GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [プラウド経堂コートテラス]
事業主体名
野村不動産株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
野村不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
13G090867
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

世田谷区経堂・赤堤は昭和7年から区画整理された良好な住宅街。この街の、緑の庭や生垣に囲まれた質実な生活空間・文化は日本の住宅固有の社会的価値と言ってよい。だが近年日本の住宅地は高密化が進み、緑が粗末に扱われ、緑や四季と共にあった生活空間や文化はひどく損なわれてしまった。一種低層33戸の小規模分譲住宅で、こうした社会的価値を再興するために「緑と融合した生活空間・生活文化」「地域の景観に参加する庭園」を周辺住民と共有することで地域評価の向上を実現することに努めた。住み手の生活の楽しみ、資産価値を高めることは敷地内計画に留まるものではない。

プロデューサー

野村不動産株式会社 住宅事業本部 事業開発二部 部長 天野哲哉

ディレクター

野村不動産株式会社 住宅事業本部 商品開発部 部長 三井宏友/住宅建築部 副部長 吉村敦/大阪支店 事業開発部 次長 平生雅也/神奈川事業部 課長代理 太田康三+SKM設計計画事務所 代表 柴田知彦

デザイナー

柴田知彦・柴田いづみ+SKM設計計画事務所 桐本将和、石井飛鳥、副代表 三宅弘晃+木内建設株式会社 首都圏地区本部 設計室 石垣幸次

引渡し日
2013年4月25日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都世田谷区赤堤3丁目26番7号

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

庭園空間が人の感性、この国の生活文化に適切に感応することに思いを寄せたい。通りから見通すことのできる本計画の庭園と沿道緑地の存在は地域の景観としての価値を高め、接する地域の人々の生活を潤いある豊かなものとし、楽しみ、安らぎを与える。また住み手にとっては庭園、アトリウム(中庭)、沿道緑地の緑と共にある生活が、身体的にも精神的にも深い安らぎをもたらすだろう。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

内外の空間の融合は私たちの空間創造の原点である。私たちの生活スタイルはこの空間原理のもとで育まれてきた。そうした基本を踏まえた「緑と共にある生活空間・生活文化」の提供」を心がけている。例えば、アプローチ、共用空間、廊下、バルコニー、さらに沿道から周辺地域を加え、生活空間の全てで住み手と周辺地域住民に緑と接する機会を多くし、そうした生活空間・生活文化を育む場を提供している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

住宅産業には街を創る使命と責務がある。とりわけマンション事業は地域環境に与える影響が大きいこと、新築住戸の過半数を占めること(首都圏)などに目を向ければ、社会的自覚無く振る舞うことは許されない。一方、その振る舞い次第では、街や環境、景観を望ましい方向に導くことが可能でもある。「街は個の集積、個から変われば街も変わる」。本計画もマンションだけではなく、地域の評価を高めることに努めた。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

「緑と共にある生活空間」は、私たちの生活文化の基礎と言ってもよい。高密化、合理化の過程でそのことが損なわれている現状と、その一方で守り育てる努力が地道になされていることも事実だ。マンション故の集積の効果や活用により、その努力が目に見える形で実現し、生活文化の向上に貢献することができることに改めて注目したい。住み手のみならず、地域の人々にも緑、四季を愛でる生活文化の提供を目指したものである

ユーザー・社会に伝えたいこと

技術が進むにつれ、社会は扁平になる。住まいであるマンションも例外ではない。次の世代が育つ大切な環境であるが故に、自然の豊かさ、本物の素材の持つ安心感、それらを扱う匠の技などに触れることにより豊かな感性を育みたい。本計画の共用部では銘木アート、自然石の暖炉、手作りの厚板机などを配するとともに、庭園や沿道の緑や花に囲まれた生活を提供している。今後もこのような生活空間の提供に努力したい。

審査委員の評価

基本的には中庭型の配棟のマンションであるが、完全に空地を内部に囲いこまず、周辺環境にも配慮しながら計画されている。また、エントランス周りも北側の庭に面して、セキュリティラインをさげ、ゆったりとした構成になっている。また、北側の庭、中庭が内部の動線や空間とうまく連動して、内外に連続した空間を創り出している。全体に小規模ながら、マンションの居住性と周辺環境の配慮において、バランスのとれた好事例として評価できる。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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