GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [ルフォン井の頭公園]
事業主体名
株式会社サンケイビル
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
株式会社サンケイビル (東京都)
株式会社淺沼組 (東京都)
JX日鉱日石エネルギー株式会社 (東京都)
東京ガス株式会社 (東京都)
受賞番号
12GA10632
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

武蔵野市御殿山アドレスで、井の頭公園に近接する第一種低層住居専用地域に建つ33戸の低層分譲集合住宅である。「快適性」と「地球環境」を見据えた住まいを目指し、住戸ごとに発電して買電・売電できる「戸別太陽光発電システム」を採用。『じぶん発電所』をテーマに掲げ「楽しさ」・「わかりやすさ」を追求した。さらにガス給湯器リモコン「エネルックリモコン」画面で買電・売電状況が確認できるような「見える化」を実現した。このシステムは日本初の取組みである。自然エネルギー機器を高次元で融合させた、集合住宅の新しいカタチを目指した。

プロデューサー

株式会社サンケイビル 執行役員住宅事業部長 佐々木ゆかり/住宅事業部 稲村邦彦

ディレクター

株式会社淺沼組東京本店 設計部長 萩原 繁光

デザイナー

株式会社淺沼組東京本店 設計部 大室 真一

詳細情報

http://lefond-in.com/

利用開始
2012年3月
価格

58,900,000 ~ 77,900,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都武蔵野市御殿山2-9-12

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

各住戸に対し、自然エネルギー(太陽光発電)の活用とガスや電気の使用状況の「見える化」を組み合わせることで、集合住宅における創エネと省エネ行動の推進に、より貢献するように心掛けた。エネルギーの表示を、毎日必ず使うガス給湯器リモコン「エネルックリモコン」に集約させることで、日々の生活と節電、省エネ行動が自然と結びつくよう、ユーザーの使いやすさと意匠に配慮した。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

エントランスアプローチから各住戸までの段差をできる限り解消。ユニバーサルデザインを取り入れることで、だれもが安心で快適な居住空間を目指した。また、歩車道分離の計画によって永住を見据えた安全性に配慮。さらに、建物内だけではなく接道部にも歩道状の空地を設けることで、安全な街づくりや地域環境との調和を追求し「優しい住まい」を提案している。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

エネルギー使用環境や生活環境への配慮で、エネルギーに対する新しい作法を提案している。太陽光発電のパワーコンディショナは日中で停電時800Wまでの電源確保が可能。エネルックリモコンは画面で電気量等の使用状況が確認できる為、エネルギーへの意識が高まり「節電マナー」が自然と身に付く。その暮らし方は、子供を含めた老若男女の社会参加を促し、家族・コミュニティの新しいあり方として暮らしの未来を変えていく。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

集合住宅の供給は、同時にエネルギー消費の場を提供することでもある。自然エネルギーの導入比率を高め、運用においてユーザーが自ら「見える化」により消費抑制できる、そのような住まいを提供することで、マンションの自立度が高まり、LCAをも低減できる。集合住宅産業は耐震・エネルギーなどの安心・安全等の要素をより重視するような時代がきており、本物件において、その「集合住宅の新しいカタチ」を提案している。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

私たちのこれまでの暮らしでは、エネルギーは当たり前に企業側から買うものと捉えてきた。今回の企画により集合住宅の購入予定者にも、”エネルギーでの社会インフラとの繋がりは重要”で、”こちら側も売り手にもなれる”と言うメッセージ込めて『じぶん発電所』というPR活動を行なった。販売時には、震災後ということもあり、「見える化」リモコンとともに、住まいのエネルギーを意識するきっかけになったと考える。

ユーザー・社会に伝えたいこと

子供たちの未来の為、環境やエネルギーの事を考えてみる。身近な事からと言われても、とても難しい。楽に無理なくエコと付き合う方法はないだろうか。たどりついた一つの答えがあります。エコを「楽しい」ことに変えること。そのために生まれたのが「じぶん発電所」です。家族・コミュニティの新しいあり方として暮らしの未来を変えて行きたい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都武蔵野市御殿山2-9-12

審査委員の評価

ヨーロッパでは、地方自治体が主導するプログラムで、家庭での瞬間使用電力量と毎日の電気料金が表示される小さな器具を家庭に配って取り付けるなど、省エネへの草の根的な取り組みがなされているが、職員が戸別に訪問する手間もあり普及には時間がかかる。集合住宅でまとまった数の器具を始めから組み込んだ住宅を設計することは、省エネの意識の広がりを期待する有効な手段と言えるだろう。この例では、コミュニケーションに工夫がなされ、郊外に住まいを持とうと思うタイプの家族に受け入れられやすい構想とそれをサポートする設備が組み込まれ、外観や周辺への景観にも配慮された意欲的なプロジェクトであると評価できる。

担当審査委員| 難波 和彦   安積 朋子   篠原 聡子   安田 幸一  

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