GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
障害者のためのグループホーム [ことのは]
事業主体名
社会福祉法人ゆうのゆう
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
ar-co. (大阪府)
受賞番号
13G090841
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

この施設は、四周を三階建て住宅に囲まれた敷地に建つ、障がい者と彼らを支援する人々が暮らすグループホームです。一階の中央部分には高窓のある共用空間を設け、その両側の障がい者用個室とともに自然通風と採光を確保しています。二階にはケアスタッフや障がい者の家族が生活できる個室を設け、障がい者が安心して暮らせる環境としています。エントランスアプローチに設けられた庭には四季を通じて花や実がなる植物で覆われたパーゴラやベンチが設けられていて、ここで暮らす障がい者が近隣住民と積極的に交流できるような場所として設計されており、それを契機として弱くなりつつある地域のコミュニティーが活性化することを目指しています。

プロデューサー

社会福祉法人ゆうのゆう

ディレクター

泉建設株式会社 森章人

デザイナー

ar-co. 高草大次郎、筒井佐恵子+植物屋JAL 藤原絹子

詳細情報

http://arco.x0.com/

利用開始
2012年10月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

大阪府大阪市大正区

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

この施設は障がい者のためのグループホームであるだけでなく、より彼らが安心して暮らせるように、彼らを支えるスタッフやその家族も共に生活できる施設として設計されています。また、彼らが利用するエントランス部の庭は地域に開放されており、近隣に住むケアが必要な高齢者たちも含めた地域のコミュニティーの活性化を促しています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

この施設の敷地のように、空き家や高齢化が進みつつある都市部の住宅地においては地域コミュニティーが弱まりつつありますが、周囲に開かれた機能を持つこのようなケア施設を建てることによって、近隣の高齢者などのケアが必要な人々も積極的にケアを中心とした新たなコミュニティーに参加するようになっています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

地域に開放された機能を持つケア施設は、近隣の高齢者などのケアが必要な人々、または近いうちにケアが必要になる人々の憩いの場となることができ、近年都市部の住宅地でも発生しつつある居住者の高齢化や空き家の増加による地域コミュニティーの弱体化を防ぐ手段となり得ると考えます。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

通常ならばケアされる側である子供や高齢者であっても、重い障害を持つ人に対しては様々なかたちでケアできることがあります。そういう点で障がい者施設がケアを中心とした新しいコミュニティーの中心となる可能性を持っていると考えます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

障がい者や高齢者などを対象としたケア施設は、積極的に地域のコミュニティーとの接点を持つようなつくりとすることによって、その地域コミュニティーをより活性化させることが出来ると考えます。高齢化が進む日本においては都市部の住宅地においても将来的には空き家が増えると考えられますが、小規模なケア施設を都市部の住宅地に点在させることは、そういう地域でのコミュニティーの崩壊を防ぐ上でも有効な対策だと考えます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

大阪府大阪市大正区泉尾一丁目20-26

審査委員の評価

住宅密集地の中の敷地に対して、巧みな断面計画と無駄のない平面計画によって、有効なコモンスペースと個室空間を生み出している。また、外部空間も、その配置とパーゴラの付設によって、この建築の内部空間とまちを繋ぐ役割を担っている。厳しい条件の中にあって、障害者と地域コミュニティというプログラムに対して、建築的にも優れて提案性のある回答となっている。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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