GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
分譲集合住宅 [ライオンズ立川グランフォート]
事業主体名
株式会社大京
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社大京 (東京都)
受賞番号
14G100866
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本物件は立川断層の近傍の商業地域に計画された集合住宅である。立川市は豊かな自然と利便性を兼ね備えた永住にふさわしい街であるが、ここに住むことへの漠然とした不安を払拭する必要がある。昨今、防災性能を高めた集合住宅は多いものの、震災を一過性と捉え誰もが安心して住み継いでいける住まいは存在しなかった。 本物件では、震災への不安の払拭にとどまらず、時代の要請である高齢化への対応、建物の長寿命化、更新性と快適性の高い住空間の創造、環境配慮、周辺環境との調和を高次元で融合させ、何世代にも渡って誰もが安心して日常生活を送れる集合住宅のスタンダードを変える住み継ぐ住まいの実現を目指した。

プロデューサー

株式会社大京 中山雄生、関根智則

ディレクター

株式会社日建ハウジングシステム 北條隆幸

デザイナー

株式会社日建ハウジングシステム 鶴岡光晴、田中俊祐

詳細情報

http://lions-mansion.jp/

契約開始日
2013年3月24日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都立川市錦町1-13-17

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

世紀を超えて住み継がれる住まいを実現する

背景

計画地から約90mに立川断層が存在しており、新たにここに住む事に対しての漠然とした不安を払拭する必要があった。 そこで、防災性能を強化することにとどまらず、時代の要請である高齢化への対応、建物の長寿命化、更新性と快適性の高い住空間の創造、環境配慮、周辺環境との調和を高次元で融合させ、長きに渡って誰もが安心して日常生活を送れる住まいの実現を目指そうと考えた。

デザイナーの想い

世紀を超えて住み続けることや風土に根差した快適な住宅を考えた時、日本建築が見出した光や風の取込み方、影の創り方に立ち還った。風通しの良い手摺や影を創りだす庇を、立川繁栄の礎となった立川飛行場に着想を得た翼のイメージに変換し、風景に埋没しない躍動感あふれる佇まいを表現。また、武蔵野の森の木立をモチーフにしたエントランス意匠や緑と形態の遊び心は周辺環境との調和だけでない永く愛され続ける建物を目指した。

企画・開発の意義

住宅地として優れた立地でありながら近傍に活断層が存在していることは多く、これまで集合住宅の分譲はユーザーの選択肢から外れるため、ディベロッパーも開発の対象外としていた。 本計画がユーザーから一定の評価を得たことは、そのような立地であっても、ユーザーの不安を払拭するために防災対策のみならず長きに渡り安心して生活できる取組を行うことによって、災害リスクの高い立地での集合住宅開発の可能性を見出した点。

創意工夫

災害時の水と電力確保の目的で非常用発電装置を設置し、各住戸へ3日間電力を供給可能としている。防災井戸により各階共用水栓まで給水し高齢者に配慮するだけでなく、近隣住民にも提供できるよう道路面に設置した非常用散水栓にも給水。その他、Wi-Fi設置による情報インフラの整備、防災備蓄倉庫を共用部に、緊急用防災ボックスを各住戸に備えた。 免震構造の採用や水セメント比を45%とし、住空間の安全性と耐久性を大幅に向上。居住者のライフスタイルの変化に対応する水廻り集約型プランや配管方法の工夫による更新性の向上、共用廊下に手摺を設置し高齢化への対策を施している。住戸には自然風を積極的に取入れるパッシブデザインを採用した。 耐久性の高い建物であるからこそ周辺環境に配慮、商業地域でありながら空地率約50%を確保し、セキュリティラインを下げたゆとりある配棟とし、沿道には地域に生息する樹種を中心に緑彩を配置した。

仕様

RC造、地上14階建、陸屋根、分譲集合住宅

審査委員の評価

セキュリティーラインをさげ緑地としたエントランス周辺の外構が、街並みの中でポットパークのような効果をもたらしている。また防災計画においても周辺地域への配慮がされており、多角的に都市の環境に貢献している点が評価できる。また、住戸の通風についても外廊下の手すりのデザインまで含めてよく配慮されているが、ここにも意匠的な工夫がほしいところである。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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