GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
工場 [YKK AP埼玉窓工場]
事業主体名
YKK AP株式会社
分類
産業領域のための空間・建築・施設
受賞企業
YKK AP株式会社 (東京都)
株式会社竹中工務店 (東京都)
株式会社アプルデザインワークショップ (東京都)
有限会社カネミツヒロシセッケイシツ (東京都)
受賞番号
12GB10873
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

YKK AP埼玉窓工場は住宅用高機能窓の製造供給拠点として、2011年7月に操業を開始した。主にYKK APの窓事業カテゴリーブランド「APW」シリーズの商品を生産し、圏央道白岡菖蒲インターより5分という立地を活かし、首都圏を含む関東・甲信越の各エリアにタイムリーに供給している。当工場はYKK APにおける関東・甲信越エリアで最大規模の拠点であり、窓事業の中核を担っている。「環境に配慮し、地域社会に根ざした工場」をコンセプトに建物の断熱化、自然の風と光の利用、敷地緑化など環境負荷低減と自然環境の有効利用に取り組むと共に、地域との交流を大切にした工場運営を行っている。

ディレクター

アプルデザインワークショップ:大野秀敏、吉田明弘 カネミツヒロシセッケイシツ:金光弘志

デザイナー

株式会社竹中工務店:山口広嗣、藤田純也、宮下信顕

詳細情報

http://www.ykkap.co.jp/company/japanese/base/base_06.asp

利用開始
2011年6月
販売地域

日本国内向け

設置場所

埼玉県久喜市菖蒲町

問い合せ先

株式会社竹中工務店 東京本店設計部

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

環境配慮型工場のプロトタイプとして、敷地内への積極的な緑化計画に加え、建屋にはLOW-Eガラスの採用やバランス型自然換気窓の新規開発、クールチューブや換気兼用トップライト採用等の環境技術を織り込むことによってCASBEE:Aランクの環境評価を得ている。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

共用部から執務エリアに至るまで、随所にYKK APの商品や型材等の部品をルーバーや壁材などに転用しており、普段生産ラインで見慣れている部品の一つ一つが建築空間に新たな価値を生み出していくという環境下において、働く人々にとっても愛着の沸くような施設の設計を意図したこと。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

環境配慮型工場のプロトタイプとして、敷地内への積極的な緑化計画に加え、建屋にはLOW-Eガラスの採用やバランス型自然換気窓の新規開発、クールチューブや換気兼用トップライト採用等の環境技術を織り込むことによってCASBEE:Aランクの環境評価を得た快適で生産性の高い労働環境を具現化していること。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

通常工場建築は、内部の生産活動がクローズされているため、“ブラックボックス”的存在となっている。当工場では、そのブラックボックスを文字通りの「黒い箱」として象徴化させつつも、一方では、その表皮に穿(うが)たれた開口部のリズムとわずかに明度差をつけたボーダーパターンによって、内部のアクティビティ(生産活動)とそのダイナミズムを浮かび上がらせていること。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

「森の再生」:敷地東側に「公園の父」と呼ばれた本多静六博士の記念公園がある。このことから東側敷地境界に潜在自然植生による「森のゾーン」を設け隣接する民家に配慮した。敷地を南北に貫く東西二本の「スパイン」と呼ぶ幹線道路軸を設け、物流と人流を分離した滑らかな構内動線を実現した。また、要所に配置したマウンドや畝状のアースワークによって環境配慮型ファクトリーにふさわしいアイデンティティを与えている。

ユーザー・社会に伝えたいこと

これからの工場は、機能面の充実だけでなく、働く人にとっての快適性も重要になります。この工場も環境性能と機能性を追求した計画としながらも、それだけにとどまらず、愛着を持って働いてもらえるような唯一無二の空間になるようデザインしました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

埼玉県久喜市菖蒲町台字南110
YKK AP株式会社の主要拠点紹介

審査委員の評価

住宅用高機能窓の工場である。ファサードには工場で生産されている「窓」を大きく一面に設置し、象徴的な印象づけをしている。共用部から執務エリアに至るまでの空間は、型材等の部品をルーバーや壁材などに使用して独自な効果を出している。これらの演出的なデザインが工場という機能と合理性を優先する空間に新たな価値を生む方向として評価された。就業者にとって普段生産ラインで見慣れている部品が環境空間の一部として再現されることで愛着がわくことも期待できる。

担当審査委員| 千葉 学   乾 久美子   北山 恒   廣村 正彰  

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