GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
樹林地再整備による地域貢献と新たな魅力の創出 [ファインコートひばりヶ丘グロウブヴィラ]
事業主体名
三井不動産レジデンシャル株式会社+株式会社新日鉄都市開発
分類
土木・環境整備・地域開発・都市デザイン
受賞企業
三井不動産レジデンシャル株式会社 (東京都)
株式会社新日鉄都市開発 (東京都)
受賞番号
11G11064
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

東京都西東京市における全18戸の都市型戸建住宅街開発。最も大きな特徴は、隣接している南面で市所有の樹林地の再整備により、新たなコミュニティ拠点の創出・安全向上・景観修景を実現したこと。本住宅街のみならず地域に貢献することを、プロジェクト最大の目的として計画。既存樹1本1本の状態を見極め、保存すべき樹木を選別する等、丹念に調査を重ね新たな樹林地の再整備計画に反映している。また、遊歩道やベンチの新設により地域住民が集える場とし、スロープを設置することでバリアフリーにも配慮。各戸では個性を主張する建物外観や屋根型・色調そして外構等、住宅街としてクオリティの高いデザインの統一感を目指した。

プロデューサー

三井不動産レジデンシャル株式会社 執行役員 地域開発事業部 部長 倉橋 正也 株式会社新日鉄都市開発 取締役 住宅事業部長 林 英治郎

ディレクター

満丸建築設計有限会社 満丸毅志

デザイナー

エスアンドエーデザイン一級建築士事務所 村上義男 株式会社アレス建築設計事務所 井上要 有限会社スペースクリエイティブ 橋場保則

樹林地を一体としたデザインコンセプトを策定、各分野で実現した

詳細情報

http://www.31sumai.com/mfr/B9926

発売予定
2011年10月8日
価格

61,000,000円 (最多販売価格帯(予定))

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都西東京市栄町2丁目1464番9他(地番)

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

樹林地には19種・81本の既存樹木があり、その一本一本の生育状況を丹念に調査。生育不良である樹木を間伐しつつ林冠の大部分を形成する大径木の多くを保全。林冠の減少を最小限に抑えながら郷土種を中心に新たな樹木の補植も行い樹林地の明るさや開放感を向上させた。これは同時に防犯性を向上も意図している。受け継がれきた樹木を活かし、新たな樹木とともに再生された樹林地は、これからも地域とともに年輪を重ねていく。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

道路?樹林地?住宅街という歩行者動線の確保により、住宅街へのアクセスを歩車分離として街区における交通事故発生の可能性低減を目指した。一方、樹木の緑が豊かな樹林地は開放的な空間となり、住宅街に暮らす子どもたちはもちろん地域の子どもたちにとっても安全な遊び場となっていく。また、散策などに訪れる人々のため、点状ブロックやスロープなども設置。バリアフリーに配慮することで多世代の交流の場としても機能する。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

住戸プランでは家族のふれあいを重視して、オープンキッチンを採用し、リビング・ダイニング・キッチンのつながりにこだわった間取りとした。また、樹林地側から住宅街をのぞむ表通りからは住宅街の美しい街並みが見通せ、住む人に誇りさえも感じさせる。さらに、樹林地との緑の連続性を考慮し、セットバックによって各住戸に緑の空間を演出。玄関まで歩く道のりにさらなる心地良さを提案している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

既存の樹林地と住宅街の一体開発によって、地域の自然を後世に伝えるとともに、暮らしに安全と潤いを提供。さらに地域にバリューアップというかたちで貢献した。樹林地は再生され、今後、新しい住宅街の住民と周辺住民とのコミュニティの醸成においても、大きな役割を果たしていく。住宅地単体の開発ではなく、地域の特殊性や独自性を取り込み、付加価値を創造する。ここに、新しい都市型戸建住宅街開発の可能性を提示した。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

行政との連携により既存の樹林地を再生して、上質な住宅街の創造とともに、新たな地域資産として昇華させた。樹林地を中心とした住宅地は、今後、地域のランドスケープとしての役割を果たしていく可能性を持つ。一方、環境面からみると、本開発地から見て南側にある樹林地は、夏季の南風を和らげることが期待され、天然のグリーンウォールとして冷房による電力消費低減にも貢献するものと考えられる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

実績ある戸建住宅ブランドが持つ住宅としての基本性能・意匠デザインを前提に、都市型戸建住宅街と隣接樹林地との一体開発が単なる住宅と自然空間の足し算に終わらず、時代と将来を見据えた街創りを実現して、住民には精神的にも豊かな暮らしを、地域には新たな景観と空間を提供するデザインを目指しました。

審査委員の評価

民間の分譲住宅開発であるが、隣接する行政所有の樹林地を整備して連続する豊かな生活環境を生成している。このように周囲への気配りやおせっかいな精神が街を豊かにする。重要な事例である。

担当審査委員| 北山 恒   乾 久美子   南雲 勝志   廣村 正彰  

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