最も効率的です。しかしそのように建築された集合住宅では住人同士が挨拶することにも窮屈さを覚えるような共用部や、窓を開けられない閉鎖的な住戸が出来てしまいます。コモレビテラス井の頭では共用部に光や風を持ち込むことで、住戸間に適度な距離感を生みだしています。集まって住むことが豊かさへと繋がる環境作りをこれからも考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社リベスト
コモレビテラス井の頭webサイト

審査委員の評価

階段室、廊下、バルコニーを連続的に配置することで、薄暗くなりがちな日常動線の共用空間も明るく、居住空間の一部に取り込まれている。また、3面に開口部をもつ住戸の間取りは、バルコニーとそれに設置されたルーバーによって近隣との距離感が調整されている。さらに細部にわたるデザインも洗練されており、良質な小規模住宅として評価できる。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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