GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
つくだ煮 [磯のり白魚/からあげミックス]
事業主体名
casane tsumugu
分類
家庭用品・機器・設備
受賞企業
casane tsumugu (秋田県)
受賞番号
13G020245
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

昭和7年創業の佐藤食品株式会社(秋田県潟上市)とcasane tsumuguのコラボレーションで製造販売している地域の伝統食「つくだ煮」。従来のつくだ煮のイメージにはない軽い食感と後味は、ごはんのおかずにはもちろん、小さなお子さまのおやつとして、また大人にはビールやお酒のおつまみとしてもオススメ。手軽でポップな、新たな消費者、新たな販路をイメージしたパッケージに仕上げました。

プロデューサー

田宮 慎 / casane tsumugu

ディレクター

田宮 慎 / casane tsumugu

デザイナー

シンプル組合

詳細情報

http://casane-tsumug.jugem.jp/?eid=38

発売
2013年2月
価格

380 ~ 430円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

数ある佃煮店の中で、原材料に特にこだわりを持つ佐藤食品株式会社は、JAS特薦醤油、精製していない琥珀色の水飴、グラニュー糖などを使用し、添加物や着色料不使用、もちろん佃煮は元々保存食のため保存料も使っていません。カルシウムの塊ともいえる佃煮をスナック感覚にすることで、おつまみとして、またお子様のおやつとしても、安心してお召し上がりいただけます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

日本酒などに代表されるように、日本の大切な食文化が、多くの課題に直面しています。佃煮も同様に、若い世代の食卓から疎遠な存在になっています。それぞれの地域で代々人々の手によって受け継がれてきた技術があってこその食文化は、単なる「食べ物」という存在以上のものであると考えます。地域で獲れたものを使った地域のものを、地元で食べるという幸福な文化を、次世代に継承するきっかけになることを願っています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

デザインは、単に表層を整える、容姿を美しくするものではなく、社会にとって有益な存在であるべきと考えています。また、単に価格を上下させるだけがデザインではなく、これまでに接触できていなかった新たな領域との接点をもたらすこともデザインの役割と考えます。これまであり得なかった「洋服や本、雑貨や工芸品を売っている店」に本商品が並んでいます。新たな層との出会いを生むことで、佃煮店の売上にもつながっています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

地域の食文化継承はもちろん、地元八郎潟の白魚を獲り使用することは、アオコなどの原因となる富栄養化の解消(特にリンなど)にもつながります。地域に存在する持続可能な資源を活用し、いただき、人々と自然が共存していくためにも、地域の食文化の継承は必要であると考えます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

デザインはじめクリエイティブに関わる人たちが、発注を「待つ」姿勢から「自ら動いて作り出す」姿勢へと思考をシフトさせ、社会のより良い変革に向けて積極的に社会や現場に入り込み、そこから感じ得たものを、デザインの力を発揮して利用者や購入者に伝えていく動きが広がっていくことを望みます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

かぐれ|東京(表参道店・丸の内店) / まど枠|秋田市

審査委員の評価

従来の商品にはない軽い食感で、量もほどよい食べきりサイズにした佃煮や唐揚げ。新しい食べ方や顧客層を開拓する可能性が感じられるシリーズである。クリエイター側から生産者に製造を依頼して誕生したという経路だけあって、コンセプトを的確な顔つきに着地させたデザインになっている。課題を抱えている伝統的な食品を、クリエイティブの視点から時代に合ったものに変え、ブランディングを行っている好例として評価できる。

担当審査委員| 山本 秀夫   池田 美奈子   左合 ひとみ   松田 朋春  

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