GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
自社グループ国内保有林活用による社会貢献 [スマートフローリングプロジェクト]
事業主体名
三井不動産株式会社
分類
広告、宣伝、ブランド構築、CSR活動
受賞企業
三井不動産株式会社 (東京都)
受賞番号
12GB20892
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

自社グループ保有林の活用により、SGEC森林認定を受けた国産材活用フローリング材の安定供給を実現。加えて、この材の利用・供給を通じ、以下の環境課題・国家課題の改善に貢献する。①健全な森林経営を通じた国土保全 SGEC森林認証を受けた国産材を用いた資材の安定供給を実現し、合わせて健全な森林を保つ。②針葉樹の活用による林業の活性化 住宅に必須のフローリング材に針葉樹を用い、国産針葉樹の需要を創出。森のサイクルを高めている。③CO2排出削減への貢献 自社グループの総合力を活かし、木材が使用しずらい、都市部のRC造建築物で国産材の大量・長期の炭素固定を行いCO2排出削減に貢献する。

プロデューサー

三井不動産株式会社 柏の葉キャンパスシティプロジェクト推進部 事業グループ 大森 啓史、小山田 薫

ディレクター

三井不動産株式会社 総務部 環境推進グループ

利用開始
2014年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

柏の葉キャンパスシティ148駅前街区 賃貸住宅からスタート

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

低炭素化を目指す地球環境課題と国内林業の活性化・国土保全という急務の国家課題の解決を目指し、下記に取り組んでいる。①自社グループ保有林の計画的な植林・育成・伐採・活用のサイクルによる持続可能な森林経営 ②国産針葉樹をフローリング材に活用し、住宅で長期利用をすることで、CO2排出削減を実現 ③まちづくりを行う総合デベロッパーとして自社グループの資産を活かし、様々な建築物とエリアへの展開を計画

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

地球環境課題の解決を図る当プロジェクトは、木材との関りが薄くなりつつある都市生活の中で、生活スペースに自然と環境貢献の仕組みを導入することが出来る。都市部に暮らす生活者と国産材の接点を増やすことで、生活者に対して、環境意識の変革を生み出すことができるといえる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

当フローリング材は通常のものと比べ社会貢献という価値が付与されているが、従前の流通に負担をかけるものではなく、当プロジェクトの建築物と従前のもののどちらを選択しても生活者にとってはコスト的な負担は変わらない。つまり、当フローリング採用の建築物を生活者が選択するだけで、地球環境へ貢献できる。スマートフローリングという名の通り、生活者は「賢く」選択し、「賢く」暮らすことが出来る。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

山間部が多く国土が狭い日本においては、都市部の建築物の高層化は近年ますます進んでおり、都市部、特に高層建築物への木材利用は重要な課題である。これまでパルプやチップ、戸建住宅の構造用合板としての用途が主だった針葉樹を、MDFと複合する新技術によって高品質なフローリング材としての活用を実現したことは、都市部における木材利用を格段に促進し、国産針葉樹材の需要を高め、国内林業の活性化を図ることができる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

当プロジェクトは低炭素化を目指す国際社会の課題解決を図っている。2011年12月のCOP17(ダーバン会議)の取り決めで「国産材の利用、木材の長期利用」はCO2排出削減に貢献すると国際社会で認定されており、当プロジェクトは国産材活用の時流を作るといえる。また林野庁の発表にあるように、近年急務となっている戦後の植林政策により植林された伐採期の国産針葉樹の有効活用という国家課題解決にも寄与できる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

地球温暖化防止は世界共通の課題となっているが、先進国日本の役割、とりわけ都市化の一翼を担ってきたデベロッパーの責任は大きいと考えている。貴重な環境資源である森林を育成し、CO2排出削減につながる国産針葉樹を積極活用していくことで、デベロッパーの責任としてスマートでサスティナブルなライフスタイルを提供し、「森と都市をつなぐ。森と人々の生活をつなぐ。」まちづくりを行っていきたい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

スマートシティミュージアム

審査委員の評価

大きくは、国内林業の活性化やCO2排出削減という国家的な課題に取り組んでいると言える。とくに評価できる点は、自社グループ保有林の活用と森林育成を実現しながら、安定した原材料の供給を確保し、同時に、フリーリング材という都市部の建築物には不可欠な建材として活用することで、1つの循環型マーケットを形成している。時代の要請にしていて、更なる継続的な展開が期待できる仕組みづくりである。

担当審査委員| 日高 一樹   タナカノリユキ   永井 一史   松下 計   吉田 順一  

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