GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
企業情報
CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
構造体 [日本の木を使い続けるしくみ-タマストラクチャー]
事業主体名
タマホーム株式会社
分類
ビジネスメソッド、ビジネスマネージメント
受賞企業
タマホーム株式会社 (東京都)
受賞番号
13G131081
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

64.5%という高い国産材比率のタマストラクチャーは源流の山と河口の当社や御客様を直接繋ぐ事で国産材利用率を向上させ、就労人口の減少や老齢化で疲弊した山には自立した林業の再構築を、顧客にはトレーサビリティーと性能保証を、当社には為替や海外事情に左右されない安定供給を実現したしくみである。自社で全建物の構造設計を行い、山に対し無理のない生産体制が取れる4カ月先の発注情報と買取保証を出す。この新たな繋がりは木の流通だけでなく、顧客には伐採や植林の参加による環境意識の向上や家への愛着を、山には顧客目線の芽生えを、当社ではCSR推進を生み、将来に対しては利用価値の高い木材の植林やその用途開発を行う。

プロデューサー

タマホーム株式会社

ディレクター

タマホーム株式会社 工務本部

デザイナー

タマホーム株式会社 工務本部

運用開始
2009年2月
価格

218,000 ~ 338,000円/坪 (タマストラクチャーを使用した建物の本体価格になります。)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

従来のプレカット業者主導の木材供給では使用した木材の特定が出来ず、他社において不良品や欠陥品が市場流出し回収に苦悩した事例がある。産地や加工所が明確でJASの基準を満たした木材が供給されることで空気質汚染による健康被害や強度不足による震災時倒壊損傷被害の無い安全性の高い住宅を提供する事が出来る。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

施主に対し木材の伐採とその後の植林活動への参加を勧め、その後の製材工程やプレカット工程等の全ての製造工程に参加してもらう事で、木のいのちを頂き、多くの作り手の思いが詰まった自宅への愛着を深めてもらう事と共に、自宅建設が自然の循環や自然環境保護や地場産業の振興の一助となっていることを感じてもらい、住む人の環境意識を高めている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

疲弊した山にとって過剰な品質要求や不安定で波の大きな発注量をこなす事は出来ない。先行発注や買い取り保証をする事により計画生産出来る体制を作り、林業の再構築を支援している。また過去中間流通により歪められていたニーズを今回当社や顧客と直接つながる事で明らかにし、現在求められている物、将来に亘り求められる物、さらに付加価値の高い物を今後生産していく体制が取れた。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

Co2吸着減の拡大 生態系の保護 地域産業の振興 過疎化対策 環境意識の啓発 資金の国内循環 自然災害時の被害低減 産地の明確化とトレーサビリティーによる安心の提供等、国産材活用の効果は周知のごとく多い。しかしその採用率や普及率はまだ低い。当企画は国産材採用率向上のけん引役となっている。また杉や桧という定番樹種にとらわれないニーズの高い樹種の植林を行い高付加価値林業にも取り組んでいる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

国産材は量がない。価格が高い。性能が低い。色々な理由で使用比率は上がらない。タマホームは山と繋がり山とその解決策を見出し高い使用比率を実現した。普通の人が普通に生活して買える家を10,000棟供給しながら、環境に貢献し 地域社会に貢献し 産業の再生に貢献し 住む人と山とを新たな関係で繋ぎ 将来の林業をさらに強い物にしていく。タマホームはただ安いだけの家ではない。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

タマホーム株式会社 全国展示場

審査委員の評価

国産材を用いた住宅のエコシステムの構築という点で評価された。従来の国産材を使用する場合の需要と供給、産地のシステムと顧客ニーズ等の間にあるアンバランスを、トレーサビリティーと性能保証というコンセプトを導入することで解消しようとしている。その意味で新たな国産材住宅のビジネスモデルといえる。

担当審査委員| 永井 一史   久保田 晃弘   紺野 登   田川 欣哉  

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