GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [LATTICE]
事業主体名
株式会社APOLLO一級建築士事務所
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社APOLLO一級建築士事務所 (東京都)
受賞番号
14G100841
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

木造古家が密集する台東区周辺には狭小敷地が多い。30代単身男性の建主は自身が経営する会社から程近いこの場に生活の拠点を求めた。間口が狭く奥行きが深い敷地に対し、大型車一台分のピロティガレージが確保できるようRC薄肉ラーメン構造を採用。建物中央を貫くストリップ階段により手前と奥の空間が緩やかに繋がり、吹抜けを介したスキップフロアによる立体的な構成とすることで、住宅内を縦に散歩できる空間とした。西側ファサードを木製ルーバーで覆うことで、西日と外部の視線を制御しつつ、室内の採光を確保。ガラス張りの塔屋部から降り注ぐ光のシャワーが小空間内に充満し、RC打ち放しのブルータルな空間に深い陰影を刻んでいる。

プロデューサー

黒崎敏/株式会社APOLLO一級建築士事務所

ディレクター

黒崎敏/株式会社APOLLO一級建築士事務所

デザイナー

黒崎敏/株式会社APOLLO一級建築士事務所

詳細情報

http://www.kurosakisatoshi.com/architecture/2013/lattice/index.html

竣工
2013年3月
設置場所

東京都台東区

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

都市の狭小地を縦に移動しながら生活する単身遊牧民の家。

背景

木造古家が密集する台東区周辺には狭小地が多く、新築住宅では防火や耐震等の基本性能に加え、空間の有効利用など設計上の工夫が求められる。また、会社経営の建主は単身男性であり、家族を基軸にしないライフスタイルであることから、自身が移動することで多様な空間を堪能できる仕組みが求められた。

デザイナーの想い

都市の狭小住宅の空間には物語性や舞台性が存在している。今回は空間の中心を貫く階段がメインの舞台であり、それぞれの空間を移動しながら遊牧民のように生活することができるのが特徴である。移動を繰り返すことで意識を切り替える、いわばプラットフォームのような住宅こそが単身の都市生活者にとって理想的なのかもしれない。

企画・開発の意義

都市住宅としての機能性と人情味の溢れる界隈の雰囲気を両立させながら、耐震性と防火性を併せ持つRC造を基本とし、打ち放しコンクリートに木製ルーバーの柔らかい表情を組み合わせることで、新築でありながらも古い街並みに溶け込むような住宅を目指した。

創意工夫

中央を貫くストリップ階段を大木の幹に見立て、スキップフロアでつながるそれぞれの部屋を枝葉のように展開させながら、エントランスから屋上まで、室内を縦に散歩できる空間とした。またガラス張りのペントハウスからは階段吹き抜けを介して光が降り注ぎ込み、1階玄関まで光が届く仕組みにしている。都市における空間の有効活用に加え、通風や採光などの諸問題を小空間ならではの手法で解決しながら、上下移動をベースにした単身者ならではの住宅をテーマにした。

仕様

敷地面積:44.57㎡(13.48坪)、建築面積:34.18㎡(10.34坪)、1階床面積:29.09㎡(8.80坪)、2階床面積:34.18㎡(10.33坪)、3階床面積:34.18㎡(10.33坪)、PH階床面積:3.99㎡(1.20坪)、延床面積:101.44㎡(30.68坪)、構造:RC薄肉ラーメン構造、規模:地上3階建、用途:専用住宅

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都台東区

審査委員の評価

下町の住宅密集地域に建てられた3層の町屋型専用住宅である。敷地面積は13.5坪、建築面積は10坪で、構造はRC薄肉ラーメン構造である。クライアントは単身者なので、1階をガレージとし、室内はスキップフロアのフレキシブルな一室空間的な住居としている。前面道路に面する西面ファサードは全面を木製の水平ルーバーで多うことによって、直射日光を制御するとともに、キレのいいデザインにまとめている。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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