GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
デジタルタコグラフ [DRT-7000シリーズ]
事業主体名
株式会社堀場製作所
分類
産業領域の移動機器・設備
受賞企業
株式会社堀場製作所 (京都府)
受賞番号
13G060561
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

事業用運輸車両用に開発された「デジタル式運行記録計(デジタルタコグラフ (注1))」と「映像記録型ドライブレコーダー(注2)」を一体としたハイブリッドタイプの「ドライブレコーダー機能付デジタルタコグラフ」通信機能を内蔵し、運行が終了すると運行データを自動的にデータセンターへ送信して解析処理を行い、安全運転と事故の未然防止を図る運輸安全マネジメントシステムに寄与する装置。注1:デジタルタコグラフ車両の運行に関わる速度・時間等を記録する装置注2:ドライブレコーダー急ブレーキ等の衝撃を受けると、その前後の映像とともに加速度・ブレーキ・ウインカー等の走行データを記録する装置

プロデューサー

株式会社堀場製作所 自動車計測事業戦略室 中村博司

ディレクター

株式会社堀場製作所 コーポレートコミュニケーション室プロダクトデザインチーム 米澤俵介

デザイナー

株式会社堀場製作所 コーポレートコミュニケーション室プロダクトデザインチーム 米澤俵介+ウーゴデザイナーズオフィス 佐藤聡之

詳細情報

http://www.horiba.com/jp/automotive-test-systems/products/vehicle-driving-control-system/digital-tachograph/

発売
2013年3月
販売地域

日本国内向け

設置場所

自動車(運輸車両などの業務用)運転席周辺の車内搭載(インストルメントパネル、ダッシュボード上など)

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

車載機器としてわかりやすさと同時に誤操作を排除することに留意。SDカードスロットカバーの指掛かり形状など指先に神経を集中しなくても自然で操作しやすい形状にすることはもちろん、開閉運行開始/終了の切替スイッチの突起を利用し、運行状態ではSDカードスロットカバーの開閉をシンプルな構造で物理的にできないようにした。操作ボタンはLED照光を組み合せてシンプルで操作しやすい形状とサイズにデザインした。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

物流を担う運輸車両は日々の生活に不可欠の存在である。しかし運輸車両が関係する交通事故が発生しているのも事実である。安全な運行により交通事故を撲滅することは輸送事業者、運転者はもとより社会全体の公益として極めて重要である。急加速や急ブレーキなどの運行データや、事故やヒヤリハットの映像を安全運転教育や運行管理に活用することで、未然に事故を防止し、安全運転を啓蒙することに貢献している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

クラウドコンピューティングによるデータ処理で、ユーザーは最低限の接続環境(PCなどのデバイス、ブラウザー、インターネット接続環境など)を用意すれば、データ管理の負荷は軽減され、アプリケーションのアップデートも不要で、解析結果はインターネット接続環境下ならどこででも確認ができる。これにより容易に早く安全運転の留意点を習得できる。また保有台数が少なくても、例え1台からでも導入を可能にした。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

自らの運転状況に関して定量的にフィードバックを受けることで急発進や急ブレーキを行わない運転技術を身に付けることは、安全運転や騒音の低減はもとより燃費を改善する運転技術の習熟につながり、不要な燃料消費の削減に貢献する。輸送に関して一層の省エネルギーを実現しながら、効率的な物流を推進することは地球環境と社会公益を両立させる面で大変重要である。

ユーザー・社会に伝えたいこと

現代社会では宅配便ネットワークが代表する物流システムなくしては日常生活が成立しないと言っても過言ではない。多くの業務用車両が津々浦々まで一日中走り回っており、運輸事業者とドライバーが支えている。法令を守った勤務状況と法定速度を守った安全な運転により、ドライバーや歩行者も含めた人々の安全や環境配慮と、業務用車両の安全運行が永続的に両立するためにも この装置が担う役割は極めて高いと考える。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

運輸業者等への直接販売のため、店舗等への陳列はありません。
堀場製作所「ドライブレコーダー機能付デジタルタコグラフ DRT-7000」商品紹介サイト
堀場製作所 技術情報誌 「Readout」 No.40 新製品紹介「新ドライブレコーダーシステム」

審査委員の評価

事業車両用のドライブレコーダー機能付デジタルタコグラフ(運行記録計)。車両の運行状況の記録と、ドライブ緊急時の映像を記録するハイブリッドタイプの安全管理機器である。一般向けドライブレコーダーとは異なり、通信機能を内蔵、自動的に運行データはデータセンターへ送信される。容易にどこででもデータを確認し安全運転への反映を可能とした。高度なデータ処理による安全機能を内蔵しているが故に、本体の意匠は質実剛健、無駄のない形が十分な信頼感を与えている。操作時の誤操作への配慮など、プロの仕事をサポートするにはプロのデザインが必要であることを実証している。

担当審査委員| 山田 晃三   羽藤 英二   原 研哉   森口 将之  

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