GOOD DESIGN AWARD

閉じる
キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ふたこぶハウス [ふたこぶハウス]
事業主体名
株式会社タナカヤ 株式会社ルポハウス
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
株式会社タナカヤ 株式会社ルポハウス (滋賀県)
受賞番号
13G090830
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

住宅一次取得者層と呼ばれる若年層も、高齢者も所得減少により、持ち家を持つことが難しくなっている。そこで、地域に根付いた企業と大学が連携し、地元の定住者を増やし、街の活性化に繋がる住宅を提案することが大切であると考えた。この住宅は、「ふたこぶ」と呼ぶ4つ折りにした屋根と2つの階段により、間仕切りを変えずとも生活に合わせ1LDK、2LDK、3LDK、4LDKにも使うことができるように設計した。空間を緩やかに仕切り、空間の使い方を可変にする「1〜4LDKプラン」は、時間と共に変化する家族構成やライフスタイルに柔軟に対応し、世代を問わず住むことができる。

プロデューサー

株式会社タナカヤ グッドデザインプロジェクト 森+株式会社ルポハウス グッドデザインプロジェクト 岩井+立命館大学 宗本

ディレクター

株式会社タナカヤ グッドデザインプロジェクト 森+立命館大学 宗本+宗本晋作建築設計事務所 菊池

デザイナー

立命館大学 宗本+宗本晋作建築設計事務所 菊池

発売
2013年10月
価格

17,000,000 ~ 19,000,000円 (オプションや設備の選択により価格は変動します。)

販売地域

日本国内向け

設置場所

滋賀県草津市平井町

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

北側に水廻りをまとめて配置し、南側にリビングダイニングを大きく確保した。リビングダイニングに面する予備スペースは自由に開閉できる引き戸で仕切り、生活者の多様な使い方を促すフレキシブルな構成とした。これにより、リビングダイニングは、老後、寝室に転用され、1階だけで生活できるようになる。生活者のライフステージの変化に柔軟に対応し、高齢者住宅まで幅広く長く使えるデザインとなるように心掛けた。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

1,2階を吹抜けで繋ぎ、常に家族の気配が感じられるようにした。耐力壁によりプライバシーを確保できる居場所をつくり、家族との適度な距離を選択することができる。2階は空間の自由度を高めるために両側に階段を配置した。これにより、2階は行き止まりなく通り抜けることも、分割することもできる。多様な家族構成や時間と共に変化するライフスタイルに柔軟に対応することを目指した。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

地元ビルダーとして地域に根付くモノづくりの体制に配慮した。地元大学との協働により地域密着型の事業展開を心掛け、維持管理まで末永く手がけ、住み手の要望と真摯に向き合う。またコストを抑え特別な工法を使わない在来工法を使用し、地元の一般的な工務店や大工の技術で施工を可能にしたことで地域産業の活性化を促すことができる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

生活者のライフステージの変化に柔軟に対応し、それぞれの住み方に合わせて1〜4LDKに変化する空間は、建替えやリフォームの機会を減らし、その結果、ライフサイクルコストの削減及び環境負荷の低減に貢献するとができる。また、それにより得られた収入は住宅以外の産業に使われることで社会全体としての活性化を促すことができる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

社会の考え方や建物のあり方は常に変化します。だからこそ現状に満足することなく変化していく情勢に対応し、建築の力で空間や環境をより良い方向へと変えていきたいと考えています。「ふたこぶハウス」は郊外の住まいの問題を見つめ直し、つくりだした新しい住宅です。この目の前の状況から見つけた新しさこそ、飛躍しすぎて社会に理解されない新しさでなく、人々に身近な新しさとなり、モノづくりに大切であると信じています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社タナカヤ 草津市平井町分譲地内
センチュリー21タナカヤ
株式会社ルポハウス
宗本晋作建築設計事務所

審査委員の評価

ふたこぶになった屋根の形状により空間がゆるやかに仕切られ、間仕切りを作らなくても個室にもできるようになっているところがユニークである。屋根裏のような空間はきっと子供のお気に入りの場所になるに違いない。吹き抜けを通して家族の雰囲気が感じられる住宅になっているところも良い。一続きの空間でありながらもライフステージに応じて多様な使い方が期待出来そうである。在来工法を使用しながら、汎用性のあるユニークな住宅となっている点を評価したい。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

ページトップへ