GOOD DESIGN AWARD

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2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
タオルマフラー [今治発!種からタオルマフラー]
事業主体名
さいさいきて屋&東洋繊維協同組合
分類
個人用品、育児・介護用品
受賞企業
さいさいきて屋&東洋繊維協同組合 (愛媛県)
受賞番号
12GA10021
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

今では国内栽培がほとんどなくなってしまった綿を、種から有機栽培によってコットンボールを採取し、それを糸にし、その糸を使って織りあげた生地を、地産地消の野菜等を染材として、手染めしたタオルマフラーです。そのタオルマフラーは、タオルのまちであり地産地消のまちである今治の多くの人が、農業面や工業面のいずれかに関わることで、地域の力を結集して製品化したものです。

プロデューサー

JA越智今治 直販開発室長 西坂文秀

ディレクター

今治市役所 安井孝

デザイナー

東洋繊維協同組合 代表理事 田中愛子

発売予定
2012年10月1日
価格

4,000 ~ 8,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

問い合せ先

東洋繊維協同組合
Email: tosen@rapid.ocn.ne.jp

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

化学合成された農薬、肥料、精練剤、染材、染色助剤をできる限り避け、地球環境への負荷を低減させる方法での生産を心掛けるとともに、収穫した種は地域の人や農家に配って栽培を拡大したり、直売所の野菜の残渣や綿の枝葉を活用する循環的な生産を行い、野菜染教室を開く。綿を作る農業、綿から糸を作り織り染める工業、製品を販売する商業という今治の農商工が連携して地域を活性化させることに取り組んだ。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

本製品は、オーガニック栽培した自家製綿をできる限り化学的処理を行わずタオルに織り、地産地消の野菜で染めているので、身体に優しい。アレルギー等の人も安心して使用でき、赤ちゃんが口に入れても安全な製品に仕上げている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

冬の防寒、夏場の紫外線対策や発汗対策に使用できる。軽くて肌触りがよくファッション性も高く、時期を問わず生活のあらゆるシ-ンで使用することができる。また、織り柄や色を変えることでおしゃれを楽しむことも可能である。そして、色褪せて使えなくなったマフラーを染色教室で自分で染め直すことで、モッタイナイ精神を学び、染色の面白さを知ることができる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

JAとタオル関連業者が協同で製品化を進め、農商工連携を実現している。農業面では、遊休農地の解消や農業振興に寄与し、染色ではあまり普及していない野菜染め、中でも全国に例のない綿を綿の枝葉で染める「親子染め」を提案している。タオル産業の盛んな今治において、初めてのビジネスモデルの展開を図っている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

できる限り化学物質を排除し、自然の循環の中でタオルマフラーを作り、農産物直売所を核に販売を展開。直売所で出る野菜残渣等を染色の材料に用いることで、環境に優しく農業にも優しい製品化を図っている。また、綿の栽培やタオルの仕上げ作業に地域の高校生や特別支援学校の生徒、それに障害者・高齢者の協力を得ることで、コミュニティビジネスとして、地域に仕事を創造している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

タオルは工業製品ですが、その原料の綿は農産物です。私たちは、タオルマフラーの製品化に当たり、綿の栽培から染色まで地産地消にこだわりました。有機の綿、製織、野菜染め、染め直しなどは、人間に、環境に優しい製品を作るためのプロセスデザインです。そして、その過程に地域の様々な皆さんが参加し、タオルを「農」の延長線上に据えて、地域の農業問題や雇用問題等の解決の一助にしていきたいと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

さいさいきて屋(愛媛県今治市中寺279-1)
さいさいきて屋-JAおちいまばりの直売所
さいさいきて屋

審査委員の評価

今治は、タオル産地としてブランド化した成功事例のひとつである。これは、タオルとマフラーという二つの機能を、うまくひとつの製品に収めていて、具体的なニーズに対応している。メイドインジャパンにこだわり、有機栽培によって育て上げ、地産地消の野菜による染色と、モノ作りの工程にこだわっている点は、地場を基盤としたデザインの好例として評価したい。1もう少しファッション性を加味した色柄にも挑戦していって欲しい。

担当審査委員| 戸谷 毅史   川島 蓉子   サイトウマコト   廣田 尚子   山田 晃三  

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