GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
遊具 [OMOCHI]
事業主体名
株式会社ジャクエツ環境事業
分類
教育に関する用品と機器設備
受賞企業
株式会社ジャクエツ環境事業 (福井県)
受賞番号
11G10024
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

OMOCHIは、まさにおもちのようなかたちが特徴的な低年齢児向けのFRP製遊具です。市場では比較的新しいデザインの分野と、弊社に従来から蓄積されてきた安全性のノウハウとの共存を図りながら、遊具に内在する固定概念を問い直し、子どもたちから自由な遊びの概念を引き出すことを目的に開発しました。さらに、OMOCHIには“よじ登る”“あらゆる方向に滑り降りる”という要素が内在されています。「何々してしまう」という、予測される行為のエッセンス(要素)を多く含んでいて且つ単純で自由度があるものが、OMOCHIに内在する遊具としての価値だと考えています。

プロデューサー

株式会社ジャクエツ環境事業 デザイン設計課 品川事務所

ディレクター

有限会社 ナオトフカサワデザイン

デザイナー

深澤 直人

詳細情報

http://www.jakuetsu.co.jp/

発売
2011年4月25日
価格

980,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

幼稚園・保育園

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

OMOCHIの原料であるFRPは、リサイクルや廃棄処分が難しい素材と言われています。一方で、強度が高く、軽量で腐食しにくいというメリットがあります。つまり、補修や補強を施し再塗装すれば、新品同様の製品に生まれ変わらせることができ、半永久的に遊具として使用することができることも大きな特徴です。弊社の長年のFRP遊具のリユースノウハウを活かし、世代を超えて使用可能な持続的な遊具の提案をしています。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

ひとたびOMOCHIを見ると、その純粋な赤色・青色にまず目が奪われます。次に丸い形状からやわらかいものだと想像しながら手を伸ばします。しかし、実際に触れると、硬いOMOCHIだと判ります。その先、子どもたちがOMOCHIでどのように遊ぶのか、私たちも楽しみです。つまり、子どもたちから新しい遊びの概念を引き出すことができるのが、OMOCHIなのだと考えています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

幼少期において、幼稚園・保育園で過ごす時間は子どもたちの生活の大半を占めています。そして、幼稚園・保育園の頃に遊んだ遊具は、大人になっても我々の記憶のなかに深く染みついているのではないでしょうか。今後の成長に大きな影響を与えると言われている幼少期の生活環境において、OMOCHIが子どものころの記憶を蘇らせてくれるツールになり得ると私たちは期待しています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

子どもたちが生活する上で必要なモノをつくり続けなければ、我々の経済活動の意義はなくなってしまいます。さらに、子どもたちにとって将来必要になってくるモノは何か、それを提案していくのも我々の責務だと考えています。OMOCHIは遊具の新しい価値観を提供します。言うなれば、子どもたちに新しい遊具の概念を引き出す活動こそが、我々が産業において、貢献できることだと考えています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

子どもたちにとって、幼稚園・保育園は、人生で初めて社会に出ていく場所と言えるかもしれません。また、幼少期の生活環境は今後の子どもたちの成長に大きな影響を与えるでしょう。弊社が携わっている幼稚園・保育園のサポートは、まさに子どもたちの社会にでる第一歩を後押しする、そんな環境づくりなのだと思います。そして、その中でもOMOCHIは子どもたちから新しい価値観を引き出すことができるツールだと考えています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

幼稚園・保育園では従来から、機能性や安全性を重視したモノが選好され、デザイン性はそれらを満たしたときに初めて検討される項目でした。しかし実際は、機能性や安全性とデザイン性は決してトレード・オフの関係ではなく、互いを高めながら共存しうる高尚な関係なのではないでしょうか。OMOCHIのデザインを通して、子どもたちにもデザイン性の高い環境を提供しくべきではないかと考えています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社ジャクエツ 全国営業店
http://www.jakuetsu.co.jp/

審査委員の評価

鮮やかな赤とぽってりとしたフォルムがシンボル的であり魅力的。ビデオの様子から、子供たちが登る・滑る・走るを繰り返し遊びへの夢中さが伝わり、シンプルで抽象的な形が自由な遊びに繋がっていると感じられる。安全規準を満たしながらも新しい価値観を追及しようという試みも評価された。FRPの曲面加工が美しく仕上がっている。

担当審査委員| 日高 一樹   五十嵐 久枝   森田 昌嗣   和田 達也  

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