GOOD DESIGN AWARD

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CC

2012

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
頭部保護帽 [abonet+JARI]
事業主体名
株式会社特殊衣料
分類
個人用品、育児・介護用品
受賞企業
株式会社特殊衣料 (北海道)
受賞番号
12GA10019
受賞概要
2012年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

歩行者の転倒事故などの際に頭部に加わる衝撃を和らげる保護帽です。自動車事故による人体傷害を研究してきた日本自動車研究所と、保護帽の開発製造に長年取り組んできた特殊衣料の共同開発プロジェクトにより誕生しました。頭部傷害の発生メカニズムに基づく研究・試験結果に基づき、緩衝材には軽量で衝撃吸収性が高く、通気性、柔軟性を兼ね備えたポリエチレンビーズを採用しました。また帽子に組み込んだ際にビーズが最良の性能を発揮するよう、配列・製造方法にも独自の工夫が凝らされています。さらに外観のデザイン性にもこだわりました。その結果、日常的に身に付けていたくなるお洒落で快適、安全な保護帽に仕上がりました。

プロデューサー

株式会社特殊衣料

ディレクター

株式会社特殊衣料

デザイナー

森久見子

詳細情報

http://www.abonet.jp/

発売
2011年11月1日
価格

5,800 ~ 6,800円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

仮に緩衝材が劣化して使用できなくなっても、緩衝材のパーツだけを交換できる構造になっているため、お気に入りの帽子本体は長く愛用して頂けます。また、交換した緩衝材はポリエチレン素材であるためリサイクルが可能です。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

衝突試験用人体ダミーを用いて「約90cmの高さから手をつかずに頭部が路面に直撃した状況」を模擬した試験を実施したところ、本製品を着用していると、着用していない時と比べ、頭部に重傷が発生するリスクが約60%減少することがわかりました。昨今、高齢者の事故や通学時の子供の交通事故も社会問題となっています。本製品を日頃から被ることで転倒事故や交通事故等の危険から頭部を守り、社会貢献に繋がると考えます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

買い物、通勤、通学、散歩、スポーツ、旅先など日常生活の中で、人間は様々な危険に遭遇します。特に東日本大震災以後、自分の身体は自分で守る考え方が定着しつつありますが、危険だからと言って日常的にヘルメットを着用することは現実的ではありません。日常生活の中で着用しても違和感のない普通に見える保護帽は自身の身体を守る保護具として有効であると考えます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

ヘルメットは、労災の規定から着用が義務づけられている職種がありますが、着用義務がない軽作業現場においては保護能力のない作業帽を着用しています。このような軽作業の現場でも「コッツン事故」と呼ばれる軽度の頭部傷害事故はしばしば発生しており、本製品を被ることで、安全で快適に労働作業に取り組むことができると考えます(労働災害の低減、労働効率のUPなどにも繋がる)。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

昨今の通学時の児童の列に車が突っ込むという痛ましい事故を無くすことは困難ですが、本製品は児童が頭部に受ける傷害を緩和させる機能を持っています。無機質で重いヘルメットを無理強いするのではなく、おしゃれで、安全性や快適性(通気性・柔軟性・軽量性)も追求した本製品を被ることで、昨今の社会問題にも迅速に対応することが可能と考えます。また、新たな震災時の頭部保護などにも活用できます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

「頭」は人間の体の中で感覚器官や中枢神経系が集中しているとても大切な部位です。転倒して頭を軽く打っただけでも、打ちどころが悪かった場合、命を落としかねない重大事故につながる場合があります。頭への危険性は日常生活の中に数多く潜んでいます。子どもから高齢の方まで年齢性別を問わずかぶれるabonet+JARIがあれば、事故やケガで悲しい思いをする人が減り、安心して暮らせる社会へ近づけると考えます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

頭部保護帽abonetホームページ
特殊衣料ショッピングサイト

審査委員の評価

衝撃を和らげる保護という視点から、帽子に新しい視点を加えた点を評価したい。その根拠として、日本自動車研究所との共同開発を行ったのも、製品の精度と信頼性を上げるという点で意義が大きいと思う。1実際に装着してみた時のかぶり心地も良く、配慮が行き届いていた。1欲を言えば、日常的に身に着けるものとして、色柄、フォルムについて、もう一段階、デザインのレベルを上げる工夫を行って欲しいと思う。1

担当審査委員| 戸谷 毅史   川島 蓉子   サイトウマコト   廣田 尚子   山田 晃三  

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