GOOD DESIGN AWARD

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2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅・住空間 [ファインコート一橋学園コモンズ]
事業主体名
三井不動産レジデンシャル株式会社
分類
住宅・住空間
受賞企業
三井不動産レジデンシャル株式会社 (東京都)
受賞番号
14G100856
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

全42戸非開発の戸建開発。 生活者視点で敷地有効率向上と価格低廉化を優先すると、旗竿敷地と呼ばれ敬遠されがちな敷延区画が出てしまうが、いかに快適な住環境とするかに注力。更に戸建では難しいコミュニティ空間を醸成すべく、利用や景観の面において共有する空間として「コモン(繋がりの空間)」の考え方を組み込んだ街づくりとした。 コモンは、土地の権利関係としての共有はせずに、隣接する区画の住民同士が敷地の一部を一体利用する事で成立。そこには、所有権分離を図ったシンボルツリーやBBQスペースを設置。また敷延の通路側に縁側や出窓を設け、コミュニティ空間を醸成するよう様々な仕掛けを施した。

プロデューサー

三井不動産レジデンシャル株式会社 執行役員 地域開発事業部長 倉橋正也

ディレクター

三井不動産レジデンシャル株式会社 落合亮一、小牧正哉、山家尚、満丸毅志

デザイナー

村上 義男、高橋 慶郎、小西 玲子、木内 健二

詳細情報

http://www.31sumai.com/mfr/B1130/

利用開始
2013年11月
価格

3,000 ~ 5,000万円 (3000万円台後半〜5000万円台中盤)

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都小平市鈴木町一丁目104-1他

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

利用や景観の面において共有する繋がりの空間「コモン」を組み込み、敷延区画を快適な住環境とした街づくり

背景

都市近郊で戸建開発をする場合、生活者視点で「敷地の有効率向上」と「価格抑制」を優先すると必然的に「敬遠されがちな敷延区画」が生じる。またマンションと異なり共用施設を設けることの出来ない戸建開発にとってはコミュニティの醸成が難しい。そこで敷延区画の通路をコミュニティ空間として捉え、繋がりある「コモン空間」を設け、日照・通風を確保し建込み感軽減やコミュニティ機能強化などの住環境快適化を目指した。

デザイナーの想い

敬遠されがちな敷延区画のある都市型戸建開発を快適な住環境としていくことは、人々に新しい住宅購入の選択肢をもたらし、戸建住宅地でも人との関係性を重視した開発が行えることは、コミュニティや安心・安全の視点から非常に意義を持つ。 また、敷地延長型開発のネガティブを軽減する工夫、環境と共生する街づくり、隣家との繋がり、コモンやシンボルツリーによる住民間や住民・地域間交流の創出など、社会のニーズに応えた。

企画・開発の意義

都市近郊の戸建開発で生活者利益と事業性を両立させるにあたり、①土地の有効率を上げる敷延区画は必須であり、②コミュニティ醸成の為にマンションの様な共用施設を設ける事は不可能である。 そこで、①敷延区画の「暗い」や「奥まっていて防犯の面で危険」等の課題と、②「都市近郊の戸建開発におけるコミュニティ醸成」といった二つの今日的課題を同時に解決する為、所有権分離によって持続可能とした「コモン空間」を設けた。

創意工夫

敷地延長部分を中心に、住民同士の緩やかな共有空間を生みだすことによる解決を目指したが、共有敷地の設定は管理や将来の権利関係を想定すると懸念点も多い。所有権の意味での共有はしないが、空間の共有によって緩やかな景観的共有を図ることが課題であった。 正方形の敷地全体をリズミカルな美しい街になる様にシンメトリーの区画設計を実施。駐車場を並べた広い空間の敷地入り口には、隣家同士の木を横に並べ一体の高木に見えるようシンボルツリーを配置し季節ごとに飾りつけ出来る設えとした。また、あえて敷延通路側に縁側や出窓、BBQスポット等を設け、住民間コミュニティが育まれやすい環境を創出し、通常設ける隣地境界のフェンスは設置せず、植栽等で柔らかな所有権分離をした。これらのコモン空間は各邸室内からの借景となり開放的な空間を創出し、更に、周囲の地域に対しても開かれており、その豊かな緑は景観的にも地域への貢献を果たす。

仕様

総戸数42戸、木造2階建(2×4工法)、延床面積90.76m2〜95.77m2

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都小平市鈴木町一丁目104-1他
「ファインコート一橋学園コモンズ」ホームページ

審査委員の評価

それぞれに私有される敷地に区分けされた住宅地にコモンスペースを実現するのは、私権とのかかわりからたやすいことではない。本提案では、住民のそれぞれが敷地の一部を持ち出すかたちで、一般の住宅地にない豊かなコモンスペースを実現している点が、その背景にあるであろう協定等の仕組みとともに評価された。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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