GOOD DESIGN AWARD

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2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ロビーチェア [LB71 ロビーチェアシリーズ]
事業主体名
株式会社岡村製作所
分類
公共用途の機器・設備
受賞企業
株式会社岡村製作所 (神奈川県)
受賞番号
11G10019
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

病院などの待合い空間の使用に適したロビーチェアです。様々なレイアウトごとに求められる機能をもう一度見直し、使用者の使いやすさを追求しました。特に同じ向きに多数のロビーチェアが並べられる学校式レイアウトの場合には、前後のロビーチェアにはさまれた通路巾が狭くなりがちです。この狭い空間での出入りや、座面への立ち座りがより楽に行なえるように巾一杯の手すりを装備したタイプを用意しました。また背合わせレイアウト時に、後方に座っている人と頭があたらないように、一定の距離が保てるように配慮しています。合わせて木質フレームと張りぐるみシートの優しさが、くつろぎの空間を演出します。

プロデューサー

株式会社岡村製作所 マーケティング本部パブリック製品部 高橋道也

デザイナー

株式会社岡村製作所 デザイン本部製品デザイン部 伊藤将

発売
2010年1月1日
価格

101,800 ~ 252,000円 (税抜価格)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

リサイクルに配慮した素材の採用や単一素材への分解可能な分別設計、部品点数の削減、長期使用を促進する堅牢性とメンテナンスのしやすさなどに積極的に取り組んでいます。リユースの観点から背座部分を脚から分解して取り外し、張替えが可能な構造としました。背座には再生チップウレタンを使用しています。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

手すり付タイプは、出入り時の歩行や立ち座りの時にそれぞれ求められる握りやすさ検証し、手すりの高さや太さを力のかけやすいものとしました。座面の高さも立ち座りの動作がしやすいように、高めの設定にしてあります。また背中合わせ設置や壁前設置の場合には肘掛が起立補助の役目を果たします。グリップしながらも手のひら全体で体重をかけられる形状に設定しています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

多数の人が同じ空間を共有するロビー空間では、利用者個人だけでなく近くに座る他者との関係も重要です。自分の空間が確保されているという思いは、快適性につながります。背合わせレイアウトでは、後方に座っている人と頭があたらないように、一定の距離が保てる背の形状を採用しています。この効果は壁前に置かれた時にも有効で、壁に頭をぶつける心配がありません。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

衛生管理を重視する病院などでは、アルコールを使用して背座面の清掃が行われます。そこで清掃性と耐久性を高めた新しい張り材を開発しました。高い防汚性を持つビニールレザーに、清掃性を考慮して耐アルコール機能を付加しました。また背座のつなぎ目に汚れが溜まらない、拭き上げがしやすいような縫製を行なっています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

病院などのロビーは見知らぬ人同士が、ある目的のために「待つ」という行為が強制される空間です。一方高齢者施設のロビーは、他の施設利用者とのふれあいや個室には無いくつろぎを提供する場所でもあります。どちらの場合にも、身体的な使いやすさだけでなく、精神的にも「くつろぎ」「やさしさ」「温かみ」が空間に求められています。木質のもつ風合いや張りぐるみの柔らかいイメージが、利用者にくつろぎを提供します。

ユーザー・社会に伝えたいこと

ユニバーサルデザインは目立つ特徴やセールスポイントでは無く「当たり前」のように存在する段階と感じています。デザインのアクセントではなく、「当たり前」の使いやすさをモノに溶け込ませることを目指しました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社岡村製作所ショールーム
http://www.okamura.co.jp/guide/showroom/index.html

審査委員の評価

官公庁や病院などの待合い空間での様々なレイアウトに求められる機能をもう一度見直した、使用者に適したロビーチェア。特に同じ向きに多数のロビーチェアが並べられる学校式レイアウトの場合、出入りや座面への立ち座りがより楽に行なえるように巾一杯の手すりを装備したタイプは、利用者の使用状況を踏まえた優れたデザインである。のびやかな木質フレームと張りぐるみシートの採用は、座りたくなるくつろぎの場を創出しており、メンテナンス及びリサイクル性能への配慮などもあり、評価できる。

担当審査委員| 日高 一樹   五十嵐 久枝   森田 昌嗣   和田 達也  

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