GOOD DESIGN AWARD

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2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
フローリング [ライブナチュラルプレミアム クールジャパン]
事業主体名
朝日ウッドテック株式会社
分類
住宅・住宅設備
受賞企業
朝日ウッドテック株式会社 (大阪府)
受賞番号
12GA10542
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

クールジャパンは基材から表面化粧材まで全て国産材を使った無垢材挽き板化粧フロア。表面には日本の里山の木と言われる栗の木を使い、特殊な処理を施して経年変化をしたような味わいを最初から楽しむことができます。基材には間伐材を含む杉を使用。床の基材としては不向きとされてきた杉合板を、硬く耐久性の高い栗挽き板と組み合わせることで使いこなし、国産材の有効活用に貢献しています。日本人の美意識・感性に訴えるような栗無垢の存在感を味わえるだけでなく、お手入れしやすい高機能塗装で仕上げています。サイズは日本の床材標準である1尺幅×6尺長さに設計し、無垢フローリングと比べて省施工化も実現しています。

プロデューサー

朝日ウッドテック株式会社 商品部 開発第1ユニット 部長 永見義広

ディレクター

朝日ウッドテック株式会社 商品部 開発第2ユニット 部長 浅井圭一

デザイナー

朝日ウッドテック株式会社 商品部 開発第1ユニット LNプレミアム開発室 室長 伊藤真浩/開発第2ユニット 環境技術開発室 室長 林嗣人

発売予定
2013年3月20日
価格

25,000円/㎡

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

本商品は日本の里山の木である栗と、杉を組み合わせている。栗は植林された時代もあるが、現代では雑木林に自生するか実を食用とするために栽培されている。しかし林業としては成り立っておらず、十分に活用されていないというのが現状である。基材に採用した杉も同様で、間伐材の様々な使い道が模索されている。2つの樹種を組み合わせた床材を製造することで、大量の未利用材を活用し、循環型社会の実現に貢献することができる。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

安心・安全な生活環境が求められる中で、国内最高レベルの室内空気環境配慮性能を実現する商品。接着剤や塗料の吟味を行い、製造方法の改良を重ねることでホルムアルデヒド放散量はF☆☆☆☆の基準値をはるかに上回ることができた。4VOC(トルエン・キシレン・エチルベンゼン・スチレン)対策も施しており、住空間の空気環境の向上を目指した商品である。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

長期使用を目的として、メンテナンス容易で扱いやすい床材にした。独自開発したナチュラルマット塗装を採用し、無垢の質感を楽しみながらお手入れもしやすい。無垢フローリングに比べて汚れや染みがつきにくく、木材自体の特性であるワレや隙も起こりにくい床である。表面化粧材の栗は古来より使われてきた耐久性が高く狂いの少ない木。日本で長く愛されている銘木であり、流行り廃りに左右されず長く使い込んでいける商品である。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

サイズは従来の無垢フローリングのような小さい短冊状のピースではなく、日本の床の基本モジュールである「1尺幅×6尺長さ」にしたことで、無垢フローリングと比べて省施工化を実現。1枚のフロア内で仮並べをしているような形になり、バラバラに施工した場合と比べて全体に貼り広げた時の意匠性・品質が高い。また技能不足や職人不足が問題となる中で、工業化され省施工が可能な商品は住宅産業全体に貢献できると考えている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

日本では古来より「靴脱ぎの文化」と称される、床面で直に生活するのが伝統的な生活様式である。それにも関わらず、現代では床の素材が軽視されている。本商品は「本物」の栗の素材の良さを感じることができ、贅沢で上質な住空間を創造するベースとなる。また工業化して一定品質を保つことのできる体制を整えており、多くの人の手に渡るリーズナブルな価格の商品に仕上げた。日本のインテリア空間の上質化に貢献することができる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

クールジャパンは無垢そのものの素材感を活かした無垢材挽き板化粧フロアです。表面には栗の挽き板、基材には杉を使い、材料から製造まで全て「国産」にこだわりました。また無垢フローリングと比べて隙やワレが起こりにくく、お手入れしやすいため手軽に安心してお使い頂けます。日本人の繊細で洗練された感性が磨かれるような商品を目指しました。「本物の木の良さ」を実感し、ぜひ裸足で触感を味わってみてください。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

朝日ウッドテック株式会社 東京ショールーム、大阪ショールーム
朝日ウッドテック ショールーム

審査委員の評価

全て国産材を使い、技術を結集してつくられた高性能フローリング。表面化粧板と基材、栗と杉、それぞれの特性を活かし補い合わせることで、無垢材のフローリングに比べて隙間や割れの問題を少なくする商品に仕上げた点を評価した。栗の表面には特殊な処理を施し、性能の向上と共に不揃いの調和を味わい深い風合いとして表現されている。市場が求める意匠性・品質・性能・施工性を兼ね備えた商品を国内製造に拘り、実現に至ったプロセスも過去の英知の結晶に他ならない。価格面では課題が残されているが、さらなる検討を期待したい。

担当審査委員| 五十嵐 久枝   川上 元美   髙尾 茂行   橋田 規子  

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