GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
調味料 [通信販売専用商品「文右衛門蔵シリーズ」]
事業主体名
正田醤油株式会社
分類
家庭用品・機器・設備
受賞企業
正田醤油株式会社 (群馬県)
受賞番号
13G020244
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

正田醤油の通信販売用に設計された新ブランド。名称は再創業の志を込め、創業者である三代目文右衛門の名を冠しました。「未来につながる食卓へ」をコンセプトに、世代をつなぎ、生産者と消費者をつなぐ、持続可能な食卓の提案を目指し、伝統調味料を皮切りに、現在幅広い展開に向けて開発が進められています。原料は全て国産を使用。生産者の元を訪れ、自然環境に負荷をかけない製法で作られた、「美味しく・優しい」原料の使用にこだわっています。ブランドの活動を通じ、伝統的な日本の食の知恵を見つめ直し、また現代における新しい日本食像の提案を通じて、日本の精神文化の再生を促すことを目指しています。

プロデューサー

正田醤油株式会社 マーケティング部 伊藤誠、吉川雅夫、中島周作

ディレクター

株式会社オルトワークス 須藤峻、伊藤貴比古

デザイナー

MITSUAKI OZAKI DESIGN 尾崎充彰

詳細情報

http://bunyemongura.jp/

発売
2012年11月1日
価格

525 ~ 1,260円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

化学調味料によって、「いつでもどこでも同じ味」に慣れてしまった味覚は、素材本来の繊細な味わいを感じるコトができない平準化した味覚になってしまいます。それは、感受性の平準化を生み、多様性の喪失へとつながっています。文右衛門蔵の製品がこだわったのは、季節や年によって変化する素材の複雑で奥深い味わいを引き出すこと。それを育み、伝えていくことができる食卓を提案していくことです。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

家族の原点は「同じ食卓を囲うこと」だと言われています。大切な人と「美味しいを分かち合うこと」、そこに人と人とのつながりの根本があるのではないでしょうか。集いたくなる食卓をつくることから、私たちは「つながり」を生み出していきたいと思います。個がつながり、ひとつのカタチを生み出す「モザイク文様」、人から人へとつないでいく「バトン」をイメージした円柱の筒、そんな想いをデザインに込めています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

豊かな海産物、山の恵み、ふんだんに実る作物。 そして、それを育て、加工する熟練の生産者たち。 日本には豊かな食材と数々の食の技法が息づいています。私たちが国産にこだわるのは、その素晴らしい食文化を伝えていきたいから。日本の食糧自給率が下がっている昨今において、国産原料のみを使用することで日本の食材の豊かさ・すばらしさを伝え、日本の農業・漁業の一助となればと思っています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

現在、日本の食環境は「豊かさ」の裏で、環境や私たちの身体に大きな負荷をかけています。だからこそ、もう一度、「食べ続けることができる食卓」を創り出したい。かつて日本の食は、環境にも身体にもやさしい、持続可能な食文化として存在していました。私たちは、その知恵をもう一度受け継ぎ、現代の技術や素材を使って今の時代に最適な食の形を創り出してみたいのです。

ユーザー・社会に伝えたいこと

文右衛門蔵に込められているのは、次の世代のために、自然と人、人と人が共存する持続可能な社会を築きたいという想いです。その想いを、小さな個が積み重なって一つの形を創り出すモザイク文様、そして手渡すバトンのイメージに込めました。大切な人に、そんな想いを贈って欲しい。そんな心のギフトが連鎖していったら、きっと素敵な未来を創り上げることができると思います。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

文右衛門蔵オンラインショップ
文右衛門蔵オンラインショップ

審査委員の評価

伝統的な日本の食文化を未来につなげようとする意志のもとに展開されている、質の高いブランディング事例である。スリムで美しいボトルと、石畳がつながっていくようなグラフィックが、企業の意志と商品の上質感を伝えている。食生活の多様化によって国内の醤油消費量はきびしい状況にあるが、健康的で環境にも負荷をかけない伝統的調味料を通して食文化への提案を行う姿勢と、その表現の質は評価に値する。

担当審査委員| 山本 秀夫   池田 美奈子   左合 ひとみ   松田 朋春  

ページトップへ