GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
松山市ことばのちから [街はことばのミュージアム]
事業主体名
松山市都市ブランド戦略課「ことばのちから実行委員会」
分類
街づくり、都市づくり
受賞企業
松山市ことばのちから実行委員会 (愛媛県)
松山市ことばのちから実行委員会 (愛媛県)
松山市 (愛媛県)
ビンデザインオフィス有限会社 (愛媛県)
受賞番号
13G110964
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

2000年から2012年の現在まで、「ことばのちから実行委員会」は全国から募集した「元気になる言葉」をテーマに子供から高齢者まで幅広い年齢層を、また商店街や企業を巻き込みながら様々なパブリックイベントを企画、実施してきました。12年間の継続のなかで今は松山の夏の風物詩となった街を巻き込んだ俳句甲子園、ことばは歌や絵本となり、ことばを載せた電車や車、また空港や介護施設にもことばは展開され多くの人たちを癒し、また元気を与えています。これらの活動は「目に美しく、耳に美しい、感動は美しいから」というコンセプトを貫き、そのためにデザインを重要なファクターとして位置づけています。

プロデューサー

松山市 池田和広+株式会社博報堂四国支社 福世生駒+ビンデザインオフィス有限会社 山内敏功

ディレクター

松山市 白形誠基+株式会社ピドー 堀内敏喜

デザイナー

ビンデザインオフィス有限会社 山内敏功、小笠原学、有馬里奈、小池達也+有限会社ステップ 隅川雄二+有限会社フェイス 坂上裕彰+ブジンアート 池田武仁、片岡裕之、斎郷隆喜+大野千佳

詳細情報

http://www.kotobanochikara.net

利用開始
2001年8月
販売地域

日本国内向け

設置場所

松山市内

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

電車や車、高齢者施設に展示されたことばは、メッセージを伝えやすくデザインし、精神や、身体にもやさしくわかりやすくメッセージしています。例えば「ありがとうで心がまんまる」「あんたはあんたでかまんのよ」「あなたにとって他人でもみんな誰かの宝物」「昨日より今日の自分にVサイン」「いろんな子 いっぱいおってかまんかまん」「君の速さで歩(ゆ)けばいい」などの言葉達は多くの人々を元気にしています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

日常の中で意外な場所にことばが登場します、市内電車の踏切で、病院の窓から、街を走る車から、散歩中ふと見上げた街灯にあることばなど、抱えていたストレスや苛立った心をぽっと暖かく包んでくれます。あるお母さんの話は「娘の登校拒否がなおった」またお母さんを看病中の女性は「子供の頃母がよく、あんたはあんたでかまんのよと言ってくれた。目の前にいる母をみて心が熱くなった」などという話が寄せられています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

この事業は商店街や銀行、私鉄や企業などを巻き込んだかつてない文化事業として成功しています。デザインされたことばを載せた営業車やことばを展示した施設の壁面、ことばから生まれた「この街で」の歌などで企業イメージはよくなり、ことばをデザインするという今までになかった文化でまちづくりができることの認識は大きな成果と言えます。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

「ことばのちからイベント」の多くは小学生から高校生の子供達が主役です。伝えることの楽しさで感動を経験、次は感動させる喜びを知ります。俳句甲子園に選手として参加した高校生達はやがてボランティア参加として松山にやってきます、温泉と文学の街と言われる松山に「豊かなことばを使う街」が加えられるでしょう。継続することによって街も人も豊かになります。

ユーザー・社会に伝えたいこと

高度成長は便利な社会を生みましたが失った大切なモノも多く、そのひとつが「ことば」でしょう。ことばが疲弊するとコミュニケーションのちからも弱くなります。ことばはアイディアのシンボルといわれるくらいですからことばの疲弊はアイディアのちからも弱めます、松山は俳人正岡子規を産んだ街ですから言葉をテーマに「街はことばのミュージアム」事業を促進させ、ことばによる感動や癒しや元気を発信します。

審査委員の評価

2000年から続けられているプロジェクト。松山市街に「ことばのメッセージ」を各所に展示し、年齢や地域を越えたコミュニケーションを実現している。街のブランディングはもとより、市民の交流、活性化に貢献している。全国からことばを募集する仕組みも、地域に閉じることなく開かれた活動として好感がもてる。今後もさらに発展することを期待するが、街がnoisyになり過ぎないよう注意したい。

担当審査委員| 南雲 勝志   廣村 正彰   横川 正紀  

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