GOOD DESIGN AWARD

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CC

2013

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
急須 [ティポット・丸筒・S ティポット・丸筒・L]
事業主体名
有限会社鋳心ノ工房
分類
家庭用品・機器・設備
受賞企業
有限会社鋳心ノ工房 (山形県)
受賞番号
13G020213
受賞概要
2013年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

鉄鋳物の本体と鉄の鋼材のハンドルとの組合せのティポット。茶入れの棗をイメージしたデザイン。本体の黒色とハンドルの黒との調和が美しいデザイン。鉄鋳物は保温力が大きいので、冷めにくくティポットには最適な素材。内側は錆びを防ぐためホーロー加工を施している。使いやすさを重視し、ハンドルが両側に開く機能を取り入れた。サイズは大小2種類、1,1L,0,45L。伝統工芸を現代のライフスタイルに提案するシリーズ。

プロデューサー

有限会社鋳心ノ工房 増田 尚紀

ディレクター

有限会社鋳心ノ工房 増田 尚紀

デザイナー

有限会社鋳心ノ工房 増田 尚紀

詳細情報

http://www.chushin-kobo.jp

発売
2007年4月
価格

8,400 ~ 15,750円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

現在お茶はペットボトルで飲まれる量が増加している。確かに便利かもしれない。しかしお茶は相手にもてなしの心を込めて、湯を沸かし、茶をいれることが本来あるべき姿であり、一服のお茶が人のつながりを深める所以であることは間違いない。慌ただしい現代では、毎日は時間がつくれないかもしれない。しかし週末は火をおこし、湯をわかし、茶を飲む。ここから人間のつながりをつなげていく。その時役に立つ現代の茶道具。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

今まで伝統工芸を手にしたことがないユーザーが、新しい道具として生活に取り入れることができる。「一椀のお茶からピースフル」に代表されるように、お茶を飲むことは家族や恋人たち、異なる文化の人達にとっても一服を共有できる貴重な時間を生み出す手助けになる。茶道の経験がなくても、手軽にお茶を楽しみ、茶文化を通じての新しいコミュニティ創造の小道具としての役割を担っている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

生型鋳物に中子を入れる主なる製品は、機械部品が主だが、その技術を活用して生活道具を手がけることにより、新しいマーケットを開発でき、付加価値を高めることができる。ハンドルは曲げ加工のメーカーに依頼した。県内でこのように連携することにより、新しい発見と新ビジネスの創出に期待ができる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

鉄鋳物は使用済の材料を回収するシステムがある。溶解する材料は新しいインゴット、湯口などの戻り材、そして回収された古銑を1/3ずつ使用する。この作品も同様の材料でつくられている。これらのことを説明書に明記し、資源を大切に使い、つくられていることを伝えていく。同時に鉄鋳物でつくられた製品の寿命は長いので、修理が可能なこと、部品交換ができることなど、アフターケアができることを明記している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

長年伝統工芸の現場で働く者として、伝統工芸品の素晴らしさをどのようにして、人々に伝え、現代の生活に取り入れてもらえるかを日々考えている。そして世界中で評価の高い日本の伝統工芸をどのようにしたら未来につなげていくことができるのか?今後も理解者を増やし、魅了的な日本の伝統工芸を世界に発信していきたい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

リンベル、三越伊勢丹のギフトカタログ

審査委員の評価

伝統的な素材感を活かしながら現代的な造形をもつ鉄鋳物の急須である。ディテールには手作業を多く施して、手にとると大切に作られた高い品質感が伝わってくる。両開きのハンドルはあっさりしているが実用品の印象を与え好感が持てる。

担当審査委員| 山本 秀夫   池田 美奈子   左合 ひとみ   松田 朋春  

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