GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
プロジェクションマッピング [劇的]
事業主体名
NHKエンタープライズ
分類
社会基盤、プラットフォーム
受賞企業
NHKエンタープライズ (東京都)
受賞番号
13G110983
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

[劇的]は<日常を劇場へ>をテーマに体感型の映像コミュニケーションを都市の中に出現させるプロジェクト。その一環として大規模なプロジェクションマッピングを制作している。「TOKYO STATION VISION」では駅や鉄道の歴史と未来を東京駅駅舎に投映しターミナルを巨大な劇場空間へと一変させた。「鶴ヶ城」の復興支援イベントでは天守閣を光の桜で包み込み大きな話題を呼んだ。その他、フィギュアスケート演技の軌跡をリアルタイムに可視化した「ありがとうスケーティング」、等身大ダイオウイカ模型上に生息海域の気象変動データを視覚化した「深海4Dスクエア」等、インタラクティブ技術を融合させた事例も重ねている。

プロデューサー

NHKエンタープライズ 菅山明美、福原哲哉、吉田立、井上弘道

ディレクター

NHKエンタープライズ 森内大輔

デザイナー

伊東玄己、岩崎太整、WOOG、内田照久、志賀匠、TAKCOM、長添雅嗣、西郡勲、橋本大佑、針生悠伺、P.I.C.S.、氷室良輝、maxilla、山田益弘、Rhizomatiks、WOW

詳細情報

http://www.nhk-ep.co.jp/gekiteki/

事業開始
2011年11月
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

[劇的]のプロジェクションマッピングでは、こどもからお年寄りまで幅広い層が共感できる企画と演出を心がけている。黎明期の蒸気機関車がよみがえる東京駅、浮世絵や和柄で彩られる下町の新名所—東京スカイツリー、会津若松地方の自然が浮かぶ鶴ヶ城など、対象や地域の背景をモチーフにした親しみやすいシナリオと、それに同期する音響設計を細やかに図り、感動を高める工夫を重ねている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

東京駅を会場とした「TOKYO STATION VISION」は、2日間の上映で数万人を超える観客を集め、東京駅の再生を強く印象付けただけでなく、プロジェクションマッピングの名を一般に広く認知させた。これ以来、国内各地でプロジェクションマッピングのイベント実施が増えていることから、祭りや花火のような公共エンターテインメントとして定着するきっかけを作ったと考えている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

プロジェクションマッピングは、空間演出、映像構成、アニメーション製作、プロジェクター制御、運営管理など、広域にまたがる知識や技術を組み合わせた複合型のコンテンツである。多様なクリエイターや事業者が携わるため関連するクリエイティブ産業を広く刺激する。また、夜間に行われるイベントであることから、観覧者の宿泊を促し交通や飲食など地域の観光産業全体を活性化する効果がある。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

建物自体に直接手を触れず、映像投映によって特殊な視覚効果を生むプロジェクションマッピングは、貴重な歴史的建造物や重要文化財に物理的な負担をかけないことが特長である。永年、受け継がれてきた建造物を先端の映像技術で照らし出し、歴史や伝統の価値を現代的なイメージと重ね合わせることによって、市民の間に地域への関心や価値を次世代へ継承していく気運を盛り上げることができる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

情報通信環境の発達でコンテンツへの接触が日常化した現代において、プロジェクションマッピングは都市空間そのものがメディアとなり、その場固有の物語を現実に表出させる新たな映像ライブイベントである。移動や宿泊を伴う観光需要を促進し、地域への誇りや創造的なコミュニティを育む機会を創出している。映像表現と先進技術の融合を軸に、創造性の高い社会づくりに貢献することが私たちの目標である。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

「TOKYO STATION VISION」「鶴ヶ城プロジェクションマッピング はるか」DVD販売中
劇的

審査委員の評価

近年話題となっている新しい投影技術を使ったパフォーマンス。見ていて直感的に楽しく、美しく、花火のようなその時そこにしか存在しない限定的な表現はとても魅力的である。投影される被写体も映像との連動によりその価値を再認識する事ができる。その芸術性を保ち、神秘的かつ限定性を大切にすることで、単純なアニメーションの立体投影との区別を図り今後も発展させてほしい。

担当審査委員| 南雲 勝志   廣村 正彰   横川 正紀  

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