GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
マンション [ズーム池尻大橋]
事業主体名
株式会社トーシンパートナーズ
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社トーシンパートナーズ (東京都)
受賞番号
14G100878
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

環状6号線(山手通り)と池尻大橋駅に抜ける生活道路。この全く異なる2本の道が出会う角地に、「無機的」と「有機的」という2つのファサードを持つ集合住宅を設計した。正面に立体交差が迫る山手通り側はコンクリートのアウトフレームで各戸内のプライバシーを保護しつつ、バルコニーの一部に暖色の塗装を施して前を通る歩行者が下から見上げたときには無機的な壁面にも温かみが感じられるよう工夫した。また生活道路側は6色13層のタイルで有機的な地層を表現。遠景では薄く、近景ではタイルの影で色が濃く見え、こちらも目線の違いで景観が変化する。この切り替わる2つの壁で、2本の道の接点となる印象的な「街角」をデザインした。

プロデューサー

株式会社トーシンパートナーズ

ディレクター

株式会社トーシンパートナーズ 開発事業本部

デザイナー

株式会社イクス・アーク都市設計

詳細情報

https://www.tohshin.co.jp/zoom_ikejirioohashi/

利用開始
2013年11月21日
価格

32,000,000 ~ 57,000,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都目黒区大橋1丁目7番1号

仕様

■敷地面積340.03㎡ ■建築面積223.98㎡ ■延床面積1986.01㎡ ■建ぺい率65.88%(許容80%)■容積率498.28%(許容500%)■構造・規模 鉄筋コンクリート造・地上12階 ■総戸数54戸

受賞対象の詳細

背景

本敷地は2本の道路の角地。商店街や公園、住宅がある生活エリア「池尻大橋」をはじめ目黒川に沿ってインテリアギャラリーや小粋な店構えのショップが並ぶ「中目黒」、少し足を伸ばせば「代官山」の洒落た街並みへと、多くの生活道路につながる環境である反面、目の前には立体交差があり、日夜、幹線道路である山手通りを生活感のない無機的な交通が行き交っている。この、あい異なる2面性をファサードデザインに盛り込んだ。

デザインコンセプト

「無機的」と「有機的」を2つのファサードで切り替え、2面性を持つ街角の力をデザインに表現した集合住宅

企画・開発の意義

都会の風景と暮らしの空間を明解に切り替えるデザインを外観だけでなく植栽、エントランスなどのディテールにも取り込み、「生活に便利でファッション・文化の発信地につながる場所」と「正面に立体交差が迫る幹線道路沿い」という、この立地ならではのプラスとマイナス両要素を印象的に融合することで、都会に住まう楽しさをユーザーに伝えながら、都市における街角の景観を整えた。

創意工夫

無機的な要素を表す手法として、山手通り側はコンクリート打ち放しの平滑な壁面とし、そこに矩形のバルコニーを規則正しく穿って「人工的」にした。奥まったバルコニーは幹線道路からのプライバシー保護の役割も果たす。一方、有機的な「地層」をイメージして6色13層のタイルを貼った妻側の壁面は、大地の力をモチーフに「人間的」な要素を表現。この「地層」はバルコニー側と妻側が同時に見える遠景では淡い色合い、妻壁を見上げる近景では種類の異なるタイルが影を生んで濃い色合いにと、目線によって見え方が変わる。また住む人にとって、都会の喧騒とプライベートの切り替えの場となるエントランスは、コンクリート壁の中に地層タイルを入り込ませて2層吹抜の広い洞窟のようなホールをデザイン。高い位置からの照明と一部に自然光も取り込んだ心地よい空間で、大地の温もりにつつまれる安堵感と自分の場所に帰ってきたという寛ぎを感じられる様にした。

デザイナーの想い

都市の景観にはこのように幹線道路と生活道路が出会う「街角」が多々あると思う。その街角をどう解くかはそれぞれの道路が持つ個性によって千差万別。今回は道路が持つ力とその道がつながっていく街の表情を考え、「無機的なコンクリート打ち放し」と「有機的な地層を表すタイル」という2つのファサードで街に融合させた。異なる2面性が出会うところが街角の表現であり、その印象的な街角がこの街の新しい顔になるに違いない。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都目黒区大崎1丁目7番1号
㈱トーシンパートナーズ オフィシャルサイト ズーム池尻大橋

審査委員の評価

本提案の敷地は幹線道路と生活道路の交差点にある。ややもすると外装が単調になりがちなマンションであるが、本提案では、この立地特性を踏まえ、外装仕上げに関して、様々な位置と距離から、誰にとってどう感じられるかを意識して、細かな配慮を伴った計画を施している点が評価された。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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