GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
狭小地における都心居住のテラスハウス [コノイエ]
事業主体名
株式会社コプラス
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
株式会社コプラス (東京都)
受賞番号
13G090822
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

この計画は、東京都心部において、より豊かな住環境の確保と、より多くの人が望める価格での住宅供給を狭小住宅群というカタチで実現している。それは、旗竿地の有効活用とスチールハウス工法の相乗効果によって端を発し、6コの住宅を寄り添うように配棟し「群」化させた連棟長屋3階建てのテラスハウスである。タテとヨコのゾーニング、「抜け」の仕掛け、植栽と照明の演出により小さな場所に大きな価値をもたらせた。ストラクチャーとボリュームをデザインによって解決した、「開放感=広さ・面積」ではない〝集まって暮らす豊かさ〟を創出している。

プロデューサー

株式会社コプラス コーポラティブ事業部 山口純一

ディレクター

株式会社コプラス 設計部 大豆生田亘

デザイナー

株式会社コプラス 設計部 大豆生田亘+株式会社コスモスモア 建設営業部 齋藤元宏、加藤由夏

詳細情報

http://www.co-plus.co.jp/cms/conoie_mejirodai/

竣工
2012年11月22日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都文京区目白台

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

空を見る窓、光を取り込む窓、風を通す窓、借景を望む窓、目隠しとしての窓配置といった目的別に「抜け」をつくる構成は、密集住宅地における暮らしの仕掛けである。一見不規則な構成は、快適な開放感・居場所、明るさとともに周りとの距離を生み、長く生活するための最も根源的な表現である。さらに、スチールと住空間を断熱材ですっぽり覆う「外張り断熱」を採用することで、断熱・空調効率が向上し省エネ性にも配慮している。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

旗竿地、狭小地といった立地特性を全体ボリュームの間仕切り方に応用させている。平面的なプランニングではなく独立した空間を機能させるため、平面から立体へ、部屋ではなく空間でゾーニングするという発想で、住戸形態をファミリー層、DINKS層、SOHOにもフレキシブルに対応できる都心ならではのライフスタイルを提供している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

建材としても一般的に流通性のある鋼材を使って建てるスチールハウス工法(薄板軽量形鋼造)を採用。スチールは100年以上の耐久性とリサイクル性に富んだ構造部材であるのに加え、枠組壁工法の頑丈さを併せ持った、素材と工法の融合が特長といえる。建設コストもRC造に比べ費用対効果が高く、工業製品の適材適所の利用によって各工種の工期短縮を図るとともにco2の削減を提供した新しいハイブリッドな工法といえる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

寄り添わせ、タテのプライバシーを確保した連棟長屋3階建ての構成は、低未利用地の有効活用やSOHOなどの特殊住居といった近現代の社会特性を反映したものである。国際的にみても東京都心部は、実に多様なライフスタイル、コミュニケートを映し出す社会基盤である。そうした立地特性が、マンションでも戸建てでもない立体的なテラスハウスを構想し、ひいては都心居住の自由度の拡充といえる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

東京都心部に、ローコストで、それでも豊かな住環境に暮らしたいというニーズに対して一つの回答を示したかった。そのため、土地と建物の両面において幾度もの調査と検証と想いを重ね、全体をデザインによって解決した計画である。高地価な敷地でしかできなかった豊かな暮らしを、(ごく一部の富裕層ではなく)より多くの人々が望める価格で供給することにより、我が国の住環境向上につなげたかった。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都文京区目白台
コノイエ目白台
コプラス

審査委員の評価

特に都市部の狭小敷地に特有な、旗竿や変形といった土地の制約を逆手にとって、変化のある群としての住宅群に再構成するデザイン手法が高く評価された。建て売りでなければ実現しないデザインの手法であり、また同時に戸建てに近い雰囲気を持つ集合住宅として汎用化も期待される。

担当審査委員| 難波 和彦   篠原 聡子   手塚 由比   古谷 誠章  

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