GOOD DESIGN AWARD

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2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
大阪市中之島公園 [水の都大阪の歴史と自然を継承する公園の再整備計画]
事業主体名
大阪市ゆとりとみどり振興局
分類
土木・環境整備・地域開発・都市デザイン
受賞企業
株式会社現代ランドスケープ (大阪府)
受賞番号
11G11069
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

中之島公園は、明治24年に開設され、中央公会堂や府立中之島図書館等とともに、古くから大阪の文化の中心とされてきた地区にある。公園の再整備計画は、沈滞する経済都市大阪に自然・歴史・市民による魅力ある環境形成を中之島から始め、新たな元気を呼び戻そうとする官民一体のまちづくりの一つで、2006?2007年に計画・設計、2009年に竣工、同年の記念イベントを経て翌年に前面開設となった。この施設は、2006年度に実施された、大阪市が主催する一般公募型コンペにて(株)現代ランドスケープが最優秀賞を受賞し、基本計画策定委員会での検討・審議を反映しながら策定した計画に基づき設計と建設を進めてきたものである。

プロデューサー

大阪市ゆとりとみどり振興局

ディレクター

中之島公園再整備基本計画策定委員会

デザイナー

株式会社現代ランドスケープ;西辻俊明、小田雅俊、幡知也

㈱現代ランドスケープ 代表取締役西辻俊明

詳細情報

http://www.posa01.com/park/k02_nakanosima/index.html

利用開始
2009年6月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

大阪市北区中之島

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

持続的な社会を実現するには、継続的・自発的に人々が関わりを持とうとする環境条件が必要である。都市の全体像を取り戻し、歴史的な繋がりが感じられ、自然や人間の生命力を蘇らせることなどは、普遍的な社会要請である。これらの環境価値の創出により、地域の景観向上による企業の資金・運営協力、立地環境を集客力に活かした水辺レストランの誘致、利用者増と協働管理体制強化などを促し、持続性の向上を目指している。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

中之島という敷地がもつ、特別な空間性を蘇らせ、来訪者の感性により再発見できる場を提供する。水辺に沿い川を体感する道やレストラン、船・橋・近代建築を捉えることのできる散歩道、大阪城へ向う景観軸などにより、我々の内部に眠る自然や歴史の記憶と感覚に働きかけ、想像力を呼び覚まします。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

都市生活者が、中之島という地域に棲むことへの充実感や満足感を得ることが出来る環境を提供する。公会堂でのコンサートや結婚式、陶磁美術館や駅のアートスペースでの楽しみ、仲間を集めてのランニング、カフェやディナーの楽しみ、薔薇の鑑賞、夕景を眺めながらの散歩など、公園や周辺施設を舞台とした中之島独特の生活スタイルの形成を目指す。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

中之島公園の空間デザインにより、建築や橋と一体に新たな自然と文化資産からなる都市軸を形成し、中之島地区の都市イメージの明確化に貢献する。これにより、空間面からの観光拠点形成の基盤環境を整え、花(薔薇・桜)やアートへの親しみ、水辺ならではの食べる楽しみなど、文化と楽しみの経済活動の向上と波及を目指している。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

都市の河川や公園は、自然性や歴史性とともにある社会活動の場としての都市環境を築くための「調整しろ」としてデザインすべき要素であると考えられる。中之島公園は、生産活動を中心とした都市に、誰もが内にもつ穏やかな調整活動の場を提供することで、文化的共有感を基とした「中之島コミュニティ」の形成を目指している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

今、日本の都市は、自然との関係を見直す調整局面にあると考えられます。安全・安心と持続性を確保するには、いかにして、これまでの歴史を継承し、自然に人間環境を織り込むことができるかにかかっていると言えます。人間の本性はこれを選択するものであり、デザインの役割は、この信頼の上に命題に取り組み、市民の空間と活動への共感に基づく社会性を獲得することではないでしょうか。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

http://www.posa01.com/park/k02_nakanosima/index.html

審査委員の評価

水の都大阪としてイメージの核となる中之島公園の整備計画。建築的都市計画の中で忘れられていた水辺で人と街の関係を見直し改善したことが評価された。あらためて水辺の風景がある暮しが都市生活の上で豊かで、他の都市との差別化になっていることを再認識させる計画である。

担当審査委員| 北山 恒   乾 久美子   南雲 勝志   廣村 正彰  

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