GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン・ベスト100

受賞対象名
オフィスファニチャー [カコミ]
事業主体名
株式会社イトーキ
分類
事務用品・機器
受賞企業
株式会社イトーキ (東京都)
受賞番号
12GB10746
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

オフィスの新しいコミュニケーションの形を実現するファニチャーシステム。3種類の背を持つソファと、フレームとの組み合わせにより、チームのメンバーが気軽に集う事の出来るオープンミーティングから、こもってじっくり話をまとめていく個室感のあるクローズドミーティングまで、様々な設えを実現。クローズドミーティングの設えでも、着座時の目線をコントロールしながら、上下に適度なスキマを設ける事で「カコミ」の中で行われている活発なコミュニケーションの雰囲気を周囲に何気なく伝える事ができ、情報共有や他メンバーへの刺激を与える効果もある。

プロデューサー

株式会社イトーキ 田中 啓介

ディレクター

株式会社イトーキ 山本 みゆき

デザイナー

a studio 安積 伸

詳細情報

http://www.itoki.jp/products/workstation/cacomi/index.html

発売
2012年3月1日
価格

30,200 ~ 1,490,600円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

パーツを現場で組上げるシステムファニチャーで構成する事で、造作では難しかったレイアウト変更時の解体、組立てが可能。会社の組織変更やプロジェクトチームなどの人数の増減にフレキシブルに対応、また、フレーム部の内張りも張替えが可能。ユーザーに長く使って頂く事の出来る設計になっている。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

使用者が求める囲まれ感を提供できるよう、多様な組み合わせが出来る構成を実現した。壁面に開口部を設けることにより周囲に中の雰囲気を何気なく伝え、情報共有や刺激にも繋がる。フレームの開放部側のテーブルの脚は、テーブル安定性を維持しながら極力スムースな出入りを実現するサイズになっている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

自然に人が集う事を狙ったアールをモチーフとしたデザイン。適度な個室感のあるフレーム内では一体感のあるコミュニケーションが出来、目線以外の部分は開放感のある設えは外部に対し適度に情報共有を促すなど、オフィス内での偶発的、突発的なコミュニケーションを誘発するようなこれからの時代に求められるクリエイティブな働き方に対して重要となる新しいコミュニケーションの仕組みを提供、提案している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

デザインの重要な要素であるフレーム部のアール形状と強度確保の2つの要素を、加工性の良いMDFを積層しプレス成型する事でデザイン性と強度確保の両方を解決した。それにより今まで困難だった造作的なデザイン性をシステムファニチャーで実現する事が出来た。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

人と人とが質の良いコミュニケーションを取る事を実現する為に、その内容に応じた最適な環境を提供し、よりクリエイティビティーの高いワークスタイルの創造を提案している。またパーツを現場で組上げるシステムファニチャーにする事で、造作では不可能な解体、組立てが可能となり、オフィス移転後の継続使用を実現している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

集中と開放のバランスをコントロールしつつ、集う人の不要な緊張感を取り除き、会話を活性化させることを目的としている。開放的でカジュアルな場をつくる縁台や背の低いベンチによる構成、背の高いソファーで囲まれた商談空間、そしてテレビ会議に適したフレームと天井で閉じられた親密な準室内的空間等、様々な空間構成がひとつのシリーズで可能となっている。

審査委員の評価

オフィスのあり方に対して様々な提案がなされるなか、この製品の一番の評価ポイントは「パブリック感とプライベート感」のバランスにあると思う。公の場であるオフィスであっても、そこで交わされるのは生身の人間同士の関わりなのだから、適度な距離を保ちながらもリラックスした時間を作ることがこの手のオフィス家具の理想ではないだろうか。中に入ると旅のはじまりのようなワクワクした気分になり、それが家具のカタチから誘発されているものだと感じた。背面はファブリックで覆われているので、互いの声が反響しない。音の響き方が外部と違うので中は一体感を感じることができる。適度な開放感があり、周りとの穏やかな連続感を持ちながら空調も考慮されている。細部まで丁寧に作り込まれていて、他のオフィスシステム家具とは一線を画した仕上がりになっているとことも評価が高かった。円滑で創造的なコミュニケーションが生まれる予感のするデザインである。

担当審査委員| 柴田 文江   朝倉 重徳   平野 哲行   山崎 和彦  

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