GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2014

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [きびそ絹の家]
事業主体名
株式会社サイエンスホーム
分類
住宅・住空間
受賞企業
株式会社サイエンスホーム (静岡県)
受賞番号
14G100824
受賞概要
2014年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

日本の伝統建築「真壁づくり」×近代化を支えた産業「製糸業」。この二つの歴史的遺産に最新の快適性を加えた住宅、それが「きびそ絹の家」です。きびそとは蚕が吐き出す最初の糸で、繭量全体の3,4%しかとれず、人の手で手間をかけ紡がれる貴重な糸です。「きびそ絹の家」は稼働製糸場5カ所の内、最大級の碓氷製糸工場で紡がれたきびそを、壁紙に取り入れた住宅です。梁や柱がむき出しの真壁工法は、デザイン性だけでなく性能的利点が多くあり、そこに素朴で力強い風合いと、抗菌、難燃、調湿という絹特性をもつきびそを壁紙に採用した「きびそ絹の家」。それは伝統と科学のハイブリッドが創りだす新たな価値の住宅です。

プロデューサー

大石晃弘

ディレクター

大石晃弘

デザイナー

大石晃弘

詳細情報

http://www.sciencehome.jp/

利用開始
2014年1月
価格

19,800,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

埼玉県鴻巣市八幡田742番地2

仕様

構造:木造在来軸組工法 1階床面積:63.00㎡(19.05坪) 2階床面積:55.46㎡(16.77坪) ロフト:27.35㎡(8.27坪) 延床面積:145.81(44.10坪)

受賞対象の詳細

背景

今年、碓氷製糸工場の近隣にある富岡製糸場がユネスコ世界文化遺産への登録を受け脚光を浴びている。明治の近代化を支え国策的に振興された製糸業も、現在稼働する工場5カ所を残し、工場は閉鎖されている。その優れた技術を未来へ伝えるため、日本古来の建築技法「真壁づくり」と融合して産まれたのが「きびそ絹の家」です。

デザインコンセプト

伝統×伝統×科学。過去から学び、未来へ紡ぐ「新しい家の価値。」

企画・開発の意義

2,000年以上の歴史をもつと言われるこの国の文化には、永い刻をかけて成熟してきた伝統の技、技術がある。その歴史の重みを知り、新しきを取り入れる、日本民族の得意とする「温故知新」の想いをもって家づくりに励みたい。伝統×科学の融合が産み出す新たな価値が、住む人の心をより豊かにできると信じています。

創意工夫

1.抗菌、難燃、調湿に優れた貴重なきびそを贅沢に壁紙に採用。2. 木が呼吸する日本古来の真壁工法×伝統産業製糸×最新の快適住宅機能=NEOノスタルジアスタイルの確立。3.独自の真壁工法による大幅な廃材の削減→真壁住宅の低価格化。4.長寿命住宅購入後の維持管理費軽減→外光を多く取り入れる大きな吹抜け空間や、調湿効果が高いきびそ真壁づくり、エアコンいらずの高気密外張り断熱による省電力設計。5.日本全国98店舗(平成26年9月現在)加盟店展開によって実現する独自の資材流通ネットワーク。→品質の安定や工期短縮。

デザイナーの想い

「過去から学び、今を懸命に生き、未来への希望を持て」アインシュタインが言うように、大勢の人の一生と永い時間が積み重なってできる「伝統文化」は知恵の宝庫とも言える。技術は日進月歩で懸命に進み、生活環境はめくるめく豊かになるが、よりよき未来のためにその伝統を後世に伝えていくことが今を生きる日本人の役目だと考える。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

日本国内
サイエンスホーム ホームページ

審査委員の評価

「きびそ絹の家」は、きびそという素材の抗菌、難燃、調湿という絹特性に着目し、建築素材として壁紙に採用した点は評価に値する。ただし、価格や入手しやすいかなど汎用性のある素材なるのかが気になる。また、真壁づくりの合理性に着目した点はよいが、きびその素材感や木の色彩との取り合わせなど、もうすこしデザイン的な洗練が期待される。

担当審査委員| 古谷 誠章   篠原 聡子   難波 和彦   日野 雅司   松村 秀一  

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