GOOD DESIGN AWARD

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2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
椅子 [セイルチェア]
事業主体名
ハーマンミラー
分類
オフィス・店舗・展示に関する用品と機器設備
受賞企業
ハーマンミラージャパン株式会社 (東京都)
受賞番号
11G09058
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

椅子に求められる全ての機能を持ちながらも、中価格帯を実現したワークチェア。フレームのない全面サスペンションという革新的な背もたれが、仙骨、腰部、脊柱をサポートし、座る人の体型や動きに適応する。また、最少の素材で最高のものを生み出すために、デザインから何を取り除くことができるのかという「エコー非物質化(eco-dematerialised?)」のアプローチによってデザインされている。製品の保証期間は12年間。製品の寿命が終わった後は93%の素材がリサイクル可能。豊富なカラーバリエーションと、軽やかでエレガントなフォルムは、居住空間からオフィスや大規模な商業施設まで、様々な空間に対応できる。

プロデューサー

ハーマンミラー

ディレクター

ハーマンミラー

デザイナー

イヴ・ベアール

詳細情報

http://www.hermanmiller.co.jp/product/saylchair.html

発売
2011年5月16日
価格

56,700 ~ 71,400円 (サスペンションバック仕様)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

部品や素材を少なくすることでコストや二酸化炭素排出量も抑えられる、エコ-非物質化 (Eco-Dematerialization) のアプローチでデザインした。また、出荷に伴う環境コストを抑制するために3大陸で生産。「ゆりかごからゆりかごへ(Cradle to Cradle)」のシルバーの認証を受け、長く使用できるよう12年間の保証がついている。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

背もたれからフレームをなくすことによって、座る人の自由な動きを促す。3Dインテリジェントサスペンションと呼ぶフレームのない全面サスペンションの革新的な背もたれは、仙骨、腰部、脊柱のエリアではサポート力が高められ、上背部の端の部分はソフトに仕上げられている。また、様々な体型の人が、またあらゆる姿勢で快適に座ることができるように10か所(タイプによっては6か所)の調節機能がついている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

フレーム(枠)のない背もたれが特徴的なセイルチェアには、「枠にとらわれない」("unframed")という愛称がついている。枠にとらわれない生き方を求めるのは人間の本質のひとつであり、自由で、挑戦しがいのある仕事や生活の原動力となる。枠にとらわれない精神から生まれたセイルチェアのデザインは、そのような生き方を求める人を魅了する。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

軽やかでエレガントなフォルムは、視覚的な主張よりも、感覚に訴えるデザインとなっている。セイルチェアは従来のハーマンミラーのワークチェアより小さく、周囲に重圧感を与えないデザインになっている。また、豊富なカラーバリエーションにより、居住空間からオフィスや大規模な商業施設まで、多様なニーズに対応できる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

人間工学に基づきながら、使用する部品や素材が少なく、開発当初の段階から二酸化炭素排出量が抑えられている環境に配慮したデザイン。また、保証期間が12年間と長い。

ユーザー・社会に伝えたいこと

「ハーマンミラーが今まで生み出してきた革新的なワークチェアよりも低価格でありながら、快適で、適切なサポートが提供され、健康的で、美しさも兼ね備えたワークチェアを作ることができないだろうか」という問いからデザインを始めた。また、エコ-非物質化 (Eco-Dematerialization) のアプローチにより、部品や素材を少なくすることで、コストや二酸化炭素排出量も抑えることができた。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ハーマンミラーストア、全国のハーマンミラー正規販売代理店
http://www.hermanmiller.co.jp/find_dealer.html

審査委員の評価

次世代のオフィス環境を連想させるワークチェア。そこには周囲の視線を惹き付ける存在感がある。背はフレームのない全面サスペンションという革新的なもの、これを支える背中のY字タワーは、ブリッジの支柱となり、特徴的なテンションが造形的にもユニークである。座り心地は視覚的な印象とは違い、極めてやさしく腰全体にフィットする。座る人の体型や動き、接点を充分に計算した設計が、座ったときの安心感を生んでいる。さらに、12年間の使用保証とその先、廃棄に関しては93%の素材がリサイクル可能。選択するには十分に豊富なカラーバリエーションは、その組み合わせを楽しみたいものだ。

担当審査委員| 山田 晃三   馬場 了   平野 哲行   村上 存  

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