GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン・地域づくりデザイン賞

受賞対象名
地域づくり、コミュニケーション活動 [ワインツーリズムやまなし]
事業主体名
合同会社セツゲツカ
分類
街づくり、都市づくり
受賞企業
LOCAL STANDARD株式会社 (山梨県)
受賞番号
13G110957
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ワインツーリズムとは、第一次産業、第二次産業でつくられるワインという地場産業を、デザインとしくみを使ってイメージを発信しながら、より広く地域に根ざした文化とするための第三次産業化を促し、地域の人々ともに産地を形成していく取り組み。ワインを核としながら地域の人、サービス、モノを緩やかに連携させ、「ワインツーリズムやまなし」という産地をめぐるイベントを行い、その消費力と発信力を利用しながら地場産業をブランディングすることで、産地に人の流れとお金の流れを生みだす。さらに、地域内でワインを飲む文化をつくり出し、ワインという地場産業を核としたプラットフォームをつくり、次世代へ地域をつないでいく取り組み。

プロデューサー

大木貴之

ディレクター

大木貴之・保坂紀明

デザイナー

保坂紀明

詳細情報

http://www.yamanashiwine.com

発売
2013年9月
販売地域

日本国内向け

設置場所

山梨県甲州市、甲府市、笛吹市、山梨市

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

ピンポイントにワイナリーに行くだけだったワイナリー巡りを、デザイン(マップやつくり手のインタビュー小冊子などの制作)の力によってワインのできる産地を楽しむという再定義を行った。ワインという結果だけでなく、畑をめぐり、つくり手の想いに触れて、味だけでは表せない多くの人によって育まれたワインという文化と歴史を自身の五感で感じてもらうことを提供する。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

地場産業を核としたことで、地域の文化と結びつき、自分達の地域をもっと知ろう、知ってもらおうという動きが活発化。古くからいる人たち、新しい人たちが世代を超えて、自主制作で地域案内や研究会を立ち上げはじめた。このように地域の自主性をうながす効果もある。さらに地域をどう表現していくかといったことまで考えはじめ地域に急速な良い変化をもたらす。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

1次産業である原料生産と、ワイン醸造という2次産業で止まっていた地場産業を、デザインの力を使ってツアーやイベントなどをつくりあげ、情報発信し、人の流れをつくり出す。こうして得た消費力を地域に還元することで、結果として需要は増し、地元のワインを出すレストランの増加や、地域を案内するサービスなど、地場産業を核とした3次産業を促進させ、農業からサービスまで地域連環による6次化を促進している。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

人口の少なさは、消費力の少なさに直結し、人口減少時代において地域の日常をどう存続させていくかが地方における大きな問題となる。この問題に真っ正面から取り組み、試行錯誤している姿を見てもらうことができる。地域全体を地場産業とデザインとしくみの力によってブランディングし、人の流れと消費力を生み出し、小さいながらも情報発信力を得て、この地域独自の文化を育て、問題を解決しようとする過程を見ことができる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

人口が減少していくこれからの時代、もう一度地域を見つめ、その地に住まう意味や意義を考え直す時代なのではないでしょうか?ぼくらは地方で生き残るためにそれを実践し続け、次の世代に地域を託していけるようにしたいと考えています。本来であれば人口の減少とともに廃れ往くかもしれない地域を、仕組みとデザインの力によって持続させることで、これからの日本の地方が生き残るひとつのヒントとなればと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

http://www.yamanashiwine.com、http://winetourism.jp
ワインツーリズムやまなし
LOCAL STANDARD株式会社
ワインツーリズム

審査委員の評価

ぶどうの生産からワインづくり、レストラン、観光サービスまで地域連環による6次化を促進しているイベント。ワインという魅力ある特産品を活用し、2005年から定期的な活動として続けている事で確実に定着した実績を残している。また、一貫した質の高いデザイン管理によってその活動のイメージを高め、地域のブランディングにも繋がっている。これにより、地域の人の意識が高まり、より良いものづくりや地域づくりへと良質な循環をつくり出せる可能性を秘めていると感じる。

担当審査委員| 南雲 勝志   廣村 正彰   横川 正紀  

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