GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
パルプモールド容器 [おぎのや釜型紙器]
事業主体名
各種弁当料理・麺類製造販売、飲食事業部(ドライブイン・レストラン等)
分類
家庭用品・機器・設備
受賞企業
株式会社荻野屋 (群馬県)
受賞番号
13G020249
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

駅弁・峠の釜めしを象徴する益子焼の釜容器をモチーフにした釜型の紙容器。材料には環境に優しいサトウキビの搾りかすを利用している。この容器には直接食品を盛り付けて販売することができ、釜めし・弁当をはじめ土産類の包装容器として利用できる。55年に渡り愛され続けてきた峠の釜めしとは切っても切り離せない存在である益子焼の釜容器。今後、その容器を基に新たな技術を活用して完成させた釜型紙器でも商品展開をしていくことで、「釜めし」・「駅弁」・「お弁当」という日本の食文化とも言えるこれらのキーワードを新たな形で伝承することを目指す。

プロデューサー

株式会社荻野屋 代表取締役社長 高見澤志和

ディレクター

株式会社WASARA

詳細情報

http://www.oginoya.co.jp/

利用開始
2013年3月20日
価格

900円 (商品により販売価格が異なります。器の販売価格ではありません。)

販売地域

日本国内向け

設置場所

羽田空港内売店他。日程により販売場所が異なります。

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

色を付けずに和紙の風合いを残した「白一色」にすることで、中身を選ばない長く使えるデザインとした。また、峠の釜めしに使用している益子焼の器では蓋に絵を描いてお客様にお楽しみいただいているが、応募対象についても同様にお客様が自由に色付けをして楽しむこともできる。食品を直接盛り付けできる器とし、白一色であることで「汚れ・異物」が発見しやすく、より衛生的な商品製造・販売につながるデザインとなっている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

信越本線横川駅から軽井沢駅間の旅で峠の釜めしを楽しんだ祖父母、両親の世代から、旅を楽しむ方々はその孫、子へと移り変わっている。そんな中、祖父母、両親と旅をした思い出やその思い出話を心に秘めての来店や、商品購入をするお客様は多い。応募対象を活用することで、次世代に対し祖父母、両親の思い出と共に家族間で新たな会話が生まれるきっかけとなる。原料には環境に配慮したサトウキビの搾りかすを使用している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

「峠の釜めし=益子焼の釜容器」を基本にしてきた株式会社荻野屋が、応募対象で初めて紙の器で釜型を表現し、商品展開をはじめることで、新しいスタイルを取り入れた。陶器以外でも釜型のプラスチック容器は出回っているが、釜型のパルプモールド容器は業界初の器となる。また、応募対象は益子焼の器に比べ、軽く持ち運びやすい。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

駅弁・峠の釜めしが昭和33年に販売開始した後、駅弁には釜型をはじめ様々な形の陶器で商品が開発・販売され、今もその文化は続いている。応募対象では益子焼の釜容器に引き続き、新たな器のスタイルを創造している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

何かご要望はありませんか。駅弁・峠の釜めし発案者は駅のホームで旅行者に駅弁へのご意見を聞いて回りました。そしてお客様が求めているのは「あたたかくて家庭的な楽しいお弁当」という答えに辿り着きました。お客様と向き合う姿勢が新たな駅弁開発のきっかけとなり、峠の釜めしは誕生しました。私たちは今もその姿勢を受け継ぎ、これまで寄せられた「益子焼の器が重い」というお客様のご意見に着目し、新しい器を制作しました。

審査委員の評価

「峠の釜めし」らしさを形状に残しながら、重い益子焼から軽いパルプモールドの紙器に替えることで、ユーザーの声に応えているところに好感が持てる。釜型のプラスチック容器に益子焼風のプリントを施すような安易な置き換えでないところも良い。和紙の風合いを生かした白一色にすることで、陶器に負けない上質感が出た上、汚れや異物を発見しやすいというメリットも付加され、白は適切な選択であった。駅弁の食文化を未来につないでいく良質なリニューアルであり、益子焼の器であれば買わなかった新たなユーザーも獲得できることだろう。

担当審査委員| 山本 秀夫   池田 美奈子   左合 ひとみ   松田 朋春  

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