GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅用外壁 [陶版外壁ベルバーン]
事業主体名
積水ハウス株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
積水ハウス株式会社 (大阪府)
受賞番号
12GA10544
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「陶版外壁ベルバーン」は、積水ハウスの木造住宅シャーウッドの高級商品「エム・ベルサ」や「グラヴィス・ヴィラ」などに使用される、最大寸法320㎜×1990mmの大型陶版外壁材です。工業製品として厳しい品質管理のもと生産され、優れた耐候性、耐久性、強度を保持しているほか、表面硬度も高く、釘で引っ掻いても傷が付きません(モース硬度6。5)。また、釉薬(上薬)を塗って焼成によって発色させているので、色褪せすることなく永く美しさを保つことが出来ます。さらに、焼き物ならではの土の温かみや自然な風合いを活かした意匠により、年月を重ねるごとに質感が深まる佇まいを実現できます。

プロデューサー

積水ハウス 技術本部 開発部 シャーウッド商品開発室

ディレクター

積水ハウス 技術本部 開発部 シャーウッド商品開発室

デザイナー

積水ハウス 技術本部 開発部 シャーウッド商品開発室

詳細情報

http://www.sekisuihouse.com/products/shawood/bell-b.html

発売
2001年4月
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

「陶版外壁ベルバーン」は、青粘土を焼いた「シャモット」や天然の岩石「ロウ石」など陶器の原料に使用される自然素材を利用し、建築物が解体された時に有害な化学物質を廃棄することが無いように配慮しています。また、同様に自然素材を原料とする住宅用の瓦の端材を「シャモット」にブレンドして再利用し、廃棄物の削減にも取り組んでいます。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

高いところに取り付けられた外壁は、地震や凍害によるひび割れによって崩落する危険性があります。地震が多い日本では、特に配慮が必要です。「陶版外壁ベルバーン」は、その取り付け金具に建物変位に追随するロッキング機能を持たせ、地震時の外壁の崩落を未然に防いでいます。また、凍結融解の繰り返し試験により凍結への強さは確認済であり、寒冷地においても安心してご利用いただけます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

「陶版外壁ベルバーン」の表面は釘より硬いため、雨風で汚れが付着しても、外壁の損傷や色の剥離を気にせずにブラッシングによるお手入れが可能です。また、自然素材を原料としており、何百年にも渡って当時の姿を留める焼き物と同様、永く美しさを維持することができます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

タイル等これまでの焼き物の外壁材は、製品精度を維持するために一枚当たりの大きさを抑えなければならなかったため、施工時には湿式工法で一枚ずつ貼り上げなければならず、施工精度が職人の技量や天候に左右される傾向がありました。「陶版外壁ベルバーン」では、大判パネルを高い精度で焼き上げることに成功。留め金具によって乾式工法で貼り上げることができるため、施工品質を大幅に向上させることができます。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

「陶版外壁ベルバーン」は、住宅の長寿命化に貢献できる外壁材です。何百年にも渡って当時の姿を留める焼き物と同様、非常に高い耐久性を有しています。積水ハウスで採用している外壁目地の寿命は30年ですが、目地を取り換えれば外壁自体はさらに継続して利用することが可能です。

ユーザー・社会に伝えたいこと

日本の住まいは、30年で建て替えられると言われています。その際、とても多くの廃棄物を排出します。住宅が長寿命化を実現すればするほど、その排出量は少なくなります。「陶版外壁ベルバーン」は、耐久性と耐候性、質感にこだわり、100年後の日本の住まいのあるべき姿を描きながら作りました。私達は、この外壁を通じて、持続可能な社会の実現に向けた、より長く住み続けられる住まいづくりを目指していきます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

全国の展示場
積水ハウス「陶版外壁『ベルバーン』の魅力」HP
積水ハウス公式HPより お近くの積水ハウス

審査委員の評価

細やかな凹凸が美しい外壁用ボーダータイル。どれも細めのボーダーで、表面のテクスチャーは、色ムラやザラつき、半ツヤ、荒い削りだしと多彩。焼き物らしい土肌や釉薬の質感をだしながらも、モダンな印象をうける。また、320×1990の大きな陶版を精度高く保持しているところが優れていて、時間とともに質感も深まり、耐久性・耐候性も高く、長期にわたり使用可能な素材の実現を目指しているところも高く評価した。

担当審査委員| 五十嵐 久枝   川上 元美   髙尾 茂行   橋田 規子  

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