GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [縁のある家-くまもと型環境共棲・持続可能な森林認証の住まい-]
事業主体名
新産住拓株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
新産住拓株式会社 (熊本県)
受賞番号
12GA10585
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

敷地面積175.99㎡の北側道路の条件にて、1階床面積70.39㎡、2階床面積48.73㎡、延べ床面積119.12㎡にて、熊本の木を中心に100%国産の天然乾燥材(主要構造材)及び、森林認証材を活用した木空間デザイン。熊本の気候風土、特に夏の最多風向を考慮した開口部と、「縁(縁側)」という昔ながらの日本建築の知恵を取り入れた計画で、夏の厳しい日射しを遮るとともに、風雨から内部を守る緩衝空間となり、室内でゆるやかに自然を感じる。また、中間領域として室内と庭や家庭菜園とのゆるやかなつながりが生まれ、室内と室外がより密接になる。くつろいだり、干し野菜をしたり等、「縁」からはじまる豊かな暮らしの提案。

プロデューサー

新産住拓株式会社 代表取締役社長 小山英文

ディレクター

式田完+桑原俊朗

デザイナー

新産住拓株式会社 設計デザイン部 宝亀未来子、川本哲也、渡辺光子、橋口衛、青木康太郎、内田貴子、辻素子、田尻裕美

詳細情報

http://www.shinsan.com/

発売
2012年4月28日
価格

38,480,000円 (建物+土地+エクステリア+照明+カーテン+空調他の合計金額)

販売地域

日本国内向け

設置場所

熊本県熊本市

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

森林が適正に管理されていることを、中立的な第三者が客観的に評価し、社会に対してその価値を認定する森林認証制度を活用。九州で初めての認定住宅会社として、熊本県で育った認定木材を使用した住宅に対して使用証明書を発行し、山から町へと持続的に繋がる経済と社会の形成。また、持続可能な森林管理により、生物多様性に富み、水と土壌を守り、環境保全につなげる。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

熊本の気候風土を考慮した「縁」と「軒・庇」そして開口部の計画により、可能な限り空調設備に頼らない生活を実現。人間が本来持つ発汗作用による体温調節などの身体調整機能の衰弱を防ぐとともに、「住まいの空気質 基準は赤ちゃん」®をテーマに、仕上げ材はもちろんのこと下地材に至るまで自然素材等にこだわり、安心できる空気質の住まい。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

日々の暮らしの中で、生活者自身が「縁」の使い方を工夫し、季節や天気の移ろいを五感で感じ、自然と共に自然を楽しむことのできる住まい。野菜を干したり等、昔ながらの生活の知恵を使い、「食育」にもつながる住まいの生活提案。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

森林認証材を使用し、持続可能な森林管理を行うことで、これまでの住まいをつくる「町側」だけの発展ではなく、生産者である「山側」も認証林産物流通の情報交換と開示、予約システムの確立により、市民参加型で普及・啓発し、安定供給と持続可能な森林経営に貢献。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

森林認証材を使用し、持続可能な森林管理を行うことで、生物多様性に富み、水と土壌を守り、環境保全につなげる。流通段階においても木材産直流通システムの構築により、運搬時の二酸化炭素排出削減に貢献。また、生活時においても空調設備による過度なエネルギー消費を抑えることで、二酸化炭素排出を削減し、環境保全に貢献。

ユーザー・社会に伝えたいこと

熊本の気候風土等の地域特性を大切に、画一的ではなく、季節に合わせた風の道・光の道を取り入れることができる開口部と「縁」、「軒・庇」の計画。室内と「縁」と庭のつながりから生まれる豊かな暮らし。そして、その住まいを構成する材料も近くの山で育った木を適正に活用し、自然環境と共棲する住まいづくり。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

熊本県熊本市東区小峯4丁目2614番38
国産の木で家を建てる
緑の循環SGEC

審査委員の評価

自分が住んでいる家を作るさまざまな素材がどこから来ているか?普段、人はそこまで考えずに住まいを選んでいると思う。この住宅では、住まいを構成する主要な素材の由来から話を始めて、その家が建つ地域との結びつきを実感させる内装材が空間を特徴づけているので、そこを意識することができる。また、南国の風土で育った深い縁は、空間の豊かさを生むと同時に空調に使うエネルギー減にも貢献する。地産地消と森林メンテナンスの必要が認識される今、地元の森とそこに繋がる水を守ろうとする活動を評価したい。

担当審査委員| 難波 和彦   安積 朋子   篠原 聡子   安田 幸一  

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