GOOD DESIGN AWARD

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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
個人住宅 [車椅子生活者のための平屋住宅]
事業主体名
施主
分類
住宅・住空間
受賞企業
クニヤス建築設計 (滋賀県)
受賞番号
14G100839
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

車椅子で生活されるバリアフリーの平屋の住宅。単純な快適性を超えた日常生活での豊かさを感じられるような建築空間の追求。

プロデューサー

TOPOS 武田邦康

ディレクター

TOPOS 武田邦康、岩崎元一

デザイナー

クニヤス建築設計 代表 武田邦康

詳細情報

http://topos-oumi.com/Works8.html

利用開始
2012年10月
販売地域

日本国内向け

設置場所

滋賀県近江八幡市

受賞対象の詳細

デザインコンセプト

8×10mの矩形、4mを頂部とする切妻屋根の空間を3枚の壁によって分節し回遊性のある一室空間の実現。

背景

車椅子での生活。自分なりのライフスタイルを目指したいと、切なる思いで夢の実現の打診をいただいたことから計画がスタートしました。ご要望は車の乗り降りから住宅内部まで濡れないこと。生活の大半を過ごす個室をメインとすること。防犯やプライバシーを守りながらも開放感や自然の感じられる空間とすることの3点をポイントに設計しました。

デザイナーの想い

「車椅子でもオシャレで自分らしい生活ができるデザインの美しい家に住みたい。」クライアントからの最初の打ち合せ時の一言です。この言葉の期待を裏切らず、応えることを目指して様々な生活のディテールまで検証して実現しました。特殊な個別解ではありますが、普遍的な住まいへの一つの答えとして提示したいです。

企画・開発の意義

車椅子で生活される方の日常での小さなストレスを建築空間、ディテールによって豊かなものへと転換できないか。水平的な空間の広がりやつながり以上に垂直方向への立体的な空間の広がりを獲得するため天窓や開口を効果的に使い、壁や引戸をシンプルな手法で構成し自然の光が感じられる多様な空間を生み出すことを目指しました。

創意工夫

平面は8×10mの長方形であり、4mを頂部とする切妻屋根の三角の箱の中を大きく3枚の壁によって個室、ダイニングキッチン、インナーテラス、水回りの4つの空間ゾーンに分割します。単純な操作で多様な空間体験を思考した結果、大きなワンルームスペースを壁によって異なる大きさの空間に分割し、ガラスや建具によって緩やかにつなげます。 外部からは単純な黒い箱として見えますが、内部は太陽によって自然の変化が感じられる明るく開放的な空間であり、空間として強度のあるものを目指しました。 室内にいながらも外を感じられるよう光溢れるインナーテラスを配置。 車椅子での日常生活に不便がないようトイレは3方向からの動線を確保しました。浴室はクライアントの要望に沿ってデザイン。洗面やキッチンは足下をオープン、奥行きを浅くし、使い勝手と作業動線を考慮しました。

仕様

敷地面積:216.01㎡、建築面積:107.85㎡、延床面積:82.00㎡、構造:木造(在来軸組工法)、規模:地上1階

どこで購入できるか、
どこで見られるか

クニヤス建築設計
クニヤス建築設計
TOPOS

審査委員の評価

車椅子の居住者のために、動線計画や浴室のしつらえ等、非常に丁寧に設計されており、しかもそれがとても高いデザイン性を備えている点が高く評価できると思います。この住宅はあくまで一人のクライアントとの対話から生まれたものと思いますが、これからの高齢化社会を迎える戸建て住宅として、様々なヒントを与えてくれる提案になっていると思います。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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