GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ベビーチェア [キツミ・ベビーズチェア]
事業主体名
キッカワークス
分類
家具・インテリア
受賞企業
KIKKA WORKS (愛知県)
受賞番号
13G040333
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

成長に合わせて変化する家具シリーズ「キツミ」のベビーチェア。腰ベルトの脱着と座高さ・奥行き、足置き高さの調整ができ、赤ちゃんから大人まで座ることのできる椅子です。無垢の木を使ったシンプルなデザインに、可動部を機能的かつデザイン的なアクセントとなるよう考えました。この椅子は、本体に組み込むブロックを積み木のように積み重ねることで座高さを調整します。調整という機能を視覚化したことで、子どもの成長をより実感できる家具となりました。使う人々の暮らしに長く寄り添い、生活を豊かにする家具のあり方を模索して、キツミ・ベビーチェアを製作しました。

デザイナー

キッカワークス 粟田一行

発売
2013年2月
価格

65,100 ~ 70,350円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

身体の成長に合わせて機能的に調整できるだけでなく、視覚的にも自分の好みを反映することのできる椅子です。成長に合わせ脱着を行う調整ブロックは、色の選択や配置の組み替えをすることができます。このような使う人の手によるカスタマイズや、無垢の木による風合いの変化などにより、キツミ・ベビーチェアは年月を経てオンリーワンの家具となると考えています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

調整部に楽しさを付加できないかと考え、調整機構のメインとなる座高さ調整部をデザインのポイントとして活用しました。それにより、調整することで子どもの成長が実感できる家具となりました。各部の脱着・調整により椅子全体のスケール感や色合いが変わり、家具の表情はささやかに変化します。その変化は、身近なモノが愛着を持って使い続けられるために必要な要素だと考えています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

木のブロックを「ツミキ」のように積み上げ高さ調節する機構により、機能的なだけでなく視覚的な楽しさを併せ持つ可動家具が実現できました。この機構は、椅子に座ったときの荷重を安全に床へ伝達できるため、細いフレームでも構造的には強固で安定した椅子となっています。これは椅子以外にも応用できる機構であり、キッカワークスの家具「キツミ・シリーズ」で展開中の本棚や展示棚の可動棚部分にも採用しています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

この椅子は世代をわたり使う人の生活に長く寄り添っていける家具です。無垢の木を採用しているので長く使うほど味わいを増し、歴史が刻まれたかけがえのない家具となるでしょう。乳児期から大切に使い続けられた家具と共に育つことは、自然とモノを大切に使う意識をもつことに繋がるのではないでしょうか。新しいものだけが全てではなく、モノに愛着をもって長く付き合っていくことは、豊かな生活へと繋がると考えています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

長く使われるモノが持つ条件として、「変わるもの・変わらないものを同時に備えている」ことが重要だと考えています。キツミ・ベビーチェアは、家具として使い続けられる性能・耐久性を持ち、同時に、使う人の生活・成長・嗜好に合わせた調整をすることができます。このように生活に寄り添い変化していくことで使う人の生活を豊かにし、長く愛されるモノとなることを目指しました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

KIKKA WORKS (工房)
KIKKA WORKS HP

審査委員の評価

子供の成長に合わせて椅子本体に挟み込むブロックの個数で高さを調整する仕様の木製ベビーチェアは、幼少期から子供の成長に合わせて高さを変えながら人間の成長と共に長期に渡り使われていくことを前提として作られている。木製の良さである長期に渡り使用していくことで生まれる無垢材独特の経年変化や、製品に対する愛着を大切に考え、長期使用による人間の成長と製品との関係性に着目した点も評価される。機能面では、脱着式の腰フレームと股ベルト、座の高さ・奥行き、足置き高さの調整ができる機能性、赤ちゃんから大人まで座ることのできる対応力の高いこれからのベビーチェアとして、さらなる成長を期待する。

担当審査委員| 五十嵐 久枝   橋田 規子   服部 滋樹   吉田 龍太郎  

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